タイ料理が好きかどうか聞かれたら、超絶好きやでと答えざるを得ない。
辛さ、旨さ、甘さ、酸味、そして香りが絶妙にマッチしているからタイ料理は強い。台湾料理とあわせて、たぶんタイに移住したとしても、食生活に飽きずいられるなーと思っている。
今回は潮干狩りでとったアサリのタイバジル炒めをつくってみた。
つくろうとした動機は単純だ。
以前購入したガパオライス用のバジルチリペーストが賞味期限をすでに2年経過していることに気づいたのだ。
いや、正直にいうと1年前から賞味期限切れに気づいていたけども、まーいつか使うだろうという後回し力を発揮した結果、さらに1年の歳月がたったのだ。
人は年齢を重ねるごとに月日の流れの速さに驚くといわれているけれども、食品をめぐる月日はそのなかでもあっという間に感じられる。
気づいたらあっという間にあらゆるものの賞味期限が切れている。厳密にいうと、賞味期限は消費期限とことなり、本来の味じゃなくなっちゃうぜというタイミングなので、食べられないわけではない。
だけど2年はどうなんだろう。うろたえるな。食べればわかるさ。
アサリのタイ風バジル炒め(ホイライパットホラパー)の材料
タイ料理には海鮮素材や淡水の魚介類をつかったものもある。アサリもポピュラーな材料で、炒め物やスープなどに使われる。
今回作る料理はバジルと唐辛子やニンニクをつかって甘辛くアサリと野菜などを炒めるもの。
上がホラパーバジル。下がパクチー
アサリのバジル炒めのバジルは、ホラパーとよばれるタイバジルをつかったほうがよい。
だけども、今回はガパオライス用のホーリーバジルが含まれたペーストがある。だからこれを使う。ホラパーバジルも、上野のアメ横センタービル地下でシーズン中は250円ぐらいで売られているものの、なかなか手に入れにくい。
ベランダのプランターで栽培したい。
今回の材料はこちら。
- ガパオ用ペースト(唐辛子・ニンニク・ホーリーバジルなどをすりつぶしたもの)
- 甘口ブラックソイソース(甘い醤油。九州の醤油とにている。これも放置したら固まってしまったもの)
- アサリ(横浜海の公園産)
- しめじ(キノコ類は相性がいいのでいれたほうがいい。エリンギもよくあう)
- 明日葉(三浦半島西岸産。生命力が強いのでつんでから水分を維持して野菜室にいれておけば2週間ぐらい元気)
- 万能ねぎ
- ニンニク(青森産だが、冷蔵庫で成長してご覧のとおりに)
アサリのタイ風バジル炒め(ホイライパットホラパー)をつくる
フライパンに植物油をいれて、にんにくを炒める。
今回はペーストをつかうものの、そうでない場合は唐辛子も炒めて風味を引き出そう。唐辛子の種は辛いので取り除いておいたほうがいい。食感もわるくなる。
よく砂抜きしたアサリを投入して、安日本酒を豪快に投入。
この2年、安日本酒はOKストアで売っている筑後盛1升パックがお気に入りだ。安くて変なクセがないのがいい。ドバっと使おう。遠慮すんなよ。ドカンといこう。ドカンと。
ここからの作り方も簡単だ。
細かいことは考えず野菜をぶち込もう。
今回は明日葉と、しめじ。
さらにこだわるならば、明日葉の軸から入れるとシャキシャキ感を楽しむことができる。
その後、ガパオペーストを投入。
ナンプラーと胡椒で味を調整。
全体がなじんだらできあがり。
まいあがる湯気の香り。
メシが爆速で吸い込まれる予感がする。
盛り付ける。
葉山でかった波の大皿に盛りつけてみた。この皿はいろんなところで売っているものながらも、波の柄があるだけで海鮮感がでるので便利。
ご覧ください。この照りですよ。
いやね、この汁にね、ちょい固めに炊いたもち米をつけると超絶旨いんだ。
もち米がアサリの旨みを吸い込んで、実にうまい。
と、おもったら、もち米を柔らかく炊きすぎてしまい、ここには写真ができません。
柔らかくても、うまかったのだけどね。
ではでは。
平田(@tsuyoshi_hirata)
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▼ホーリーバジルペーストは、鶏か豚ひき肉と炒めてつかうのが基本ながらも魚介を炒めるのにも向いている
▼ブラックソイソースは、魚介の煮付けなどにも向いている。甘じょっぱくどろりとしている。冷蔵庫に放置していると、やがて水分がとんで固着するので注意。炒め物にも向いている。
▼ナンプラーは色合いがゴールドに近いほど上質という説があり、これは色合いがじつにきれいなナンプラー。雑味がなく、なんにでも使える。