淡白な味わいで、加熱すると身がふわっとする太刀魚。
丁寧におろすときは3枚おろしですが、ある程度まとまった量をさばくときは大名おろしでスピーディーに下処理していく人が多いんじゃないでしょうか。
そうなると大量の中骨が残るはず。
この中骨からスプーンをつかって中落ちをとっていきます。
細かい作業。ざっくりやってもOK。
すると中骨が透けてくる。
この集めた中落ちに、以下の材料を入れて和える。
- 塩(種類はお好みで)
- ごま油(かどや銀印がオススメ)
- すりごま
- 胡椒
- にんにくペースト
※味の素or昆布だしをごく少量いれると総合力があがるがお好みで。
あとは中央をすこしへこまして色が濃い目の盛り付ける。身が白いので白い皿よりは濃い目がよいのです。
そのクレーター状のへこみに、からざをとった卵黄をトッピング。万能ねぎをちらして胡椒をする。糸唐辛子を中央に盛り付けると華やか。松の実やクコの実がある場合はかざるとさらに本格的に。
食べるときは、卵黄をつぶして混ぜ合わせて、酢橘をしぼって食べる。
淡白なタチウオに強めの香りのゴマ油のコクとニンニクの風味が加わり、卵黄が全体を覆ってまろやかさ。酢橘特有の香りも鼻にぬけてすばらしい味わい。
タチウオの中骨は廃棄されるほかに、骨せんべいにして食べたり、アラ炊きの原料にされたりするわけですが、その中落ち部分は身のなかでも旨みがある部位なので、生食できるということは覚えておきたいですね。
中落ちをとったあとに、骨せんべいやアラ炊きにすればよいのだと思います。
ただし、マグロなどと違ってそれほど身がとれないので写真ぐらいの中落ちをとるには数十尾分必要だったりします。夕マズメから夜釣りなどで岸釣りで数本釣って食べる場合などは、小椀程度なので、ちょっとした酒のつまみとしてとらえておくとよいと思います。ほかには、中落ちにくわえて、皮を引いた身を叩いてくわえるのもよいですよ。
ではでは。
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