両軸リールはシマノを選ぶことが多いんですが、最大糸巻き量と下巻量の関係を毎回計算していて厄介だなと思っていたんですね。
たとえば、先日「オシアコンクエスト200HG」を買うときに悩んだのが、以下の通り。
PE1号が440m,、PE2号が200m巻けるとして、PE1号を300m巻くためには下巻量として、何号を何メートル巻けばいいのか。
これ下巻するラインの種別や号数によって変化するわけです。
「シマノカスタマセンター」の「糸巻量計算ツール」で下巻量が一目瞭然
これを、ぱっと判断する方法はないのかなと調べていたら、見つかったのがシマノセールス株式会社が運営する「シマノカスタマセンター」の「糸巻量計算ツール」です。
こんなのあったんだな。
たぶん、シマノ製リールを持っている人のなかでもこのページの存在を知っているのはほんの一握りな気がします。
ざっくり説明すると、簡単な入力で先ほどの糸巻量・下巻量についての悩みをすべて解決してくれるツールです。
使い方について、説明しておきます。
<例>オシアコンクエスト200HGにPEライン1号を300m巻きたい場合に下巻ライン(ナイロン5号)がどれぐらい必要か
スペックは以下の通り。
- PE1号-440m
- PE2号-200m
- PE1号-200m(スプールの下巻きライン部(上ライン)まで下巻きをした場合)
- PE1.5号-200m(スプールの下巻きライン部(下ライン)まで下巻きをした場合)
まず、PE1号を選ぶ。
あれ。
400mって出ますね。
「オシアコンクエスト200HG」は、カタログスペックで「PE1号440m」とあるのですが、ちょっと誤差がありますね。
算出される糸巻量はあくまでも目安としてご利用ください。
はい、ここは、四の五の言わず、ドンピシャで数字がでるわけではないと理解しておきましょう。
次に上糸としてPE1号を300m巻くとします。
さらに下巻ラインとしてナイロン5号を巻くことを想定して算出する。
結果、ナイロン5号の下巻必要量は25mと出ました。
どうでしょう。すごく便利じゃないですかね。
あれこれ計算なしで、上糸に対して下巻に使用する糸の必要量がでるという凄さ。
ナイロンとフロロカーボンについてはlb.表記での計算もできるので、ルアー派の方にも使いやすくできています。
上糸の糸巻き量と下巻量の誤差をできるだけ出さないために
シマノ製リールをさらに使い込むのにかなり便利なシマノ公式の「糸巻量計算ツール」。
このツールを使わない場合も同じですが、ラインを巻くときに一定のテンションをかけてきつめにしないと、どうしても巻ききらないというのはあります。
他に、この「糸巻量計算ツール」の下巻ライン号数・lb.表記は、国内基準に準拠していると思われます。
なので、号数の基準が異なる海外製のバルクラインなどを下巻として巻いてしまうと、さらに誤差はでると思います。だいたい海外製品は太いので。
できるだけリールに巻く糸巻き量の誤差を出したくない場合は、下巻糸として、国産のナイロンバルクライン(海外製でも国内規格)を使うとよいでしょう。
まとめ
今回は、リールを選ぶ際にだれもが悩む、リールの糸巻量・下巻量についてお話しました。
PE1号が200m巻ける、PE2号が150m巻けるなどであればわかりやすいんですが、カタログにのっていない号数を巻いたり、下巻を考えるときには本当に便利ですね!
シマノ製リールにかぎりますが、「糸巻量計算ツール」を使うことで、サクッと上糸と下巻量が決まるわけです。
これで、糸巻き量についての不安はクリアですね。
シマノさんは、こんなに便利なツールがあるのならば、リールのスペックページ下部にリンクしておけばよいのになと思うばかりです。
ではでは。
平田(@tsuyoshi_hirata)
参考:シマノカスタマセンター「糸巻量計算ツール」
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