秋から冬は気温も下がり、空も乾燥するため釣魚の干物づくりにも最適です。
今回はアジの干物づくりに便利なアイテムを紹介します。
目次
アジの干物の作り方
釣り上げたアジは以下の工程で簡単に干物にすることできます。詳細は過去の記事をチェックしてみてください。
- アジの鱗を落とす
- アジのゼイゴ(側線部の棘)をとる
- アジのエラ・内臓・血合いをとって洗い流す
- アジの水分をぬぐう
- アジを開く(背開きor腹開き)
- アジを海水程度の塩水+日本酒少々につけこむ(気温・大きさ・脂ノリ・保存性を高めるか否かで15分~1時間)
- アジの表面の塩水を洗い流す
- アジの水分をぬぐう
- 寒風が吹く屋外で干す(干物用の網を使用して半日~1日)
あえて言おう。釣った黄アジで作る自家製干物は最強である!!!!! 日本人の食生活には切っても切れない干物。 その中でもアジの干物は、もっともなじみ深い干物ではないだろうか。 まさにヒモノ・オブ・ザ・ヒモノズ・・・ なんとも偉大...
アジの干物づくりのポイントの一つが血合の除去
臭みが少なく、保存性の高いアジの干物づくりのポイントはいろいろあるのですが、その一つが血合いをしっかり除去するという点です。
アジを干物に仕上げたあとも頭部や中骨部分の血合がのこっていると、生臭みがどうしても強くなり雑菌も繁殖しやすくなります。
東京湾産の黄アジの頭部を落とした断面図
黄アジの血合をきれいに除去した図
アジの血合いをしっかりとるために100均で買える便利なアイテム
アジの血合いは流水で洗いながら指でしごくことにより、あらかたはとれるのですが、中骨の間にはいった血合いは落としづらいわけです。
この時便利なのが、100均で買えるアイテムです。
キッチン用ハードブラシ。持ち手がしっかりしている。ブラシ部分劣化しにくく、大型の魚にも便利。
- 歯ブラシ
- 自転車等の整備用ブラシ
- キッチン用ハードブラシ
これらのアイテムをつかって身がそげない程度に血合いを落としていくと、上手に干物をつくることができます。
※ハードタイプはブラシが劣化しにくく詰まった汚れも取り除きやすいが、身が削れやすいので力の加減が必要。身が柔らかい魚には向いていない
ブラシ類の掃除
血合をとったあとのブラシは放置せず、指でしごきながら流水で洗浄し、固形物を洗い流しましょう。つまようじを使うと細かい残骸も取り除きやすいです。
また洗浄後は、キッチンハイターを薄めたぬるま湯に漬けこみ、その後完全乾燥しておくと雑菌も消毒され、次回の干物づくりへの使用も安心です。
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