スマフォ経由でゲームを楽しんだり、アプリを活用することも増えてきていると思います。
今回お知らせしたいのは、iPhoneのサブスクリプション契約(月額継続契約)についてなのですが、気づかないうちに契約をしたり、無料トライアル契約をしたまま、気づかないうちに使用していないアプリの課金が継続されているかもよという話です。
国内のアプリの場合、それほど酷い契約のさせかたをしているところは少ないと思うのですが、海外のアプリのなかには詐欺的な方法で契約させて収益をあげているものもあります。
一度ご自分のiPhoneをチェックしてみましょう。
ios「海釣図」の有料版(サブスクリプション)を契約したままだった件
今回、わたしが知らず知らず1年以上契約をしたままだったのは「海釣図(かいちょうず)」というアプリです。このアプリは後継バージョンが登場しているので、2019年末でサービスが終了します。
船釣りをする人向けのアプリで、海底の水深や地形などがわかるため、プレジャーボートや手漕ぎボートで釣りをする人はインストールしているかもしれません。
はじめにいっておくと、この記事では「このアプリが悪いぜ」ということを伝えたいわけではありません。
そうではなくて、サブスク契約は一定数契約自体を忘れる人がいることに注意喚起したいのと、iPhone(ios)の場合、解約するステップがやや複雑ということをお伝えできればと思います。
気づかないうちにお金を払い続けているって、どんなに安価でもあんまり気持ちがいいものではないですからね。
こちらが海釣図。
iPhoneのサブスクリプション契約の解約の仕方
海釣図の場合、サービスを実用レベルで使うには、有料月額プラン(初月1か月無料。以降月額400円)の契約が必要です。
わたしの場合、この初月無料の期間で数日みてアンインストールしたのですが、iosの仕組み上、サブスク契約とアプリのアンインストールが連動していないというのを、しっかりみていなかったのです。
これが落とし穴です。
お知らせまでクリックしてみると解約方法についての解説がありますね。
解約(定額購読月額チケット)についての注意事項は書いてある通り。
一方、サブスク契約になれてない場合は、この解約方法あたりはあんまり見ないんじゃないかなと思います。海釣図については詳しく書いてありますが、こういった説明ってどのアプリでも深めの階層にあるので認知しないでアンインストールで済ます人もいそうな気も。
知らないでサブスクリプション契約の無料期間に有料契約をし、「このアプリ、もうつかわないからアンインストールしよーっと」ってな具合に、アンインストールすると、実際は契約自体は解約されず、ずーっと課金されつづけるという仕組みなんです。
しかもクセモノなのが、iPhoneのホーム画面にはアプリ自体がなくなってしまうので存在自体に気づかなくなるんです。
iosのサブスク契約とアプリのインストール&アンインストールが連動していないから仕方ないんですけどね。
これは毎月の請求メールの金額詳細をしっかりみているとわかるのですが、スマフォの請求金額ってあまり見ない人も多いんじゃないでしょうか。少額のアプリの場合、なおさらな気がします。月額が2,000円増えたりすると気づくかもだけど、数百円だとあんまり気づかなそうです。
私の場合、この請求メール(iosのメルアド)は未読のまま放置してました。
それで1年以上たって、あるときにicloudのストレージの契約を変更しようと思ったついでに、たまった請求メールをみたんです。
で、「あれ、なにこれ。なんでこのアプリ使ってないのにお金払ってるんだっけ?って、おい!」ってな具合に継続課金されていたことに気づいたわけです。
みなさんも、アプリがホーム画面にあるなしとは別に課金されているアプリ契約がないか確認してみましょう。
※以下英文と日本文が混じってますが脳内で切り替えてみてください。
iPhoneの設定画面から「itunes StoreとApp Store」を選択。
一番上のApple IDをクリック。
Subscriptions(サブスクリプション)をクリック。
するとこのようにサブスクリプション契約をしているアプリが表示されます。
他にもApp storeの「アカウント画面」の「登録の管理」からもサブスクリプション契約のチェックができます。
わたしの場合は、基本的にスポット課金のアプリやゲームしかやらないため、課金されていたのは「海釣図」だけだったので、神速で解約しました。
どうやら1年強、月額400円を知らず知らず払い続けていたようです。自業自得なんですけどねー。無念。ゲンプウかレブロスが買えたなー。。。
みなさんはどうでしょう。
知らず知らずのうちに、サブスク契約してませんでしたか?
月額課金のサービスは契約を忘れているユーザーが一定数いる
そのむかしクラウドサービスの企業で働いていたんですが、月額課金サービスは意外とつかってないのに契約を忘れているユーザーがいるんです。
マーケティングコストをさけるためにオンラインでの契約で完結させるサービスが増えてきてますね。無料トライアルで心理的なハードルを下げ、簡単にできるようにしておくと、とりあえずユーザーは契約をするわけです。
すると、ユーザーはやがて契約をしていることをわすれてしまってお金だけクレジットカード経由等で払い続けるという流れです。
法人の場合、請求払いだったらまだ気づいたりするんですがね。企業規模が大きくなると請求部署と契約部署がことなっていたり当事者も増えるのでより忘れやすくなります。
B to Bなど良心的な企業であれば、カスタマーサポートからのリテンションの電話や利用に関するアナウンスメールなどが送られてくるので、「あ、つかってねーな解約しよ」と気づくのですが、今回のようにスマフォでいったん契約したあとはなんにも連絡がないようなものは尚のこと忘れがちですね。うーむ。
まとめ
特に海外の無料ゲームアプリなどは無料トライアルのまま、サブスクリプション契約してしまっていることもあると思います。ポップアップやらでよくわからないうちに巧妙に契約させるようなアプリもあるようです。
デベロッパー(アプリの配信元)によって無料トライアルの期間設定などがされていますが、無料トライアル期間内に解約処理を「アプリのアンインストール」ではなくサブスクリプションの管理画面で行わないといけないと覚えておきましょう。
いずれにせよ、無駄なお金をつかわないためには、無料トライアルの内容をしっかり確認しつつ、請求メールはしっかり確認しましょうね。
ではでは。
平田(@tsuyoshi_hirata)