魚と釣り人をつなぐ唯一の道具してライン(釣り糸)がありますね。
どんなに優れた竿とリールでもラインが切れたらおしまいです。思えば、幼いときに釣りをはじめてから何度ラインブレイクをしたことでしょう。
現在ラインにはさまざまな種類があります。ナイロン、フロロカーボン、エステル、複合素材、PEなどなど。
それぞれ強み弱みがあるため、誰もが用途によって使い分けていることでしょう。
今回、ロッドのガイドでおなじみのFujiこと富士工業さんが面白い動画を公開していたので紹介します。
まず用意されているのは相模湾のキハダマグロクラスでも対応できるナイロンライン80lb.クラスです。これを、きれいなお姉さんがティッシュペーパーで数度こすると、あら不思議。
摩擦熱でラインがかんたんにラインブレイクします。
80lb.クラスでもナイロンは摩擦熱に弱いわけですね。コーティングにもよるのかもしれないですが。
それほど大きな魚を釣っているときでなければ関係ありませんが、たしかにキハダマグロなどの引きが強い魚に対して、はガイドとライン間でかなりの摩擦熱が生じるはずです。
▼かなりあっさり切れる様子を釣り人は一度はチェックしておくとよいでしょう。
▼GTタックル(PE6号、ナイロン130lb.)クラスでも
▼濡れたPE6号でも
この動画は「あなたのガイドはSiCですか?」という問いかけで終わっています。
富士工業のSiCガイドは、ハードガイドより放熱性が高く、摩擦熱が生じにくいというわけですね。
ちなみに、同社のサイトには以下の説明があります。
超・放熱性
SiCは、改良型ハードリングの5.7倍という圧倒的な熱伝導率。ラインが急に強く引っ張られる時や大きな魚を寄せる時、リングとの接点には瞬間的に高熱が発生します。SiCリングは、その熱を一瞬で拡散し、大切なラインを守ります。
メーカー情報:富士工業株式会社