真冬の江の島で朝まで堤防釣りをするとこうなる・・・

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江ノ島でぶっこみ釣り
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平田さん、はじめまして。いつもORETSURIをメチャクチャたのしみにしています。わたしは小学2年の釣り好きな女の子なのですが、今の時期に江ノ島の堤防で夜釣りをすると何が釣れるのでしょうか?昨日お風呂に入っているときにふと気になったので、パパにきいたところ、「そんなん何も釣れるわけないじゃん。ボウズ必至」と、なんともつれない回答でした。これだから大人ってイヤです。でも、わたしはきっと何かが釣れると思っているんです。そこで、平田さんやORETSURI仲間に調査してほしいのです。『貴殿』でも構いませんので何か釣ってみてください。むしろどんな『貴殿』が釣れるかメチャクチャ楽しみにしています!!

夕香

と、

いうような小学2年生の釣り好きの女の子からの質問を強引に捏造してみました。

みなさん、どうもこんにちは。ORETSURI平田(@tsuyoshi_hirata)です。

寒さも深まる12月某日。

街ではコート姿がなじんでいるものの、海はまだ水温が高く、まだだ、まだ終わらんよと。夕香ちゃんの疑問に回答するために夜の江ノ島の堤防に釣りにいってみたわけです。

今回の同行者はナイスガイまつともさん(@BigGame_BigOne)。

じゃあ、いってみよう。

目次

真夜中の腰越漁港という名の穴場?

まつとも氏のガラガラが便利。

まず深夜に合流したまつとも氏とわたしがむかったのは腰越漁港。

いままで江ノ島にタコ釣りにいく間に気になっていたものの、毎度スルーしていたポイント。

どうやら釣り禁止でも夜釣り禁止でもなさそうなので、堤防内側でぶっこみ釣りをすることに。

付近を偵察すると、、、

、、、

、、、

不穏なかたまりが。

え、死体?

ガクブル次郎。

と、思ったら、

謎の襤褸+小学生あたりがかぶっているスイミングキャップ。

浜で泳いでいて帽子だけ流されたのだろうか。

そんなにこの種の帽子ってとれないよな。

むしろ、小学生のころスイミングキャップのゴムがきつすぎて頭いたくなったしなー。

で、なんでそれが堤防の上にあるのだろうか。

これはこれで、怖いなと思いながらも、とりあえず釣りをすることに。

我々は夕香ちゃんの疑問に回答を出さなければならないですしね。

期待には必ず応える。それがORETSURIのモットーですし。

餌は東京湾産マアジ(豆アジサイズ)を冷凍しておいたもの。

これを前日朝から自然解凍していおたら、いい感じにオイニーが濃くなっている状態。

わたし「釣れたな。」

まつとも氏「間違いないですよ。」

わたし「クエ釣れるかも。」

まつとも氏「間違いないですよ。」

というように、夜釣りというのは釣り人の活性をアゲアゲにするには十分な要素であるようです。

このように仕掛けを組み、小場所にしては大袈裟なタックルでぶっこむ。

・・・

ボチャン。

即、着底。

水深2mぐらいかな。

干潮ということもあるけど滅茶浅いな。足元は1mぐらい。

一体、我々は釣り人のだれもいない真夜中の腰越漁港で何を釣ろうとしているのか。

鈴をつけてスタンバイOK。

もう一つは安全牌のサバのハラミ短冊2本漬け。

これで、大物が釣れなくても、アナゴやダイナンウミヘビやホタテウミヘビやその他の得体の知れない貴殿たちはイチコロでしょう。

結果を出す。

それがORETSURIのモットーですしね。

深夜2時ぐらい。

常夜灯の明暗で魚の活性が高まるかとおもったら、高まったのは地元のDQNキッズだけのようで、お決まりの原付などを吹かしている状態。

さて、あたりもないぞ。

と、

思ったら、まつとも氏の石鯛竿のリールのラインアラームが。

カタカタカタ。

む!

クエか!?

まつとも氏「抜けました。クエかもしれないです・・・」

やがて、潮が満ち始め、DQNキッズもそろそろ眠くなったのか帰宅の様子。

足元の水深1mと異様に水深が浅い腰越漁港に、いささか魚っ気がでてきたようで、常夜灯下で散発的にシーバス(40前後)のボイルが確認できる状態。

わたし「そろそろだな。」

まつとも氏「間違いないですよ。」

一瞬、わたしのワールドモンスターが引き込まれたかのような気がして、PCやスマフォの見過ぎによる幻視なのかわからないまま、仕掛けを回収してみると・・・

わたし「…これは!」

まつとも氏「多分クエです。全体的にかみついて吐き出していますね」

わたし「…」

一行からもやのように立ち上る闘気。

これらを敏感に察知して、腰越漁港に潜むクエは好物の小魚に警戒しているのだろうか。

・・・

と、油断をしていたら、サバのハラスをつけたショアガンエボルブのドラグが、

ギィィー、

と、鳴ったかと思うと、サーフスタンド(竿置き)が海に落水!

な、なんて引きだ!

まさか、クエか!

それにしても、MLのスピニングロッド(パックロッド)、PE1.5号にヤツがきてしまったのか。

・・・

とはいえ、常識的に考えて、相模湾の小場所の漁港内側というこのシチューエ―ションで一番濃厚なのは、我らがアカエイ。

が、アカエイにしてはやけに首をふっているような泳ぎをするぞ。

まつとも氏「何ですかね?アカエイですかね?」

わたし「いや、アカエイにしてはやけに泳ぐんだよね!」

アカエイにしては泳ぐ。

何気なく吐いた言葉ではあるが、わたしはこの言葉をこれまで何度口にしたことか。

またか、

いやこれは、

もしかして、

もしか、

もしかもしか、

まさか、

まさかの将門?

・・・

・・・

・・・

・・・

・・・

・・・

・・・

???

え!???

き、

貴殿でしたか・・・

(尾っぽが切られたアカエイ氏)

アカエイ氏「残念だが、腰越漁港に眠る鉱物資源の秘密は貴様らには渡さんぞ!ふはははは。ジーク・ジオン!」

・・・

さあて、リリースすっか。

ざぶん。

ゆっくり海に沈もうとするサーフスタンドは、まつとも氏のサポートにより、なんとか救助されました。

よかった。

一人で来てたら、今頃海底だな。

むしろ水深1mぐらいだからなんとか釣りあげられたかもなんだけど。

・・・

とりま、腰越漁港に見切りをつけて一行は本命の江ノ島湘南大堤防へ。

わたし「まーなんというか、腰越漁港とかもう人生で二度と来ないと思う。」

まつとも氏「間違いないですね。」

こうして、なぜ夜の腰越漁港に釣り人が全くいないかの理由がよくわかったわけである。

決戦!江ノ島大堤防で完徹フィッシング

ここまで、SEO的な観点を一切無視して記事を書いてきたものの、ちょっと気になるのが読者がここまでついてこれているのだろうかという疑問。

が、そうしたSEOライティングやらPV稼ぎネタに飽きた釣り人の「続きはよ!」「ジーク、ORETSURI!」の声を信じて、ここからも突き進もうと思います。

まつとも氏「ここ、駐車料金、夜なのに1時間400円ですね、しかも上限なしですよ…」

わたし「ふはははは。まーアレだよ。結果よければよいでしょう。」

と、余裕綽々ぶりを演出しながら、内心いつもバイクできているので毒づきながら江ノ島が誇る湘南大堤防へ。

この釣り場で夜釣りをする人に伝えたいのは、馬路でここは釣れないという点です。

とくに冬場の夜釣りなんてほんと釣れません。

イソメでゴンズイぐらいです。

だが、しかし、やはり気になるのは、アレです。

釣れないの向こう側に何があるのか?

そういうところに、釣りの真理があるのではないでしょうか。

駐車場には謎韓流POPのCDが散乱。

湘南大堤防に到着後、釣り人が先端角っこに一人。

あいさつがてら釣況をきいてみると、サビキを投げているとのこと。

それはそれで釣れないだろうな。

と、人のことをいう自分は何をなげるのか・・・

・・・

・・・

・・・

安定のアジ1尾ぶっこみです。

これはなんらかのフラグがたったな、と思いながらも初志貫徹。

対岸はネオン。

こちらは漆黒。

仕掛けをなげて、まつとも氏が日頃の疲れからか寝るという。

わたし「いまさ、ドラグ出た気がしない?」

まつとも氏「でましたねー。zzz」

という具合に発言の返答をきくまえに速攻で寝るという芸当がたくましい限り。

時間だけすぎていく。

アタリはない。

うちかえすために、仕掛けをあげると、おそらく夜光虫が数尾アジにたかっている状態。こやつら、魚肉たべるんだよなー。腹だけえぐられているのは、カニや小魚のほかに夜光虫の仕業なのかも。

とりあえず寝つづける人。

む、今、竿がひきこまれたようなひきこまれなかったような。

そう、長時間夜釣り独特の幻である。

鈴をつければ、一切なっていない鈴が鳴ったかのように感じ、鈴をつけねば、穂先が引き込まれたかのように見えるというアレ。

念のために回収してみると、

腹側にくわえて、背側がえぐられた状態。

うーむ。

(この記事は何を落としどころにするんだろう)

やがて夜もあけて・・・

うーむ。

(やばいぞ、一切、特筆すべきところがないぞ)

と、その時。

あれ、サバ餌をつけたショアガンエボルブの穂先が、右に引っ張られてもどったような。

潮かな。

とりあえず回収してみようか。

・・・

あ、根がかった。

これはあれだな、

もう撤退のシグナルだな。

一軍の将として、馬路寝にふける、まつとも氏にも撤退をよびかけよう。

そう、俺は、猛烈にデニーズでモーニングしたい。

雨も降ってきたしな。

夕香ちゃんの質問とかもうどうでもいいし。

と、根がかりがとれたけど、コンビニの袋(小)ぐらいがついている抵抗が・・・

これは、まさかの。

まさかの将門!!?

・・・

・・・

・・・

・・・

・・・

・・・

・・・

・・・

・・・

た、タコやんけ!

ハモ針が見事に脚にフッキングしているマダコ氏。

とりあえず、より大きくみせるために接写しておこう。

わたし「タコ釣った!俺、タコ釣ったよ!ほらみてみてみて!!」

まつとも氏「あー、タコですね。」

という具合に寝起き+風邪という状況でそっけないまつとも氏。

とりあえず。

この過酷な状況で何かが釣れたからもういいだろう。

明るくなると鳥が増える。

そして、風邪ひき2名の堤防どうでしょうが終わった。

一体、この大袈裟な仕掛けで何を釣るつもりだったのか、自分に問いかけたい。

一体、この大袈裟な網で何をランディングするつもりだったのか・・・

当然、12月後半の江の島で朝まで夜釣りをするような暇な人はおらず、堤防は清々しいほどに無人。

朝まで4時間釣りをしていたため、駐車料金は1,600円。

寒さと風邪からくる寒気とだるさをこらえて、この仕打ち。

だが、それがいい。

とりあえず、デニーズでモーニングでしょ。

夜釣りのあとの早朝は、いつでもなんだか世界のはじまりをみつけてしまったかのようで、どことなく本音で話せるような気もする。

デニーズのモーニングでは目玉焼きがオススメで、わたしはサニーサイドアップ。

まつとも氏は名前が覚えられなかったけど、もっと熱が入ったもの。

味噌汁が骨身にしみる。

咳がとまらず、寒気がするなかで、ドリンクバーのカモミール&ミントティーがちょうどいい。

釣り人はこうして、いくつもの不毛な朝をむかえて、それでもまた釣りにいくのだ。

まつとも氏「楽しかったですよね。」

わたし「うん、たのしかったよね。」

まつとも氏「楽しかった。」

わたし「うん、たのしかった。」

まつとも氏「またいきましょう。」

わたし「うん、またいこう。」

『釣れない釣り』というものが世の中にはある。

釣りとはなんなのか。

魚を釣ることなのか。

苦行なのか。

よくわからないけども、船釣りなどの費用対効果のいい大人の釣りもあれば、こういう見る人から見れば誰得的な無駄な釣りもまたいいかもなと思った。

今の時期に江ノ島の堤防で夜釣りをすると何が釣れるのでしょうか?

ということで、夕香ちゃん。

今の時期におっさん2名が江ノ島の堤防で朝まで夜釣りをすると釣れるのは、

  • それほど大きくないアカエイ(尾っぽが切れたもの)
  • マダコの小さいやつ

です。

それと、江ノ島で朝まで夜釣りをすることがあれば朝デニーズがオススメです。

よろしくどうぞ。

ではでは。

平田 剛士(@tsuyoshi_hirata

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