はじめて自作仕掛けで「湾フグ(ショウサイフグ)釣り」に挑戦した話@羽田えさ政釣船店

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湾フグ仕掛け
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~この記事は約 6 分で読めます~

9月1日に羽田えさ政丸さんからショウサイフグのカットウ釣りにデビューしましたが、そのときはホロ苦でした。

その報告を編集長の平田さんに行ったところ、メイン画像の通り、

「木田さんは仕掛けを自作するようになる。きっとそうなる。」との予言。

忙しいし、仕掛けは購入でいいや、、、と思っていたのですが、ホロ苦のショウサイフグ釣りで竿頭だった方がチラシ針仕掛けを使っていたり、ウェブでカットウフグチラシ針仕掛けの自作についての記事を見たり、、、ということがあり、ひょっとすると自作できるかも・・・と夢想がはじまり、結局いそいそと材料を買い集め、フグカットウチラシ針仕掛けを自作することになってしまいました。

贔屓にしている釣具店キャスティングで、チラシ針の仕掛けが売ってなかったり、中間製品みたいなパーツが1個900円と高値で販売されているのを見ちゃったことも影響しています。

10月8日にその自作仕掛けでショウサイフグカットウ釣りに単独釣行してきましたので、そのレポートをいたします。

お世話になったのは今回も羽田えさ政さんです。

目次

自作のフグカットウ仕掛け(チラシ針)

カットウ仕掛けの材料はこんな感じです。

できあがりがこちら。

テンヤ状の針にアルゼンチン赤海老を一本がけする仕掛けと異なり、えさをつける針が3つついているところが特徴です。

ちなみに、この針にはエビの尻尾部分をぶつ切りにして縫い刺しにします。

仕掛けの作り方はウェブでさがすといろいろ出てくるかと思います。私はこちらの記事を参考にしました。

一応見かけ上は、それなりかと思います。

3つ作ったので、ちょっとずつ上手になってゆくのが嬉しい。

ちなみに工程の中で一番好きな部分は、ハリスと針を外掛け結びで結ぶところです。その部分でバレないか100%自信がある訳ではないので、瞬間接着剤を1、2滴つけています。

では、その釣行の良かったことを2つ、良くなかったことを2つ、とっても悪かったところ1つを見てゆきましょう。最後に学びを2つ書いています。

良かった点その1(リーダーがしっかり結べるようになった)

自作の仕掛けとは関係ありませんが、このところ毎朝、FGノットを練習するのを日課にしたんです。

それで、結構上手になってきたという自負があるのですが、この日の本番FGノットは最後までトラブルなくもってくれました。これがひとつの自信になりました。

良かった点その2(フグの釣果が増えた)

写真では5匹しか写っていませんが、7匹の釣果でした。

自作しようが、購入しようが仕掛けは釣るためにあるので、初回釣行の3匹から倍以上の釣果伸長という意味では良かったです。これは純粋に嬉しい。

次は良くなかったこと。。。です。

悪かった点その1(チラシ針が外れてしまった)

釣っている最中、チラシ針が取れてしまうという事案が発生しました。

1回ならず、2回も。。。これは3本の針を固定している『クリップ』と呼ばれる画面中央のパーツのカシメが弱い。ということを示しています。

この針にフグを掛けるのではないため、この針が取れちゃったから釣れないということはないのですが、つけられるえさが減りますので、アピール度が極端に下がるはずです。

なので針が取れちゃった瞬間に仕掛けは退役です。

これは製造上の問題ですね。次回作のときには改善したいと思います。

また、針が全部外側を向かなければいけないのですが、あまり、外側向いていないですね。反省。

悪かった点その2

当日の海況は少々うねりがあり、簡単な状況ではなかったのですが、午後、船長が船を回してくれた場所の潮の流れは本当に早かったです。

人がジョギングするくらいの速さで流れていた気がします。

こちらは竿を持ちながら、片手で必死に撮った写真。

糸が真左に流れ、穂先もかなり曲がっています。

画面右側が「みよし」、画面左側が「とも」です。私は左舷みよしから2番目でしたので、お祭りしないかヒヤヒヤ。

自作の仕掛けに利用しているのは10号のフグ仕掛け用の中通しオモリでしたが、10号ではまったく着底しません。

多分、、、ですが、着底を感じとれないのではなく、着底していないのだと思います。

そこで、オモリを重くしよう。。。と思うのですが、対応方法がわからず、結局行った対応が(恥ずかしいくらいお見苦しいですが)以下の対応です。

10号オモリ2つをリーダーで結び、結んだ2つのオモリを仕掛けにつける。。。こんなんじゃ釣れないですよね、はい、釣れませんでした。

せっかく自作するのですから、どのような海況にも合わせられるよう、8号、10号、15号、20号くらいの対応をしていけばよかったと思った次第です。

技術的には全く同じなので問題なく作れます。

釣具店のお店に並ぶのはボリュームゾーンの商品に偏りがちですので、8号、10号以外は手に入りづらいと思いますが、自作であればそうした制限は全くなくなります。

ちなみに、この海況で大とも(船尾)の釣り座の人は大型のショウサイフグを連続で釣り上げていました。

理由は分からないけれど、なにかあるんでしょうね。自分より潮下に誰もいないので、糸を自由に出せるとか・・・。あぁ、うらやましい。

悪かった点その3

上で述べた通り、結局7匹の釣果だったのですが、船上で身欠にしてもらいました。

大きい3匹は問題ない、中っくらいの2匹は、まあ許してやるレベルですが、小さい2匹は完全にリリースサイズだなと思いました。これは大反省。

大きいフグが先に釣れて、その後、小さいのが釣れたら比較的余裕を持てて、もしかしたらリリースできたのかもしれません。

が、実際には逆の順番に釣れたので、リリースする勇気がでず、結局キープしてしまいました。

フグは頭が大きい魚なので、こうしてみると食べるところも少なく、なんとなくかわいそうな気持ちのみです。

フグが小さいんじゃない、自分の人間が小さんだ。

人それぞれですが、自分は次回からは小さいのは絶対にリリースしよう。と心に誓ったのでした。

学んだ点その1(バナメイエビは釣れないかも)

今回、えさ代を節約するために、スーパーで買った『バナメイエビ』を持ち込みました。

スーパーで最もポピュラーなエビですので、アルゼンチン赤海老よりはずっと手に入りやすいと思います。値段もこなれています。

3つのエビのぶつ切りが見えますが、画面上の赤みのないエビがバナメイエビです。

明らかにそれ以外の2つと違いますね。

バナメイエビは身が硬めで身持ちが良いのですが、一切バイトしませんでした。

多分、アルゼンチン赤海老より美味しくないか、匂いが弱いか、食べづらいか、なにかフグにとって、魅力がないのだと思います。同じエビだと思うんですけどね。

なので、これからのカットウ釣りでのえさはアルゼンチン赤海老一択かな。

これが一ツ目の学びです。

学んだ点その2(フグは一番短い針のエサを食べるかも?)

えさ政の船に乗り込むインストラクター(普通の船で言う仲乗りさん?)に出船前に教えてもらったのですが、チラシ針は3つあっても、フグは一番短い針のえさに食いつくので、良い餌をその短い針につけると良い。

とのことでした。

へー、そんなもんかなと思ったのですが、実際に釣ってみるとまさにそのとおりで、ほぼ一番短い針のえさにバイトしてました。

理由は分からないのですが、その習性を反映して仕掛けを工夫できるのではないか?と思っている次第です。

今は、1) スナップ直下、2) 5cmのエダスの先、3) 6cmのエダスの先の3本で針を組んでいるのですが、全部スナップ直下にしちゃっても面白いかもしれません。

ショウサイフグは美味しかった

個人的にリリースサイズの2匹も含め、7匹は全部、お刺身とからあげで美味しくいただきました。

ショウサイフグの湯引き

定番のフグ唐。

ショウサイフグは釣り方も食味も気に入ったので、仕掛けづくりの腕も釣りの腕も上げてまた挑戦したいと思っています。

タックル類

お世話になった船宿

東京羽田 えさ政釣船店
http://www.esamasa.jp/
〒144-0043 東京都大田区羽田6-12-4
TEL03-3743-1585

都内の多摩川沿い羽田にある釣り船。羽田空港線天空橋駅下車徒歩6分。9月は湾フグと呼ばれるショウサイフグのほかに、アジ、タチウオなどで出船。

■寄稿者

木田 和廣
オフでは水泳と釣り。オンではGoogle アナリティクスによるWeb解析コンサルタント、Tableauによるビジュアルデータ分析コンサルタントをしています。Web解析に関する本も書いてますよ。

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