なぜボクは釣りで「ボート免許」を取ろうと思ったか

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こんにちは、木田です。

暑い暑いお盆のドまんなか、無事卒業すれば国家試験免除で免許が手に入る、いわゆる「教習所」で2級小型船舶免許の講習を受けてきました。

学科は満点合格、実技も無事合格して、現在、免許申請中。9月初旬には免許が手に入るはずです。

ボート免許の講習中に釣りをするはずもないので、実釣の話は一切出て来ません。が免許取得のモチベーションは間違いなく釣りのためですので、参考にしていただける向きもあるかと思って寄稿する次第です。

今回のボート取得は釣り仲間の下衆大将と2人で行きました。友達がいると心強いし、自分の記憶のあやふやな部分を補えるので、自分もこれから免許取るぞ。という方はお友達を誘って行くのも良いと思います。

目次

そもそも2級小型船舶免許って?

船外機付きのボート(=いわゆる、2馬力を超えるもの)やプレジャーボートを操縦するために必要な免許です。大きく分けると1級、2級と2種類あります。(2級には、湖川限定もあるようなのですが、この記事は免許制度を詳述するものではないので割愛します。)

1級、2級のどちらの免許でも操縦できる船の大きさ(トン数)は20トンまでと、全く同じです。20トンの船・・・といっても想像できませんが、免許の上では、このような船も操縦できるようになります。

出典:https://sea-style-m.yamaha-motor.co.jp/Lineup/Info/detail/boatmodelcd/172

では違いは何かというと、2級は沿岸から5海里(1海里=1,852m x 5 = 約9キロ)しか航行できない。という制限があることです。「沿岸から5海里」ってどの程度の距離でしょうか?

私のメインフィールドとする東京湾で、9キロってどこまで沿岸から離れられるのか・・・気になります。

そこで、東京湾の富津岬から走水近辺に半径5.2kmの円を書き入れてみたのが、以下の地図です。

そうです、つまり、2級免許でも(航行禁止区域などのローカルルールを別とすれば)沿岸から5海里(=9km)というのは実質的に「湾内ならどこでも釣りができる」ということになります。

学科で学ぶのは、「安全航行のプロトコル」

1.5日を費やした学科講習。結局、何を学んだのかを一言で言うと、「安全航行のプロトコル」だったかな。と。

プロトコルというのはもともと、お互いに失礼に当たらないように、気まずい思いをしないですむように・・・というところに端を発した外交上の儀礼の手順だったようなのですが、IT回りの人には、通信を確立するための「約束事」と理解されている方も多いかと思います。

で、海の上でもそうしたお約束事が必要だという訳です。

海上では、船と船のコミュニケーションは容易ではありませんし、仮に無線などでコミュニケーションできたとしても、前方から来る船に「貴船は右に転進されたし・・・」などといちいちコミュニケーションしていられません。

そこで、「コミュニケーションなしでも誰しもが従うお約束事」が必要になります。

私が面白いなーと思ったもっとも基本的な約束事を一つだけ紹介すると、正面から向き合った方向に航行する2隻の動力船(行合い船|いきあいせんとして定義されます)に衝突の可能性がある場合、お互い右に転進し、左舷側を通過する。(海上衝突予防法で規定されている)というものです。なるほど、このプロトコルを守れば、いちいちコミュニケーションしなくても衝突は避けられるな。。。と。

実技は実際にプレジャーボートを操縦

一方、数時間かけて学んだ実技講習では、以下のような技術を学びます。

  1.  事前点検(船体、エンジン、法定備品の装備など)
  2. 計器の読み方・操作
  3. エンジンの始動・停止手順
  4. 係留・解らんの手順とロープワーク
  5. 加速・停止・後進航行
  6. 転進・スラローム
  7. 人命救助
  8. 離岸・接岸

実技は東京マリーナに停泊してある教習所のプレジャーボートを利用して行いました。テストもあるので、気が抜けません。

前述の通り、実技講習後に行われるテスト(同乗する試験官からの指示に従って操船します)にも合格したのですが、自動車の免許と同じで、すぐに海上を自由に航行できる。とまではいかず、特に、家族や(釣りをしない系の)友人に乗ってもらうレベルに操船技術を高めるには、ある程度の練習が必要と思った次第です。

舵がすぐには効かないこと、風や潮の影響で船が思ったとおりに動かないこと、そもそも接岸するスペースが限られていることなどから特に接岸がかなり難しいです。船をぶつけてしまったら大変ですしね。

こちらは係留時の「逆もやい結び」に苦労する下衆大将氏。私も実技講習中「巻き結び」を失敗しました。頭で分かっていても、実際にロープを手にすると誰でもある程度パニクるものです。

なぜボクは「ボート免許」を取ろうと思ったか?

2017年11月から「釣り沼」にはまったばかりのまだ初心者ですので、これまでの釣行すべてが(家の前の河でハゼを釣った以外は)船宿を利用した海釣りでした。

特になんの疑問も持たず、釣りは船宿。と思っていましたが、今年の5月に密かに釣りの師と仰ぐA師に金沢八景相川ボートからルアーマゴチに連れて行って頂いたのがボート免許を取得する強烈なモチベーションになりました。

釣りのさなか、A師は、スマホの海図上にプロットされた点を見ながら、、、

「ここは(マゴチが釣れた)実績があるポイントです。」

とか

「この右側は急に深くなっています。」

などと、実際には見えない海底の状況を、完全に「見ている」のです。

釣りの醍醐味ってこれか!と、目からウロコが落ちました。

釣り船の船長にポイントへ連れていってもらって、「はい、はじめてください」という釣りももちろん良いのですが、

  1.  季節や時期を考えて自分で釣り物を決め、
  2. 釣れると思われる場所を想定し、
  3. 風と潮と魚の状況から、どう攻めるかを考え
  4. その攻め方にあったタックルやエサを用意して釣る

これだよねー!!

なので、今後も船宿を利用させていただく、いろいろとおぜん立ていただく船釣りももちろん続けますが、ボート免許が手元に来たら、自分で最初から最後まで考えて実行する「カスタムメイド」の釣りにもフィールドを広げていきたいなと思っています。

それでは、皆さん、ハッピーフィッシング!!

寄稿者

木田 和廣

オフでは水泳と釣り。オンではGoogle アナリティクスによるWeb解析コンサルタント、Tableauによるビジュアルデータ分析コンサルタントをしています。Web解析に関する本も書いてますよ。

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