こんにちは、大井です。
知らぬ間に2023年も半分まで来てしまいましたが、いかがお過ごしでしょうか。
私は仕事に追われつつも、暇を見て釣具屋に行っては使うかもわからない釣り具を買い漁っています。
そんなことをしていると、マジで全くやったことない釣り具を買っては箪笥の肥やしにしていることがあるんですね。
今年の正月、スミイカテンヤとかコマセマダイのビシとか安売りしてないかなと釣具屋に言った際、トラウト系のタックルの福袋があったんですね。
「やってみてぇな~…おっ結構安い。福袋だと安い。買っとくか。」
てなもんでライトなノリで買ったんですよ。いつか行こういつか行こうと思ってたんですね。
で、今年も6月になりました。
流石に揃えた手前、真新品のまま放置してては宝の持ち腐れというもの。
一回は行っときたいと思い、今回ようやく行ってきました。
「リヴァスポット早戸」はとても快適な管理釣り場
やってきたのは神奈川県相模原市にあるリヴァスポット早戸。
ここは宮ヶ瀬湖に流れ込む早戸川の一部をそのまま管理釣り場にしたフィールドです。
橋から奥の川はルアー・フライ・テンカラ釣りエリア
こちらはエサ釣りエリア
この管理釣り場はルアー・フライ・テンカラ釣り場とエサ釣り場が分かれています。
遊漁券は上の写真左手にある受付で購入可能。
受付を終えたら車でそのままポイントまで移動できます。
車を釣り場に横付けできるのは嬉しいですね。
受付のコテージには釣り具販売や食堂、アイスなども売っておりました。
ルアーは500円から売ってましたね。
品ぞろえもなかなか良く、ルアーのほかにフライやテンカラ用の毛ばり、インジケーター、釣り用のウエストポーチなんかもありました。
食堂のかき揚げそば大盛と豚角煮ちまき
エリアマップはこんな感じ。団体貸切り専用エリアもあるんですね。
他にもバーベキューができたり、魚の内臓等を処理できる流しが点在していたりとなかなかの充実っぷり。
もちろんレンタルも完備。
渓流釣りはじめての方に親切なフィールドですね。
入漁券。時間によって価格が変わります。
釣りも百聞は一見に如かず。しかし先に聞いておくも大事
釣り場に到着し、受付を済ませ鼻息荒くポイントに行こうとしたんです。
が、そういやルアーのマス釣りは全くのはじめてということを思い出し、店員さんにコツを聞いてみることに。
大井「すみません、ここ初めてきて…というかニジマスはじめてなんですけど、なんかコツとかってありますかね??」
店員さん「コツか~…今魚少ないからねぇ。スプーンなら、巻く速さとか自分の立ち位置とか気にするといいよ。」
大井「巻き速度と、立ち位置ですか?」
店員さん「そうねぇ。あと、うちは魚見えるからよく観察するといいよ。頑張ってね。」
魚が見えるのか…!!きれいな川なんだな…
大井「ありがとうございます!」
どんな些細な情報も聞くことが大事。
実際やみくもにルアーを投げてもなかなか釣れないものである。
小さな情報を礎に自分で開拓するのが釣りの楽しみの一つである。
で、バイクでぶいーんとポイントに向かっていき、とりあえず水辺に降り立ってみることに。
魚わんさかおるやないですか・・・
超見える。ニジマスめっちゃ見える。魚の見える化が成功したのか・・・
しかし見える魚は釣れないという海釣り師独特の感性が働き、一気に不安に。
とりあえずやってみっか。
最初はピンク1gのスプーンを使います。
シュッ。
うおっ結構飛ぶな1g。
巻き巻き。
巻き巻き。
やっぱ釣れないじゃないか!!!魚の見える化は失敗だ!!!!!!!!
思い出せ大井、巻き速度と立ち位置だ
うすうすお気づきかと思うんですが、実は釣れないのは魚の見える化が失敗したわけじゃないと思うんですね。
最初に私が入ったポイントは石垣でできた滝の下流側だったのですが、ここで直線的に魚を狙っても警戒心を持たれてしまうのかもしれません。
というのも、ルアーを通していったところにいた魚は、ルアーを見て逃げて行ったんです。
さらには、巻いていると途中にラインが魚に触れ驚いてる様子が見られました。
ルアーの導線上にいる魚を狙うのではなく、ルアーの導線上より下流の魚を狙うイメージが正しいのかと思います。
そこで大切なのが立ち位置。
滝が落ちる際よりも滝が落ちているところのほうがより多くの魚が狙えるわけですね。
さらには流れを考えると自分を軸に弧を描く様にルアーは泳ぐので、立ち位置はポイントの真ん中よりも上流側が狙い目なのかなと思いました。
そして巻きのスピード。
1gとかなり軽いスプーンを使用するということもあり、巻き速度が速すぎると浮き上がりすぎたり、遅すぎると底を擦ってアピールが足りなくなってしまいます。
もちろんその日に合わせた速度が大事ですので、色々試してみるのがイイかなと。
で、ハッとした私は早速ポイントの真ん中に移り、水面を跳ねる魚が多かったので、水面を意識させるため巻き速度をちょい早巻きにしてみることに。
すると……
バシャッ!!!ジィィィィぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!
おおおおおおおお!??!!!?!?!?!?!?!?!?!
定番のニジマス
SUCCESS(やった。)
魚がにょろにょろっとルアーに寄ってきて、カッ、とバイトする瞬間は見ててとても楽しいです。
ヒットルアーはオリーブグリーン色のスプーン1g。
この日はナチュラルカラーによくアタックしてきました。
よしよしわかってきたぞ。
それに魚が見えることによって反応や忌避反応が手に取るようにわかるぞ。
魚の見える化、サイコ~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!!!
そう、うまくはいかない
1匹目を釣り、調子乗った私は同じパターンで攻めることに。
しかしなぜか後が続かない。
正確に言うと、魚はちゃんと反応して、何度もチェイス&アタックを繰り返すのですが、うまく乗らないのです。
巻きが早すぎるのかと思い遅くすると沈みすぎてしまい反応せず。
続いてもニジマス
なんとかもう1匹追加したものの、なかなか続かない。
他の釣り人さんも増えてきてプレッシャーもマシマシ。
んんん~~~巻き速度遅くても底に行かないようにする方法……
ルアーを軽くすればよいのでは???(天啓)
1gからさらに軽くするって未知すぎて怖かったのですが、意を決して0.5gに変更。
すると驚くほど当たる当たる。
しかしうまいこと針掛かりせずすっぽ抜け連発。
んんん~~~何がいけないんだ……
管理釣り場もポイント選びが重要
気分転換にポイントを変えることに。
最初に入っていたポイントはこのように、両岸から釣り人が竿を出せるようなところでした。
朝イチはアタリが多く、魚もたくさん泳いでいました。
しかし釣り人が多くなると、果敢にルアーを追ってく魚が減り、追っかけてもつつくだけであったり食いが浅くなった印象がありました。
そこで次に私は対岸が森になっているポイントに移動することに。
狙いとしては、岸や木から落ちてくる虫を捕食している魚を狙うイメージです。
このパターンだと、どうしてもフライ有利になりますが、極軽量のスプーンでも行けるかなと思ったわけです。
最初のポイントよりも見える魚は減りましたが、対岸際には上流を向いてその場から動かない魚がちらほら見えます。
魚がいるところよりも1mくらい先に落とし、川の流れに乗せながらデッドスローで巻いていくと……
ジジジジィィィィィィィィィィィ!!!!!!!!!!
PERFECT(予想通り)
この子はブルックトラウトかな??
トラウト疎すぎて全くわかりませんが狙い通り文句なしの1匹。
この方法ががっつりハマり、あっという間に9匹に。
時間は午後3時で、最長午後5時まで出来ますが、釣りすぎても処理が大変&食べきれないと思いここで終了。
満足。
魚が見えることで得られる気づき
今回初挑戦だったエリアトラウトですが、今までとは大きく違う釣りだなと思いました。
まず魚が見えるということ。
これはいい点でもあり、なかなか癖のある点でもありました。
というのも、魚の反応が見えることによってあれこれ変えすぎてしまい、迷走しやすくなってしまいます。
ルアーの色、種類、棚、速度などなど、ドツボに嵌ると大変なことになりそうです。
しかし、見えるからこそ変化をつけやすい、変更に踏ん切りがつくというのも確かです。
海であると水面からは海中の様子が見えないことが多く、仕掛けを変えるのにも迷ってしまいますが、そういったことはありませんでした。
釣れるイメージも海と違い、目前で可視化された状態で試せるというのもよかったです。トライ&エラーが捗ります。
ノリで買ってようやく始めたトラウト釣り、思った以上ハマってしまいそうです。
それではまた。