釣りは戦いだ。
戦いにおいてもっとも重要なのは情報だ。つまり釣りにおいても情報は重要なのだ。
今回は、金沢八景でイイダコを釣りに足を延ばしてみた。
この時点でわたしがもっていた情報は、秋になると八景島あたりの岸壁からイイダコが釣れるみたい。
というむかしのマクドナルドのコーヒーのように薄いものであった。
とりあえず、現地で情報をキャッチアップすることにしよう。
八景島・柴漁港前のパン屋
まずは、柴漁港前のパン屋が怪しい。
イイダコ釣りについてのなんらかの情報をもっているのではないだろうか。
「すみません、イイダコ釣りに関してなのですが・・・」
ん。
なんだこのパンは。
まるっきりアンパンマンとドラえもんをパクっているようだけど、ライセンス界隈とかは大丈夫なのだろうか。
しかもアンパンマンパンなのに、アンコの代わりにチョコクリームが入っているし、ドラえもんパンにいたっては台風が通り過ぎたあとのように崩れているぞ。
結局、パン屋ではイイダコについてなにも情報がつかめず、気になったアンパンマンパンをかって外に出た。
柴漁港へ
柴漁港にいってみよう。ははは、魚介類といえば漁港である。
む。どんぶりや。
ほほう旨そうだ。ここも怪しい。
イイダコについてなんらか情報がありそうだ・・・
と、おもってよくみたら休業だったので、すこしだけ漁港内を見学してみた。
底引き網用のトロール船だろうか、同じ形状の漁船が並んでいる。
この漁港内は釣り禁止なのだが、岸壁際をみたらイシダイとメジナの子が群れていた。
八景島シーパラダイス前へ
とうとう釣り場であるシーパラ前についてしまった。
とりあえず、ちょい投げをしておき、ポイントがわからないがタコスッテをつかってイイダコを狙おう。
あ。
天秤と仕掛け忘れた。
でたぞ、釣りあるある、である。
釣り場について鼻息あらくバッグをさぐってみたら肝心の釣り具がない、リールがないなどたまに妖精のしわざかとおもう時がある。
昨夜あんなに準備したのに。ジェット天秤と仕掛け類はどこにいったのだろうか。
ということで、近隣のコンビニへ。
八景島・福浦近くのコンビニは活き餌や釣り具を扱っているのだ。まさにコンビニエンス。便利である。
病院の前で、便所座りをしながら女性(女医さんだろうか)が喫煙していた。
そんなこんなで、岸壁にリターンである。
雲行きがいささか怪しい。
なんでも釣れる!るんるんサーフセットを使ってみる。
だいたいなんでも釣れますとか、なんでも売れますとか、なんでもできますとかいっているやつは大体ダメな奴が多い。
結論からいうと、この針が2秒で折れて使い物にならず、ジェット天秤風のオモリのみ利用できた。
ハリスを取り付けるスナップスイベルの固定部分が部品不良でしまらないよくあるパターン。
検品の精度が低いメーカーによくある現象でもある。
エサはアオイソメ。前回の釣行から1週間はたったが、まだ生きていた。
いつも、彼らの生命力には感心する。
すぐ目前にちょい投げしておく。
と、同時にもう1本のルア―ロッドで、イイダコをねらうことに。
しかけは天秤スッテ(タコベイト仕様)
西田式ブラースッテ。
これで、ずる引きしてみたり、ちょんちょん誘ってみたり・・・・
が、
釣れず。
アタリはゼロ。ちょっと場所が悪いのかな。
だれか八景島や野島あたりのイイダコ事情に詳しい方、教えてほしい。
投げ竿の方は・・・
む。アタリとともにイソメがとられていく。
これはカワハギかもしれないな。
2刀流にしてみる。
お。
ビビビっ。
あ。
ハナダイの幼魚。
うーむ。針を飲まれていたのでキープし、これは翌日のBBQで食べることに。
このあと情報不足にて、雨が降ってきて一気に士気が下がり撤収することに。
しょうがないからアンパンマンパンを食べてみたところ・・・
中味がチョコクリームのアンパンマンも旨いなと。
食べられても笑っているところにアンパンマンの強さがあるよな。
そんなことをしみじみおもった釣行であった。