ORETSURIコア読者のみなさんは、この名前を聞いたことがあるでしょう。
泳がせの西上。
大物釣りをこよなく愛するあまり、大物釣りにむかうとなると、ちょっとあたまのおかしい餌や仕掛けの買い方をしてしまう、まーちょっとおちゃめな釣りDQN。
それが泳がせの西上です。
そんな西上師が大物釣りにいきたいんですよとFacebookメッセージをおくってくるので、座布団ヒラメが釣れていると噂の葉山の長者ヶ崎にあるオオモリボートがいいんじゃないかと思い二人で挑戦してみました。
長者ヶ崎オオモリボートとカマス大量接岸×座布団ヒラメについて
毎年6月になるとこの長者が崎の沖にある根回りにカマスの群れが大量に入り、それを狙う座布団級のヒラメが登場するとのこと。
なんと40㎝クラスのカマスを飲ませで泳がせて釣るらしいです。
過去には90センチクラスもあがっているようで。うわマジかよ。
くわしくはオオモリボートのスタッフが更新されているブログを読んでみましょう。
今年はすでにカマスの群れが離れてしまい、現在はイワシが大量に接岸しているとのこと。
ベイトのサイズが小さくなることでヒラメのサイズも小さくなってきているようです。
駐車場からの階段を下りていくとボート屋があり、潮焼けしたスタッフ(オーナーでしょうか?)がいるので、元気に「おはようございます!」と挨拶して受付をします。
はなしてみると、やや武骨な昔ながらのボート屋さんという印象で、釣り初心者はひいてしまうかもしれませんが、悪い人ではなさそうです。
長者ヶ崎オオモリボートさんの料金体系
<料金>
2人乗りボート | ¥4,000~/日 (曳き船サービス付き) |
3人乗りボート | ¥6,000~/日 (曳き船サービス付き) |
今回は二人だったのですが、5,000円+駐車料金が300円=合計5300円とのこと。
平日は神奈川県道路公社の駐車場料金は無料のようなのですが、もしかして特約があって代理徴収されているのかもしれませんね。
ボート代については○○~と表記があるので乗船人数や曜日によって料金が変わるのかもしれません。詳しいところはオオモリボートさんに問い合わせてみてください。
この料金には指定ポイントへの曳舟サービスがあるようです。
スタッフの方に、「はじめてきました。ヒラメが釣りたいです」という点を伝えたところ、
「根回り。」
とのこと。
ほかには沖ブイというポイントがあり、これは沖にあるブイに船をつないで一切漕がない釣りになる模様。
真鯛釣り等でコマセをうってよせる釣りには好都合かもしれませんね。
ちなみに出船時刻は沖ブイが6時30分。それ以外は7時のようです。
いざ座布団ヒラメがいるという根回りへ
別のスタッフの方に曳舟していただくことに。武骨な方でくわえたタバコでワイルドシング。
ちょっと風下でタバコ臭いんだけどね。
ということで根回りへ到着。
根回りときくと岸際なのかとおもったら、結構沖まできました。
「アンカーをうって釣りはじめてください」
とのことで、早速アンカーをうって、まずは餌を釣ろうと胴付きでサビキ釣りをはじめます。
今回はイワシや小サバや小あじを釣って泳がせる流れを想定していて、まずはエサを20匹ほど釣ろうという話ですすめていきます。
ここで西上師の道具をみたところ、なぜか3メートル+3.3メートルの海上釣掘竿をもってきているという次第。
これがクソ邪魔で、しかけが絡むと、
「ひらっさん、ちょっとほどいてくれないですか」とか竿先をこちらにやってくるので都度ほどいてあげます。まったくメンドクサイことこの上ないのですが、こういうところはかわいいところがあるもんです。
一投目から、イワシが連発です。
あーこれウルメイワシだなー。
ウルメイワシはカタクチイワシやマイワシとくらべて弱いので釣ってバケツにいれると1分で死亡するというなんとも環境変化に弱い魚で、まるで入社3日目で仕事を辞めるような新卒によく似ています。
2017-06-30補足:イワシは、カタクチイワシとウルメイワシの2種類が群泳してました。
という具合に、わたしが一生懸命ベイト釣りに励んでいたところ、さっそく西上師が協定違反を犯して泳がせ釣りをスタートするという次第。
この男は大物釣りになると性格が変わるのです。スーパーフライングクソ野郎とでもいいましょうか。
ちょっとウルメイワシ&カタクチイワシしか釣れない&その群れもどっかにいったので、コンビニで買った魚肉ソーセージをもぐもぐして、ぶはーとばらまいてコマセにしてみます。
イワシはすぐ弱るので小サバかアジを釣りたいなと。
で、ベイトを寄せて釣ろうとすると、あがってくるのは、スズメダイ、メバルという具合。
ちょっと彼らをエサにするのはむずかしそうなのでリリース。
泳がせ釣りスタート
西上氏のスーパーフライング野郎ぶりを鋭意ディスりつつ、わたしもウルメイワシとカタクチイワシをエサに泳がせ釣りをスタート。
釣れないけど、この笑顔です。
とはいえ、日ごろのニコニコ営業の反動からか、西上師からときおりテキスト化できない発言がとびだしますが、わたしも大人ですのでここには書かないようにしておきます。
海は凪。
針につけたカタクチイワシが瀕死の状態に陥っていることを想像しながら、待っていると、
ぶるぶると、なにかから逃げるような反応が。
こ、これは、ヒラメの襲来か!
が、その後反応なし。
引き上げてみると・・・
傷ついたイワシが。うーむ。ヒラメなのでしょうか。
さいきん、この手のバイトはあったかもしれない系が多いなー。
と、ここで餌がなくなり、再度餌釣りに。
みてください、西上師の表情を。
パニック仕掛けとはこんなものです。
途中ボート屋のもう一人のスタッフさんが見回りにきて、
「どうっすかー?」とのことで、
「いやー餌がウルメイワシなんで、すぐ弱っちゃうんですよねー」と回答すると、
「小サバもこないですかー?ぬるぬるのやつ」とのこと。
小サバのほうが、生命力が強いのでいいんですよねー。
このあと南北に走る潮目にはいったのか、あたりでボイルが。何者かがイワシをおいかけています。
中サバ、ワカシ、あたりかなー。
ボチャン!バシャーン!
というボイル音も混じります。
(あとで別のボートの方がシイラを釣っていたのでシイラが回遊していたのかも)
仕切り直し、からの・・・
ちょっと士気が下がってしまったので、西上師に声掛けして、最近魚釣ってないから釣りメディアとしてORETSURI が危ういという話をし本気を出そうとしたところ、
西上師本気モード突入。
西上師速攻飽きる。。。
わたしも釣られて飽きてきたので、LTアジ仕掛けにして魚肉ソーセージをコマセにアジでもねらってみることに。
と、仕掛けを潮に流しているとあたりが。
む、小アジ?
これを泳がせれば!
と、
おもったら、小サバでした。
とはいえ、この日は午後風がでるため13時半沖上がりだったので、ラストスパートで小サバ泳がせに挑戦。
沖上がり
えー、無念の沖上がりでございます。
おっさんは腹が減ったようですね。
浜に帰って他の方の釣果をみたところ、コマセをまいたのか小アジと50センチくらいのヒラメを釣っている方、シイラを釣っている方がいました。
当然、わたしたちはエサとなる魚のみだったのでしずかに現場をあとに。。。
オオモリボートさんでヒラメを狙うときのノウハウ
性懲りもなく釣ってもいないのに、今回気づいた点をまとめておきます
- ウルメイワシはすぐ弱るので餌にはむかない。小アジか小サバを釣ろう。アジを寄せるにはコマセが必要だ
- ウルメイワシだけを釣るのであればコマセがなくてもサビキだけでOk
- オオモリボートさんのブログに16号ハリス云々とあるが、カマスがいなくなったこのところ、たぶんそんなモンスターは釣れないので8号ぐらいのハリスでよいかと
- 同船者のモチベーション低下(西上師)は船全体のモチベーション低下をもたらすので、早急にリカバリーすること
- ヒラメのしかけは泳がせておき、スピニングのルアーロッドがあるとボイル打ちもできる
- ヒラメ釣りをするだけでも竿は餌を釣るようと泳がせ用の2種類あるとよい。
う
▶次ページでは、貴重な西上師のおまけショットがあるぞ!
おまけ(西上師のプライベート画像)
西上氏が、釣りのあとは肉が食いたいんですよとうるさいので、宮ステーキにいったところ、
「みてください。これ、健康な黒酢ドリンクとコーラっす」
と、わけのわからないことをいっています。馬鹿の方でしょうか。
とかいって、ハンバーグとステーキのセットにフライドポテトを組み合わせている時点で気づけよと。
フライドポテトは正義だけども。
こういうところも西上師の愛嬌です。
久しぶりにたべた宮ステーキですが、肉はいきなりステーキのほうが安くて上等で、タレは宮のタレがうまいなと。
ではでは。
おまけ(これからボート釣りをする人向け)
今回のオオモリボートですが、玄人向きな気配がしました。
基本的なコミュニケーションであったりは武骨なので釣り初心者にはきつい気がします。
しっかり漕げる手漕ぎボート玄人であれば、大型のヒラメなど季節によっては狙えるのでよいでしょう。
まだ釣り自体や手漕ぎボートになれていない場合は、ソフトな人当たりの金田湾の釣りの浜浦さんあたりがよいと思います。
ボート釣りあったらいいなアイテム
サビキはスキン系よりサバ皮やフラッシュ系が釣れます。
が、針数が多いのでボートだとトラブルが起きやすいというデメリットも。
竿を日本出すなら、竿置きと尻手ロープがあるとよいですね。
魚探があればモチベーション低下も防げるかも。