どーも平田です。先日コムコムと、お互いはじめてのタチウオ釣りにいってきました。
我々船釣り自体がはじめてでしたので、さぐりさぐりでしたが、そのときに見聞きしたことを記していきます。みなさんの参考になれば幸いです。
今回の記事とあわせて以下のコムコム寄稿分もご覧ください。
さて、はじめに結果ですが、釣り師匠としてはふがいなく倍以上のスコアをつけられた次第です。けしからん。
けっこうくやしいおもいです。でもたのしかったー。
タチウオの船釣り仕掛け
餌釣りと聞いていたので、前日にタチウオ仕掛けを用意しました。仕掛けは米元釣船店さんでも買えますが、好みのものがある方は余裕をもって事前で買っておいたほうがよいでしょう。
※わたしは一本針のケイムラ仕様の仕掛けをタックルベリーで買っておきました。落ちていく餌に対してケイムラ仕様の釣り針があやしく光りタチウオのバイトを誘発する。そんなイメージです。ほかにも2本針等あるので、自分にあった仕掛けをみつけていくとよいでしょう。
これを天秤(オモリ40号)につける予定でしたが、実際は40号では軽すぎるようで、仕掛けも丸ごとお借りして80号のおもりを使いました。
タチウオ釣りには以下の方法もあります。
ルアー
主にメタルジグですね。9月のタ観音崎沖では狙う棚が70メートル以内ということで沈降スピードをふまえて100グラム以上のものを使うことが多いようです。現地では、餌釣り9割、ルアーの方は1割程度だった気がします。
マダイのヒトツテンヤ同様、まージグヘッドみたいなもんです。これに魚の切り身をつけたりワームをつけたりします。
ワームだとエコギアパワーシャッド5インチあたりをつかったりするんでしょうね。
現地到着してから釣るまで
金沢八景到着。朝6時30分くらいです。これが矢鱈にねむい。
この駅は釣り船が集中しているため、この時間に降りる方はほぼ釣り人です。
米元釣船さん到着後、8500円+ロッド&リールレンタル500円=9000円をお支払いします。料金には餌代が含まれています。餌はサバの切り身なので、生き餌が苦手な方にもよいかもしれません。生臭いけど。しかけの天秤と80号のおもりは船長さんからお借りします。どの船宿でもそうですが、テンビンのロストは1500円~2000円程度の弁償が必要なので気をつけてくださいね。
出船前の釣り船
振り向いたら、変猫TシャツDQNがいました。仕事でつかれているんでしょうね。
さすらっております。乗員3名。ほぼ貸し切りですね。
観音崎沖のポイントまで20分。
ポイント到着。タチウオは群れているので、乗り合いの釣り船も固まっています。
実釣と屈辱
イケメン船長さんからレクチャーをうけ。その間に常連氏が早速1匹を釣り上げます。
常連氏は当然マイロッドですし、電動リールがウィーンウィーンいっており手返しがすごい早い。アクションも横から見ていてたしかに釣れそうです。しかもしかけには水中ライトとなんらかのラバージグのラバーかタコベイトのようなものがついています。サバの切り身のアピール力を強化している模様ですね。
「水深70メートル。べた底から55メートルまで反応あります。」と、船長。
ふむふむ、ほぉ、ちょいちょい。ちょいちょい。ステイ。
ぐぐ。
お、きたかな、
あ、キタ。
ということでファーストフィッシュはわたしがもらったよ小室くん。わるいね。
にしてもほんとサーベルみたいなさかなですね。きれいだこれ。
そうこういっている間に小室DQNにもHIT。ドヤ顔を決めてきます。ち。
ふ。ここからだよ。差がつくのはね。この時点で、平田3尾に対して小室DQN1尾。さ、そろそろ本気を出して差し上げましょうかね。
釣り上げたタチウオは痛みやすいとのことで、えらをきってバケツで血抜きし、氷でひやします。この日は炎天下というわけではなかったのですが、すぐに氷はとけるので、自分でもペットボトル氷など持参したほうがよいでしょう。
さてと、
げ。アタリがねー( ゚Д゚)
おい、どうした海。どうしたタチウオ。
しかも小室の野郎だけ、船長さんの指示を守りつつ常連さんの誘いを真似して釣果を伸ばしてやがる。
この時点で5匹。釣果は並んでいました。
げ。ぬかれた( ゚Д゚)
その後、あれよあれよと小室DQNの快進撃が続きます。
どうやら、タナをしっかりまもる&細かい誘い&たまにブルブル竿をやるというのが効果的な模様。
ふむ。そうですかそうですか。わたしはわたしのペースでやりますので、ご安心ください( ゚Д゚)
そんな中、船長さんが、べた底と50メートルあたりに反応ありますとのこと。
ふははははは。得たり得たり。
べた底は俺の得意分野だよ。みておれ!
着底。しゃく、しゃく、しゃくりーの、しゃく、
ん!(゚∀゚)キタコレ!!
お、なんか引きが違う!
と、おもったら大きなアジでした。40cm弱。よくわかんねーけどやったよ。
すかさず、どうだまいったか!と小室DQNに自慢すると、
「いいなー。アジいいなー。俺も釣りたい」とのこと。
ふはははは。うらやましいだろ。まーわたしは狙ったからね。アジをねらったんだよ。どちらかというと、俺、タチウオオンリーっていうか、アジもねらいたかったし。まー狙い通りだよ。
が、この後、ひたすら釣れず( ゚Д゚)
納竿
他の船団をみているとちらほら釣れています。
納竿。
結果的に小室DQNタチウオ10匹(メーター超え1匹)&大アジ1。わたしはタチウオ5匹アジ1匹というぐらいの通りです。南無。諸行無常の響きが船上にカーンと。
まー、たのしかったー。もうね、釣りは勝負とかではないんですよ。ダブルスコアとかもう、そういうんじゃなくて、釣れることがたのしい。釣れなくても釣り糸を垂らして自然とむかいあっていることに意義があるんだ。な。うんうん。
米元釣り船さんにもどったところ、おせっかい系の常連おじさんが、「さばくの俺、趣味だからよ」と、わたと頭をおとしてくれました。感謝。クーラーボックスではなくてジップロック派の我々としては、頭があるとタチウオの歯が袋を破ってしまうんですよ。
帰宅&調理&至福
朝便だったもんで、帰港後、小室と飯をとり、帰って調理と思ったところ、常日頃の疲労蓄積からか、魚を冷蔵庫に入れたところでダウン。16時あたりから24時あたりまで床でばたんきゅーと寝てしまいました。それからお布団に入って朝までぐっすり。こんなにんげんです。34歳です。
で、日曜日の朝5時あたりにすっきり目覚め。いざ料理です。
まずは、卵と白子は塩漬けに。8月に城ケ島でとったメジナを漬け込んだ上に適当に積み重ねます。
タチウオは三枚おろしとぶつ切りに。ぶつ切りは一部塩焼きにし、大半は冷凍しておきます。トマト煮と煮つけ等にする予定。
潮汁。タチウオとアジの廃棄部分を使い昆布とじっくりだしをとります。
アジは半身を刺身に。半身を塩水につけて一夜干しにします。
タチウオとアジの潮汁。上品なお味ですこと。おほほほほ。
タチウオの塩焼きかぼす添え。なんとも癖のない味。それでいて上品なコク。うまい。写真上部、ハラスだけやいてみましたが脂身もうまい。うまいぞ!飯だ飯をもってこい!
タチウオとアジの刺身。なんともなんとも。これはいくらでもいけるなー。手前左側は皮目を少し炙ったものですが、脂がしみでてきてなんともなんとも。ポンスかなにかをしぼってどんぶりにしたらよさげです。飯だ飯をもってこい!
で、この刺身にごま油塩コショウをつけるとこれがまたうまい!
そして、柑橘たっぷりの酢締め。カボスとスダチをたっぷりつかってみました。これは2日目以降、じんわりさっぱりうまい酒の肴になりそうです。
そうそう。残った刺身を温かい少量のごはんにのせ、ゴマダレ&潮汁をかけ、そこに万能ねぎと青じそを散らす。これもまたえらく美味でした。タチウオの孫茶漬け的なものですね。
ということで、きょうはこのへんで。
またお会いしましょう。
ではでは