実際その魚迷惑かも?釣魚のおすそ分けノウハウを紹介!

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黄アジ
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海釣りをすると、一般的に食用として流通している魚が釣れますね。

そのため、人にあげることで喜ばれることもしばしば。

一方、相手の家庭環境をしっかり想像しないと、知らず知らずのうちにあなたは大迷惑な人間になっているかも。

今回は、釣った魚を人にあげるときに喜ばれるノウハウを紹介します。

目次

魚をあげる人の家庭を想像しておく

リストランテORETSURI4(シロギス釣り・泳がせ釣り

魚の価値は人によって異なる。或る人にとっては宝、或る人にとっては厄介なもの

まず大切なのが、魚をあげる人の家庭を想像しておくことです。

この世界で他人とコミュニケーションをするとき、この想像力が欠如していると不幸しか生みません。

家庭環境

家族は何人ぐらいか、魚は好きなのか、嫌いな人はいるか、誰が料理するのか、などによって魚をあげるボリュームや種類などを調整するとよいでしょう。

例えば、魚をあげる友人は「魚をもらってうれしい」と思っていたとします。

一方、実際に調理するのが別の人で、その人は「ほんと大迷惑」と感じていることもあります。

代表的なのが、旦那さんがもらって料理するのは結局奥さんというパターン。

直接コミュニケーションするのは男性同士なんですが、その裏で、奥さんにかなりのストレスがたまっているというパターンです。

また「放射能が気になるので○○湾で獲れたものは食べたくない」「素人が処理したものはなんとなく食べたくない」などという、心理的な理由がある人もいます。

このあたりは、相手や家庭環境を想像して対応しましょう。

常日頃から、自分の主義主張を他人に押し付けず、他者と良好なコミュニケーションをとっておけば問題は生じないはずです。

リテラシー

魚をあげたときに、実際に調理や下処理ができるのかはしっかり確認しておいたほうがよいでしょう。

料理ができない人に、複雑な処理工程が必要な魚を丸のままあげるのは酷です。

例えば料理ができない人に、マゴチやヒラメといった、ある程度さばくスキルが必要な魚をあげてもどうしてよいかわかりません。

時間の使い方

魚をあげる相手や実際に料理する人の忙しさ、時間の使い方を確認しておいたほうがよいでしょう。

たとえば魚料理が得意な人でも、仕事や家事が忙しく、魚をさばく時間がない場合などもあります。

釣りにいく前に魚をあげる人を想定しておく

リストランテORETSURI 可愛い女の子

いざ釣りにいって、帰ってきてから「誰に魚をあげようか?」「下処理は必要か?」などと考えていくと、後手後手にまわりやすいこともしばしばです。

釣りにいく前に、ある程度まとまって釣れる魚であれば、魚をシェアする人を事前に考えておくとよいでしょう。

また、「もしたくさん釣れたら、食べます?」というようにあらかじめ声掛けをしておくのも一つです。

相手も心の準備ができて、スムーズです。

魚の下処理と保存には十分に気を使う

リストランテORETSURI4(シロギス釣り・泳がせ釣り 魚の下処理

どんな美味しい魚も下処理なく雑に取り扱うと、一気に価値を失ってしまいます。

また、状態によっては食中毒の原因にもなります。

釣った魚は、釣り人の努力により、網でとった魚より美味しく食べられるわけです。

せっかく魚をあげるのであれば、最高の魚を食べてもらえるように、状態がよいものをあげるようにしましょう。

相手の状況・リテラシー・魚の種類(鮮度劣化のはやさ)に応じて、以下の選択肢があります。

  • 下処理をすべてして、丸のままあげる(うろこ落とし、内臓、エラ、血合い、頭部などを落としたもの)
  • 下処理をすべてして、サクにしたものをあげる(魚種や料理内容により皮の有無は変える)
  • 下処理なく丸のままあげる(相手に「魚を丸のままさばきたい!」というニーズが明確にある場合)
  • 干物などに加工してあげる(焼くだけなので料理が苦手な人にもうれしい)

前提として、下処理する場合、「釣ってからできるだけ早く」が基本です。

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<下処理の注意点>

  • 手洗い、まな板、包丁を清潔に保つ
  • 清潔な場所で処理する
  • 温度に注意する

魚の渡し方に工夫する

リストランテORETSURI4(シロギス釣り・泳がせ釣り 釣果

適切な下処理や保存をしたあとに、いざ相手に魚を渡すというときもいくつかの工夫が必要です。

血などの体液が包装から漏れないようにする

魚をあげるときに、血・水気・ぬめりが包装から漏れないようにしましょう。

相手がどのように持ち帰るかにもよりますが、体液が漏れると服や手指が汚れたり、ニオイがつくためかなり迷惑です。

鋭い歯や尖ったヒレがある魚の場合、頭部やヒレをあらかじめ取り除いておきましょう。

タチウオやメバル・カサゴなどが当てはまります。これらの歯やヒレの棘を残しておくと、包装に穴が開き、体液漏れの原因になります。

またもらった人の怪我の原因にもなります。

次に、強度のある冷凍用ジップロック等で密封したあとビニール袋で2重に包装するとよいでしょう。

ビニール袋を紙袋にいれてあげれば、外からも目立たないため好都合です。魚と氷は同じ袋にいれず別の袋にいれることで、魚が水っぽくなるのを防ぐことができます。

「サク」にする場合は、リードなどに包んだものをジップロックにしまっていくとドリップも吸収できて丁寧です。

▼ジップロック類は冷凍用のほうが冷蔵用より厚く、魚の持ち運びにはオススメ。「ジップロック®」の場合、フリーザーバッグは厚さ0.06mm、ストックバッグは0.04mm。

持ち運び時間を考えて保冷をする

魚をシェアする相手がどれぐらいの時間魚を持ち運ぶのかを考えて保冷しましょう。

持ち運び時間や季節によっては100均で売っている簡易的なクーラーバッグに保冷剤などをつけると丁寧です。

▼保冷は簡易的にジップロックに氷をいれてもよいが、保冷剤を使うと水が出にくい

魚の特徴やオススメの料理を伝える、が、押し付けない

イシモチの煮付け

リテラシーに応じておすすめの料理法を伝えておく

魚をあげる相手が料理や魚に詳しい場合以外は、魚の種類や時期的な脂ノリの状況やオススメの料理などを伝えるとさらに親切です。

特に自分のなかで「これは美味しかった」と心から思える料理を伝えるのもよいでしょう。

ただし、料理方法や味の好みは人それぞれです。

必要以上に押し付けないようにするのがオススメです。

<例>

  • マルアジ=「もともと脂が少ないからフライにしたほうがよいよー」
  • タチウオ=「刺身となめろうみたいに生食もいいけど、フライト・天ぷら・ムニエルもいいよー」
  • イシモチ=「釣りたてで血抜きと保冷もしっかりしてあるので、今日食べる場合は刺身がオススメ」
  • スミイカ=「冷蔵庫で3日ぐらい寝かせてから刺身にするとさらに旨みがでておいしいよ」

釣れた場所・タイミング・消費期限を伝える

魚をもらったときに、いつどこで釣れたかが、わからないと相手も不安です。

また、いつがわからないと、どれぐらい日持ちするのかも不明です。

  • 釣りあげた日時
  • 場所「○○沖」等を伝える
  • 神経締めして血抜きも完了してあるから、今日いれて7日間は問題なく生食できる

以上、スーパーで販売されている魚に記載されていることは最低限伝えるのがマナーです。

同じ魚種を連続であげ続けない

釣果と我が息子

人は同じ魚を食べ続けると飽きる。飽きがしきい値を超えると、長期間食べたくなくなってしまう

これは自分で食べる場合もそうだと思うのですが、同じ魚ばかりを釣りにいく人は注意したいところです。

人間は飽きる生き物です。

たとえば、タチウオしか釣らない、マゴチしか釣らないとします。

それぞれ白身で一見食味に飽きにくく、いろんな料理方法があるわけなのですが、食べる人からするとやっぱり飽きるわけです。

意識して同じ人に同じ魚種をあげ続けない方がよいでしょう。

「またタチウオか。。。」「マゴチはもうたくさん。。。」などと、思われてしまうのは、お互いに残念なことです。

一方、中には「心底アジが好きで、アジだったら毎日食べられる!」というような人もいます。

そこはしっかりコミュニケーションをし、相手の様子を観察しておきましょう。

【飽きやすい魚(脂が強い・身肉が多い・個体数が多い・これといった料理法が少ない)】

  • タチウオ
  • サバ
  • カワハギ

「足るを知る」というのも「持続的な釣り」のためのマナー

ワラサ

「魚を釣りすぎたらあげればいい」という選択肢ができることで、釣り人はますます釣りにいきやすくなります。

こうなると、自然とブレーキを外して釣りをしがち。

この国の漁業資源は多くの種類が明確に減衰しています。

「とりあえず沢山釣って、余ったら誰かにあげればいいや」という考え方も個人の自由ではあるのです。

が、あらかじめ「自分と○○さん、○○さんに分けたら30尾ぐらいいれば十分だな」というような考え方で釣りをするのもスマートです。

釣った魚をどうするかは自由ではありますが、足るを知るというのも「持続的な釣り」のためのマナーだと覚えておきたいですね。

まとめ

釣りあげた魚を観察する子供たち

今回は、食べられる魚を友人・知人にシェアするときに、できるだけ喜んでもらえる方法をお伝えしました。

人は「善意を断りにくい」生き物です。

特に日本人は協調性が高く、相手にあわせる傾向にあります。

「本当は魚なんかほしくない」

「またもってきたのかよ、おい」

そう思っている人も、相手に対して正直に「NO」を言えません。

Twitterで匿名でいえても、対面では、「ありがとー!」というのです。

また魚をあげる際は、あげる人のまわりにいる人を想像するのも大人のマナーです。

相手に魚をあげて喜んでいると思ったら、実は迷惑がられている状態。

毎回あげた魚が有効活用されず、捨てられていたり、冷蔵庫に延々封印されていたということはお互いに残念です。

資源保護の観点でもよくないことです。

大切なのは相手やその家庭を思いやること、それに観察だと思います。

「釣った魚は旨いものだから誰しも喜ぶもの」

そう押しつけるものではなくて、「ニーズがしっかりあるところに適切な状態で届ける」ようにする。

このやりとりは、友人・知人関係において、良好なコミュニケーションの一つになるはずです。

シェアは幸せや喜びを共有するようにしたいですね。

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