君は釣魚料理「マゴチ65」を知っているか?

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マゴチ65(南インド風揚げマゴチ)
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こんにちは、jomoです。

釣りと同じくらい、インド料理が好きです。

先日、早々にマゴチを開始した一之瀬丸(横浜・金沢八景)の渡辺船長の船に乗ったんですね。

開幕以来、釣果は絶好調。トップは連日ツ抜けをしていました。

私もマゴチ釣りはそこそこやってきています。常連諸氏のような釣果は難しいにしても、4~5本は取りたい、などと甘い考えで臨んだわけです。

マゴチ鈎17号にハリス5号を結んだ仕掛け

目次

一之瀬丸のマゴチ船は超人気

電車組の私が船宿に着くのは、始発に乗って6時。もちろん四隅が取れないのは分かっています。

この日は昼まで北風の下げ潮、できれば、トモから2~3番目を取りたいなーとドキドキしながら席札の看板に向かうと…

埋まりまくり

「おめぇの席ねぇから!」状態です。

皆考えることは同じで、連日の好釣果を見て殺到したものと思われます。

それにしてもすごい人気。選ぶ余地もなく左舷胴の間に入ります。

今シーズン初回のアタリでスカ

出船後は、金沢八景沖で釣り開始。

潮はほどよく流れている感じ。ポイントを移動するうちに船中でバタバタとマゴチが上がりはじめたと思ったら…小さくですが私の竿先が抑え込まれました。

すかさず竿先を軽く送ったのちに、慎重にテンションをかけていきます。このアクションを何度か繰り返すうちに、ググーッと胴に入る重みが。

これは乗ったな!

マゴチの硬口蓋を針先がタイトに滑り、唇に到達した際にフッキングするイメージで大きくしっかりとアワセを入れると…。

スカッ。

空振り。今シーズン初めてのアタリでやらかしてしまいました。

その後もスカを連発

ま、まぁよくあることですよ、こんなのは。

針先とハリスをチェックし、すかさず新たなサイマキを送り込みます。

このサイマキにすべてを託したい

10時ごろに2回目のアタリ。

送り込みとテンションがけを繰り返し、重みが乗った時に大きくアワセて…。

またもやスカ。

これが結構恥ずかしい。ソロ釣行なので独り言をいってごまかしますa.k.a.海上の不審者。

昼前に出たモタレのアタリをかけて、何とか待望の1本目をゲット。続いてソゲを釣るもサイズ不足でリリース。

グッドルッキングガイ

その後2回アタリがあったのですが、いずれも同じようにスカ。6打席2安打という振るわない結果に終わりました。

マゴチに限れば5打席1安打。正直、何がいけなかったのか分かっていません。

これまでなら取れていたシチュエーションなのですが…どなたか教えてください!

サングラスの下の目は涙で濡れています

君は「マゴチ65」を知っているか?

知っているか、と言われても困りますね。知らないと思います。私が適当に作った造語ですので。

インドには「チキン65」という料理があります。

インド料理ガチ勢からの批判を恐れずにシンプルにまとめるならば、「スパイスとトマトペーストで香りを付けたフライドチキン」です。

これを、スパイスに負けない濃い旨味を持つマゴチと、手に入りやすい食材で作ろう―という試みです。

  1. マゴチを油で揚げる
  2. スパイスを効かせたソースを作る
  3. 両者を混ぜる」

この3工程で完成しますよ。

必要なスパイスは3つだけ

用意すべきスパイスは「クミンシード」、「レッドペッパーパウダー」、「パプリカパウダー」の3つ。いずれも輸入食材店などで小分けの品を購入できます。

材料を記載しておきます。

1用:マゴチ、塩こしょう、片栗粉
2用:サラダ油、クミンシード、ニンニクとショウガ(みじん切り)、シシトウ又は青トウガラシ、レッドペッパーパウダー、パプリカパウダー、ケチャップ、(あれば)香菜(みじん切り)

※【重要】レッドペッパーパウダーは、赤唐辛子を粉に挽いたものです。クミンやオレガノなどと赤唐辛子粉を混ぜた「チリパウダー」は別物ですので、お気をつけください。

ここでは、個人的に好きなマスタードシードも使用しますが、先に挙げた3つのスパイスで不足ない味に仕上がります。どうぞご安心ください。

(左から)クミンシード、マスタードシード、レッドペッパーパウダー、パプリカパウダー

まずはマゴチをカラッと

3枚におろしたマゴチは、腹骨と血合い骨を切り取るように大きくすき落とします。

マゴチの血合い骨は身に食い込むように曲がっているため非常に抜きにくいです。素直に切り取ってしまうのが一番楽かと思います。はじめに腹部分の身と肛門から尾側を切り離してしまい、腹部分は血合い骨ごと調理してしまって、食べるときに外すのもありかと。

身をぶつ切りにしたら、塩こしょうで下味をつけた上で片栗粉をまぶします。

カマの部分も使用

続いて鍋に油を温め、マゴチをカラッと揚げていきます。

シュワー

このままでも美味しい、フライドマゴチができました。

つまみ食いするのがうまいんだ、これが

たっぷりの油でスパイスの香りを抽出

並行してソースを仕込みましょう。

フライパンに多めの油を入れます。インド料理を作る際、油の量にびびってはいけないそうです。マゴチ1匹分でドバっと50ml程度使いました。数字でいうとわかりにくいですが、けっこうな量です。

ここにクミンシードを小さじ3分の2を入れ、弱火で加熱してきます。マスタードシードも使う場合は、クミンシードの前に投入しましょう。火が通りにくいので。

クミン(とマスタードシード)に火を入れて香りを出す

クミンシードから泡が立ち、良い香りが漂ってきたら、ニンニクとショウガのみじん切りを投入します。クミンを焦がさないよう、火加減には要注意。苦くなってしまいますからね。

シシトウ又は青トウガラシもこのあたりで。野菜類からも香りが出てきたら、レッドペッパーパウダーとパプリカパウダーを加えます。

レッドペッパーパウダーとパプリカパウダーを加えたところ

量はそれぞれ小さじ1ほど。レッドペッパーパウダーに関しては、唐辛子の品種に応じて量を調整ください。

迷うようならば、味見をしながら追加していって「結構辛いなー」と感じる時点でストップするのがいいと思います。次の工程でケチャップを加えると、辛さが和らいでちょうど良いピリ辛になります。

粉末のスパイスが油に馴染んだらケチャップを加え、酸味が飛ぶまで軽く炒め合わせたらソースのできあがり。火を止めます。

ソースはこんな感じに

揚げマゴチとソースを合わせて完成

カラリと揚がったマゴチをソースの入ったフライパンに投入し、混ぜ合わせたら「マゴチ65」の完成です。香菜があれば、この時に混ぜ込むと爽やかな香りを楽しめます。

香菜は香りも彩りも素敵

盛りつけます。現地をリスペクトし、ステンレスプレートを使うとそれっぽい感じがします。飾りつけにはレモンと紫玉ねぎを添えました。

これが「マゴチ65」だ

アップでどうぞ

味はどうでしょう。

鶏肉より濃い旨味、そして口の中でほぐれる触感。そして馥郁たるクミンの香りとレッドペッパーの刺激的な辛さ。本家本元のチキン65に比肩する満足度です。

飲まれる方はビールと一緒に楽しまれると最高じゃないでしょうか。

応用範囲の広そうな南インド料理「65」

現地風にこだわるのならば、衣にコーンフラワーを、ソースにはクミンシードとマスタードシードに加えてカレーリーフなどを使うと美味しいです。

ケチャップの代わりにトマトペーストと砂糖を使うのも良いかと。もちろん、ここに挙げたレシピでも十分に異国感を感じていただけますよ。

マゴチ以外にも、身がしっかりとして味の濃い白身なら、この料理に合うと思います。

「マダイ65」や「ヒラメ65」あたり、とても美味しそうです。刺身や鍋に飽きてきたら、ぜひ作ってみてくださいね。

寄稿者

マゴチをもったjomoさん
jomo

東京湾・相模湾の船釣りがメイン。小物釣りなら何でもウェルカム。江戸前物としてカテゴライズされる、マダコ、マゴチ、スミイカあたりの船が好き。

Instagram(@jomo.nivsky)

過去の寄稿記事はこちら

お世話になった船宿

金沢八景・一之瀬丸

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