アナゴなどにめちゃ有効!海のぶっこみ釣り用にサンマとワカサギの塩漬け餌をつくってみた

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できあがりのサンマ餌
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~この記事は約 4 分で読めます~

どうも平田です。

昨日、とある企業のクリスマスパーティーでアナゴ釣りとアカエイ釣りについて語ったところ、女性陣に、「こんな人が旦那さんでうちに帰ってきたら発狂する」とおほめいただきました。お前ら静かにしろお褒めいただきありがとうございます。

さて、釣り餌というのはだいたい釣り場や周辺にある釣り餌屋で買うかと思うのですが、やはり釣り人たるもの、工夫して自分で作ってみるのも釣りの一環としてたのしいなと感じています。

ということで今回は、スーパーのサンマを使って海のぶっこみ釣り用の餌を作ってみます。

目次

ぶっこみ釣りの対象魚

まずは対象魚ですが、まー、「俺たち別に餌が生きてなくてもなんでも食べるよ。よろしく」的な自然界にとって『掃除屋(腐肉食動物: scavenger スカヴェンジャー )』として位置する魚がターゲットです。

海:アナゴ、カサゴ等の根魚、サメ類、エイ類

淡水:ウナギ、ナマズ(マナマズ・チャネルキャットフィッシュ・レッドテールキャット)、

鯉、鮒、アリゲーターガー、スッポン、ワニガメ

と、昨今巷で騒がれている外来魚も釣れる可能性があります。鯉や鮒については以前の記事で鰻釣り中、冷凍マハゼへ積極的にアタックしてきました。鯉とか、ふつーにルアーを追ったり魚を余裕で食べるということを釣りをしない人に伝えると、驚かれることがあります。

ワカサギの塩漬け

11月末に行った山中湖で釣ったワカサギ。これを塩漬けにします。ホンモロコが数%混じっています。フライにしたところホンモロコのほうがワカサギより苦みがありましたが、まー気にならない程度です。

ホンモロコとワカサギ

(写真上がホンモロコ、下がワカサギ)

こーんな感じに、まず器にワカサギをならべ、塩をふりワカサギを重ね、塩を振るというミルフィーユみたいな流れです。餌づくり職人たるもの塩は1キロ単位で買っておくのがお得です。銘柄によって釣果が変わる等はないかと。

グルタミン酸が添加されているのはすこし喰い込みに効果があるかもしれませんね。

ワカサギの塩漬け

 

で、これを冷蔵庫にしまって1週間。ラップで覆っているものの、けっこう青臭いにおいがします。ご家庭によってはこれだけでアウトでしょうね。

その後、染みでてくるドリップを捨てます。この液体ですが、塩漬け前の魚をしっかり洗い、内臓や糞を取り除いてつくれば、そのまま冷蔵庫で1か月程度熟成させて、自家製ナンプラーとして調理に使うことができます。

忘年会のネタとしても、自家製ナンプラーを作っているというのは、結構話題になるので、次年度からはナンプラーパイセンとか呼ばれてしまうかもしれません。

自家製ナンプラー(しょっつる)は、寒い冬はタラちり鍋等に少し入れると、コクがでてうまいでしょうね、アミノ酸マンセー。

ワカサギの塩漬けからでるドリップ

はい。できあがった塩漬けワカサギは、このようにジップロックに1回分ずつわけます。ポイントは重ならないように横に寝かせて凍らせることです。

塩漬けワカサギを冷凍する

このワカサギですが、きらきらして眼もしっかりしていますので、視覚的アピール度は高いと思います。臭いについては淡水魚独特の青臭さですが、血生臭いわけではないので、海の獲物でニオイによってくる魚を釣る際は、後述のサンマの肝和え塩漬けに劣るかと思います。

カサゴやメバルやソイ狙いの胴付き仕掛けでは、いい動きとウロコと眼のきらめきですので良さそう。

ワカサギ釣りというと、多い人は1000匹も釣ってしまうということなので、天ぷら・フライ・南蛮漬け・おすそ分け に加えて『塩漬け餌』というのもありかもしれませんね。

想定市場価格:450円/1ジップロック。今回は5袋できたので、2,250円分の餌をつくれたことになるという皮算用。

サンマの肝和え切り身の塩漬け

はい、次はサンマの切り身の塩漬けです。以前、小網代湾のカワハギ釣りの餌を作った際、市販の冷凍ボイルアサリにイカの塩辛とナンプラーを和えた『平田アサリ』をつくったことがありました。

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あのエサには、真鯛推定サイズ70センチアップ(妄想)が来たんですね。なので、今回もただのサンマの塩漬けではなく、一工夫してみました。

まず、用意するのは、スーパーにならんですっかりへたってしまっているサンマです。生か解凍品かはどうでもよいでしょう。自己消化が進んで腐りがけのものを鼻息あらく買います。大体50%off等で2匹パックで100円ちょっとくらいでしょう。

で、これを冷蔵庫にいれて、2、3日忘れておきます。

その後、まな板の上に載せる。うーん。生臭い。ほーん。自己消化が進んでいますね。

賞味期限切れのサンマ

で、これを三枚におろします。うーん。血生臭い。内臓臭い。脂分もにじみでるほどの強さ。脂も強いほうが魚にアピールできます。

サンマの三枚おろし

切り身にし、内臓も捨てずとっておきます。

サンマのフィレ

で、切り身にして、溶けて塩辛上になった内臓をたたき身と和えます。これポイントです。身の集魚力が通常の3倍になるんです(かも)

いやーそれにしても、臭い。

ご家庭によっては、奥さんがかなりキレる可能性がありそうですね。

肝がついたまま切る

切り身なんですが、対象魚のサイズに合わせてカットするとよいですが、大き目に切っておいて、釣り場でハサミでカットするもアリです。

今回は、マアナゴ釣りメインつくったのですが、実釣時はさらにカットして写真の3分の2くらいの細さにしたほうが食い込みが良かったです。

で、これをワカサギ同様のやりかたで塩漬けにします。

サンマに塩をつける

で、数日たつとこの通り、ドリップは捨ててもよいですが、なんらか瓶にとっておき、コマセや配合餌に混ぜる、もしくは、来年のカワハギゲームを想定して、備えあれば憂いなしとかいいつつ、『平田アサリ』用にとっておくということもありはありです。

できあがりのサンマ餌

想定市場価格:450円/1パック。今回は2袋できたので、150円程度の原価で、900円分の餌をつくれたことになるという皮算用。

最後に

釣りのたのしみはどこにあるのか。これは人によって異なると思います。

ただ一つわかるのは、工夫しないで釣れるより、工夫して釣れたほうが、釣りは面白いということ。

みなさんも釣り餌を作ってみませんか?

他にも、おもしろい餌の作り方があれば、教えてください。

ではでは。

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できあがりのサンマ餌

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