日本列島を、おいちょっと冗談きついぞ的な寒波が襲いましたね。
ほんとうに勘弁してほしい。寒いぞ。
先日の平塚からのLT五目のときなんて朝6時で-3℃。。。
そこからやっとこさ寒さがぬるみつつも、依然として寒い2月にさしかかるかという相模湾の堤防。
水温が下がりすぎると岸釣りの場合、メバルやカサゴ以外の魚の喰いが極端に悪くなる(むしろ浅場にはいなくなる)ということもあり、このところもっぱら船釣りが多かったものの、Sさんから誘われて神奈川の某漁港で堤防釣りをしようということに。
サンドイッチマン似(金髪の方)の釣り餌屋のスタッフさん曰く、
「今日なんか、あったかいんで釣れるんじゃないですか?」
という話をしていて、お、おう。と、うなづいてみたものの、車の温度計が3℃をさしている深夜23時過ぎ。
とりあえず戦の前は兵糧を。ということで、カップヌードルネタの記事が気になり、あれこれ悩みつつもカレーカップヌードルビッグを胃袋のおさめておきます。
相模湾の某漁港で根魚を狙う
相模湾に面している某漁港に到着。
今回の勝利条件は一番でかい根魚を釣る。
仕掛けは船用の胴付き(ハリス4号)
ミディアムハードクラスのシーバスロッドをつかっているのですが、このぐらいだとチョイ投げはナス型オモリ7号ぐらいがちょうどいいなと。
これをセットして、エサはサンマの干物をカットしたものと、冷凍ホタルイカに。
サンマは生のままもよいのですが、やや干してあると針持ちがよくてうまみも増していてよいかなといつも思っています。
ちなみに、ホタルイカを買うとき、釣具店のサンドイッチマン氏に、「これで間違いないっすよね?」
と、いってみたところ、
「間違いないっスね。釣れますよ!」
というレスポンスが返ってきたという特餌ぶりです。
早速投げる。
この釣り場は底が根+海藻なので、キャストしてから動かさず置いておくのが基本なのですが、ちょいちょい竿先にアタリがあったり。
ヤリイカフィーバー
他の釣り人のみなさんが何を釣っているのかと思ったら、どうやらヤリイカを狙っているようです。
電気ウキの方は餌スッテで、ルアーの方はエギングということで。
どうやらヤリイカが産卵で接岸している模様。
・・・
と、おもったら、みなさんかなり釣れています。
う、
ら、
や、
ま、
し、
い、
ぞ。
干潮で潮どまりなのに、潮は関係ないのか、入れ食い状態のようで・・・
あー根魚とかいってないで、エギもってくればよかったなー。
俺にも釣らせろ!
と、後悔していると、
一緒に行ったSさんのところでアルバイトをしているというYくんが、
「釣れましたー♪」と。
む。(わーうらやましすぎる)
ふつーにヤリイカやんけ。
とりあえず、餌木をもっていないSさんとわたしは、
「ずりー、」「卑怯だな」「物事には順序ってものが」とかいって、器の小さいおっさんぶりを見せつけておきます。
うわん。
あ、胴付きの下針でエギが釣れた。
鹵獲してつかえるか・・・
が、カンナが錆びてしまってますね。これホントに針がかりして釣れてきたんです。
うーむと、ボートバッグをさぐってみたところ、ストームの五目ジグヘッドエギを発見。ヒイカなどを釣るもので、今回もってきたULのメバリングロッドでも投げられそうです。
が、
軽すぎて、フォールスピードとシャクリのバランスが悪いので、ダイワのジグヘッドの針を追ってスナップでワームエギに装着してみることに。
釣れたな。
・・・
わたし:「タナってどのあたりなんですかね?」
Yくん:「えっと、中層だと思いますよ。こんな感じにタチウオテンヤみたいにしゃくってくると釣れます」
わたし:「ほーん。なーるほど。ふむふむ(返事と裏腹にじっとりみる)」
・・・
キャスト。
フォール。
・・・
・・・
・・・
シャク。
ラインスラッグを巻き取る。
シャク。
ラインスラッグを巻き取る。
の繰り返し。
が、あれほど他の釣り人が爆釣していた港内外側はアタリがでません。群れがどっかにいっちまったのかなー。
待望のブッコミ釣りに、強烈なアタリが!
そんなこんなで、堤防突端でシャクシャクしていると、Sさんが走ってきて、
「ひらっさん、なんか、竿引きこまれそうになってますよ!Yが今、竿おさえてます!」
とのこと。
フハっ!
と、風のように置き竿に駆け寄り、リールを巻くと。
グイングイン。
と重い引き。
しかもそこから団子状になっているような水抵抗。
あ。
こ、
れ、
は、
でも、カサゴとかアカハタの大物かも、と寒すぎたのもあり妄想しながらゆっくり巻いてくると、
あ。
ね、
に、
も、
ぐ、
ら、
れ、
た
ど。。。。。
根に潜られました。
こいつは十中八九、ウツボだな。
と、ここで、寒さで全員思考回路が麻痺していたのでしょうか。
ウツボを釣った人が勝利という謎の勝利条件が追加設定され、一同一応魚っ気があったので、ブッコミ釣りに集中することに。
わたしはといえば、3人のうちウツボ釣り経験が一番あるということで、好き勝手に講釈をしておきます。
が、釣れず。
釣り鈎が大きいというのもあって、なかなか魚が食い込めないのか餌がかじられて帰ってくるばかり(たぶん、ベラ)
ここでさすがに寒すぎるので、俺たちのジェットボイルで湯を沸かしてブレンディのお時間です。ジェットボイルは、速攻で湯が沸くのでほんとうに真冬の釣りにオススメです。
火っていいですな。
もれなく燃料の恩恵をうけるためにジェットボイルに手をかざしてつかの間の暖を取ります。
オートメーションに鼻水がたれてくる。
カフェオレうまい。俺とお前の、ブレンディ。
そうこうして、
潮もやや満ちてきたのでカサゴかメバルをワームで狙おうかな。
と、おもいつつも、仕掛けを変えるのがめんどくさかったので、さきほどのワームエギを港内側の船道に投げて、
フォール。
寒くて着底もよくわからないけど、たぶん、着底。
あー釣れねーなー。
これ、ボウズかもなー。
何しに来たんだろ今日。
でも、こういうのも楽しいよなー。うひひ。
シャクシャク。
ぐわーん。
突如ウルトラライトのメバリングロッドがしなり、あれ、根がかった?
・・・でも、ここ中層だったはず。
と、おもって巻いてくると、
ぴゅーぴゅー水を吐くいきものがついています。
わ、
イカだよイカ。
うひょー。おほほほほん。
と、抜き上げたのは、今日一サイズのヤリイカくんです。
速攻で頭部の付け根を指で押さえて締め。
すかさず、Yくんが釣った2杯のヤリイカとならべ、俺のが一番大きいやんけと勝利宣言をしておきます。
それにしても勝利条件はウツボ云々という話はどうなったのでしょうか。大人ってこわい。
さっきまでは港外側しか釣れていなかったものの、潮が満ちてきたので、潮にのって港内側に来たのでしょうかね。一気に士気25ぐらいから90ほどに回復して、鋭意ヤリイカを狙ってみるも、その後はアタリゼロ。
根がかったぶっこみ仕掛けになにかが絡んでいるので、テンションをかけたまま巻いてきたらメタルバイブでした。。。
一晩でルアーが2個釣れたという。根がかり多発地帯。。。
この時点で一同の士気が無事0になりまして、戦略的撤退にいたりました。
ということで、相模湾の漁港では夜ヤリイカが接岸しているようです。
みなさんもエギか餌巻きスッテで試してみてはどうでしょう。
メバリングが好きな方も、メバリングロッドでもなげられるワームエギいいですよ。