前回の記事はこちら。
竹芝客船ターミナル
やっとのことで釣行準備を終えたのがAM4:30ごろ。そこからちょっと仮眠をして竹芝桟橋へ向かいました。この竹芝桟橋は浜松町からむかえるのですが、途中距離があるので余裕をもってむかったほうがよいですよ。
釣り竿を船内へ持ち込む方は、竿ケースに入れるか、竿先をタオル等で巻く必要があります。それと、小笠原諸島では、イシダイとイシガキダイのどちらか5キロを超えるサイズ1匹のみ持ち帰り可能です。5キロってけっこうなサイズですね。小笠原諸島では一般的なサイズなのでしょうか。いずれにしても、資源保護は大切ですね。
あいにくの空模様のなか、ジェット船に乗り込みます。風も強い…これ、釣りになるのだろうか。
伊豆大島へ上陸
この季節の船は岡田港へ上陸することが多いようです。今回、伊豆大島がほこる最安レンタカー『モービル』さんを予約していましたので、待合所近くで、送迎のイエローバスを待ちます。
他のレンタカーは港で受け渡しですがモービルさんの場合、人的工数を減らし安値を実現するために事務所へ向かう必要があります。このことに文句をいっているクレーマーもいますが、値段を考えろというわけですよ。
モービルをへたあとは丸市釣漁具店さんへ。伊豆大島の釣り具屋では一番品ぞろえが豊富です。ブログでは反政府的な主張が激しめです。ここでは、アミコマセとつけエサのオキアミを買っておきます。イソメ等の虫エサはありませんので、必要ならば事前に出発前にかっておくとよいですよ。
泉津港へ移動
今回は、金曜日から泳がせの西上と先乗りしていたのですが、この西上師が「青物釣りたいっす!青物っていったら泉津でしょ!泉津いきましょ!」とかうるさいので、黙らせるために泉津港へ向かいます。
車を運転しながら、伊豆大島がほこるスーパーべにやの天丼を食べようとするので注意しておきました。実はべにやさんの弁当はどれもおいしくないので、もっと頑張ってほしいところです。
泉津港到着
泉津港は伊豆大島の北東側に位置していて、春先の南西風にも比較的強い釣り場です。
堤防が外洋に向いている箇所は突端のみ。釣り座としては2名入れるぐらいです。堤防の高い部分にのぼることもできますが、高さは10メートル以上あり、風の強い日等は危険ですので、あくまでも自己責任でどうぞ。
ちょうど、到着したときに東京から仕事で来ているという青年がいたので、ご挨拶をしていれていただきました。
釣り座を確保できた記念に、天丼をたべる西上師を激写してみました。この男、タバコをやめてからどんどん肥っていくので行く末がしんぱいです。
はよ釣りたいけど、背に腹はかえられなさそうな西上師はこちらです。揚げ物とか肉とかが好きとのこと。まっしぐらだな。
泉津港突端にて釣り開始
遠投カゴ釣りか、ジェット天秤でぶっこみ釣りか、そう考えてまずは『ぶっこみのたく(特攻の拓)でしょ』というわけで、ハリス8号の強めの仕掛けを即席でつくり、塩サバをたくさんつけて、クソ重いジェット天秤でぶち込んでみます。ワールドモンスターはこんな釣りにも便利な相棒ですよ。
が、
一投目から根がかり.comです。
海をよごしてしまった後悔に、失われたコストがプラスされ、すこし落ち込みましたが、気持ちを切り替え遠投カゴ釣りにシフト。勝負はこれからです。
颯爽と準備を完了して、遠投かご釣り仕掛けをセットしてエイヤ!と投げたところ、
あれ?
遠くに見えるウキがゆっくり沈んでいる気配が・・・
早速巻き上げ、かご釣りになれている西上師にきいてみると、
西上師:「あーあれしずんでますねー、カゴとウキ何号っすか?」
平田:「え?あー、両方8号かな」
西上師:「あーあれですよ。カゴが8号だったらウキはもうすこし上のやつをつかわないとダメっすよ!コマセとか入ると重くなるんで」
平田:「マジか!なにそれ、ウキに適合オモリ8号って書いてあったのに。だまされた」
という具合に初歩的なミスをしてしまいました。えー釣り具メーカーの方に置きましては、かご釣り初心者がこういったあやまりをしないように、パッケージ裏の説明書にかいておいていただけるとありがたい限りです。
その後、西上師に負荷10号のウキを借り、再スタート。
ここで何も釣ってないのに、雨がふってくるという・・・
西上師も華麗にズボンを脱ぎ、レインウェアをまとうという次第。
わたしはといえば、車内からドラグをゆるゆるにした竿を見守ります。伊豆大島の各港や堤防ですが、公には関係者以外車両侵入禁止のようなのですが、余裕で車で乗り込んでいる地元の釣り人数名にお聞きしたところ、「まー、マナーとか守ってくれればOK。気をつけてね。」とのことでした。
が、地元の方、漁業関係者からもし注意を受けたりした場合は素直に従いましょう。車止めがないところでアクセルとブレーキを間違えたなどシャレになりませんので、必要以上に近づかないのがベストです。
車内より無残にも雨にやられる西上師をウォッチしてみました。
第1回ORETSURI泉津小物釣り選手権
カゴ釣りをしていても一切あたりがありません。が、高所で釣っているカゴ釣り師はメジナをそこそこ釣っています。一体差はなんなんだろう。距離なのか、タナなのか、エサなのかなどと考えていましたが、雨が小降りになったので、ここで泉津小物釣り選手権スタートです。
コマセを外洋側のへチにまくと、小メジナやスズメダイっぽい魚影がたちまち集まり、イワシなども回遊してきます。と、いきなり50センチくらいの魚が急浮上。一瞬だったのでわかりませんが、波止の嫌われものことサンノジでしょうか。はたまた、嫌われものつながりでイスズミパイセンでしょうかね。釣ったことないのでわかりませんが、わたしはなんでも釣れればうれしいので、小物仕掛けで釣ってみると、
スズメダイ。これは西上師の釣果です。
このあとサビキでスズメダイを釣って、かなりつまらなそうにしておりました。
しゃ!繊細なあたりをとったぞ。これは、カワハギかベラだな?と思ったら・・・
貴殿でしたか。キタマクラ殿。お引き取りいただけますでしょうか。さようなら。
竿を放置したら、竿先が大きくしなり、すわ!大物きたか!?と思ったら、
オオスジイシモチ。
という流れで、匹数としてはスズメダイ釣り師と化した西上師が圧倒的リード、種目としては堤防五目王こと平田がリードで、いつのまにかバトルも熱が入らなくなり終了と相成りました。
雨上がりにはいいことがあるよ
そうこうしているうちに雨があがって虹がでてきました。心があらわれますな、オーバーザレインボウ♪
とかいいながら、高所にいる釣りまくっている釣り人のカゴ釣り仕掛けをみたら、ウキ下10数メートルで狙っていることに気づき、ふむふむ、雨の影響で魚が底についているわけか、よし、これはわたしも、ウキ下を長くしてみようと、2メートルぐらいしかない竿で無理してウキ下をとり、ダイワのジェットカゴ遠投8号を投げたところ・・・
バチン!
おっさんと虹。
と、西上師のカゴ釣り仕掛けにヒット。結構引いている気がします。
余裕をこいて、カメラ目線の西上師。タモ入れが必要そうなので、わたしの網をとろうとすると、西上師が雑にからませた堤防五目仕掛けのサビキが5つほど網に絡んでいます。アイツめ!その絡みをほぐしていると、背後から、
「あー!」
と、声が聞こえて、察しながらもきいてみたところ、
「バレましたわー」とのこと。
どうやらハリス1号で狙っていたようです。。。
たぶん真鯛うんぬんとかいっていたので、鮮やかにスルーしておきました。
海のふるさと村へ
ちょうど16時ぐらいだったでしょうか。海のふるさと村のチェックインは15時~17時までなので、まずは伊豆大島東部、陸の孤島といっても過言ではない海のふるさと村へ。
途中から霧が出て三原山界隈をへて谷間からぬける強風にあおられつつ、なんとかチェックイン。
受付の中年の方が、なんとなく不機嫌ですが、いつもいる青年は変わらずいい人です。ここは採算がとれていないはずなので、いつまで続くか心配です。民主党時代の蓮舫議員にかかればコンマ2秒で事業仕分けされそうなところですが、わたしは好きですよ。がんばれ!海のふるさと村!
岡田港へ
ずぶ濡れおっさん2名チェックインというあとに、服を部屋に干し、堤防から餌巻スッテでヤリイカが釣れると噂の岡田港にむかって、夜釣りをすることに。
が、向かい風の強風&雨で撤退。先端の方まで偵察にいってみましたら夜も早かったのか釣れていませんでした。ヤリイカが釣れるのは深夜にかかったりするようで。狙う方は地元のかたによく聞いてからやるとよいですよ。
西上師のわがままにつきあう
もうですね、西上師はわがままの代表選手みたいなものでして、「ひらっさん、マクドナルドが食いたいっす。肉くいたいっす」などというもんなので、元町の焼肉竹馬さんへ。
扉をあけて怪しげな地下へ。この作りと内装を考えると、以前はスナックだったのかもしれない店内です。
この通りテンションがた落ちの西上師がビールを飲みたいとのことで、大人のわたしは、俺、酒とか好き好んで飲まないから飲んでいいよと、運転を変わる申し出をして、ビールと肉をたべて機嫌をなおしてもらいます。それにしてもこのおっさん、よく飲む食うなんです。身体が心配だ。
ちょい小量な中落系カルビ。味はおいしいです。
1番人気のユッケジャン。これは牛脂をしっかりつかった本格的な味です。うまい。やや化学調味料がきつめ&かなりしょっぱいので、白飯があったほうがいいでしょうね。
伊豆大島の飲食店はどこも輸送費等があるので割高感がありますが、釣りをしたら肉を食べたくなるひとにはおすすめのお店です。
寝てます。
ここで昨晩から1時間くらいしか寝ていないことを思い出し、海のふるさと村までの道のりを考え10分間の仮眠。
充電後、夜道をはしったところ、宿に帰るまでに数十匹のヒキガエルを路上でよける羽目になりました。雨夜の伊豆大島を車で走るときは、ヒキガエルに注意ですよ。みなさん。
海のふるさと村のお風呂は季節にもよりますが17時~21時(夏季22時)までなので、この日は入浴できず。
西上師がウシガエルのようにいびきを立てることもほぼ気にならず泥のように寝ました。
1日目はこんな感じで終了です。
ではでは。次回もお楽しみに。
前回の記事はこちら。
<その他伊豆大島釣行は以下の通り>