落雷がもっとも多い地域はどこ?落雷について学んで安全に釣りをしよう

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夏真っ盛り。

朝から強風ということも少なくなり、台風の到来や暑さによる釣り人自身の士気低下をのぞけば釣行回数もぐっと伸びる季節です。

落雷にあったロッド

出典:https://www.facebook.com/billy.alstrom?hc_ref=ARRId55OC89ktqiP6qvffIsBmKDUzw4i1yIOGCP9J3cfi_NMD453yLJOK1SQiU4BeZQ

この季節の釣りで注意したい危険の一つとして【落雷】があります。

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目次

落雷がなぜ起こるか?

落雷がなぜ起こるかは専門家によっても意見が分かれるようです。

一般的には急激に成長した雷雲において軽い粒子が上昇し「プラス」に帯電し、重い粒子が雲の中で「マイナス」に帯電し、そのプラスとマイナスの間に電流が流れ、ときとして地上にも落ちるというわけです。

落雷の発生件数(月別)

ここで落雷の発生件数について、月ごとの変化をチェックしてみましょう。

気象庁がわかりやすいデータを開示しています。

気象庁 落雷発生件数 地域別

出典:気象庁

断トツに夏季の発生が多いことがわかります。

特に8月が多く、日本海側よりも太平洋側が多いことがわかりますね。

また冬期の落雷発生件数は太平洋側より日本海側のほうが多いことがわかります。

なぜ夏に落雷が多く起こるのか?

夏は湿度と気温が高く、地上の水分が太陽熱により蒸発し上空で冷え雲が形成されやすいといえます。

1日のうちで、昼すぎ以降(特に夕方)に特に雷の発生が多いのは、朝から太陽熱で温められた水分が上空で雲になり、雲として耐えきれなくなる限界の時間が近くなるからです。

雷をともなった夕立ちが多いのも夏の特徴ですね。

おそらくみなさんの多くは、小さい頃の釣りやプールの帰りに落雷や夕立ちを体験した記憶が多いのではないでしょうか。

落雷の発生件数(地域別)

次に地域別の落雷発生件数を見ていきましょう。

これも年間の落雷発生件数を気象庁が開示しています。

出典:気象庁

もっとも多い金沢ではなんと、42.4日!

みなさんのお住まいの地域はどうだったでしょうか。

さらに詳しく日本の落雷の特徴をチェック

落雷が発生しやすいのは夏で地域ごとの発生件数もわかったところでさらに詳しく日本列島で起こる落雷の特徴をチェックしておきましょう。

夏と冬では落雷が起こるエリアが異なる

出典:気象庁

夏場は内陸部で、冬場は主に沿岸部で落雷が発生していることがわかります。

夏の釣り場は全エリアで注意しつつ、特に内陸部の河川や湖沼での釣りに注意したほうがよいでしょう。冬はほぼ内陸で落雷が起きないですが、船釣りや堤防釣りなどでは注意が必要です。

夏と冬では時刻ごと落雷件数が異なる

出典:気象庁

夏場は午後15時付近がピークですが、冬場は一日を通してピークというものが見られません。

夏の釣り場は特に午後の釣りに注意しましょう。気になる方は夏の釣りは午前や夜間中心にするとより危険性が下がるはずです。

釣り人が落雷に対して注意できること

夏の釣り船の景色

次に釣り人が落雷にむけて注意できることを解説していきます。

あらかじめ釣行予定を組んでおく(納竿時間)

釣行前は、天気予報や雲の動きなどを確認してあらかじめ釣り場からの離脱スケジュールを決めておきましょう。落雷に伴い夕立ちも多く発生するため、雨をどう避けるかという観点もポイントです。

夏季の降雨は、一時的なものが多いため、「〇時~〇時まで釣り、14時納竿で○○で食事&温泉、天気をみて帰宅」というように、釣行後に落雷が多発する時間帯は屋内にいるなどするのがスマートです。

アプリやサイトで雨雲の接近にそなえる

便利な時代になったものでスマートフォンに落雷情報を通知してくれるアプリをインストールしておけば、現在地情報をもとに落雷を避けることができます。

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Blitzortung.orgという海外サイトでは全世界でリアルタイムにおきている落雷情報をチェックできます。

出典:Blitzortung.org

このサイトを開くと、常に世界のどこかで落雷が発生していることがみてとれます。

ちなみにPCの音声をオンにしておくと、バチバチ⚡という雷の音が体感できるのでおもしろいですよ。

出典:Blitzortung.org

日本列島にフォーカスしてチェックすることもできます。

雲行きが怪しくなったら納竿する

筆者の経験ですが、バス釣りなどをしていると夕立ち前に魚の食いが良くなることがあります。

気圧の変化を魚たちが側線等で感じ取り、天候悪化前に荒食いをしているのかもしれません。

こうしたときに釣りをしているとあまりにもアタリが多いので、雨具をつけて釣り続けてしまいたくなることもあるはずです。

落雷が起きる可能性がある時点で釣り場で竿を出す危険性を十分理解し、釣り場からの早目の離脱を心がけるようにしましょう。

落雷対策で控えたいこと

次に落雷対策で控えたいことをまとめておきます。

  • カーボンロッドでなければ大丈夫→✖
  • 雨具がゴム引きだから大丈夫。長靴は無敵→✖
  • 金属製品を外せばOK→✖
  • 木下に隠れれば大丈夫→✖
  • ははは、まだ落雷の間隔が遠いからOKだよ→✖

これらの認識は間違えです。

電気抵抗が高いからといって落雷の影響を完全に防げるとは限りません。また雷は細くて長いものに落ちやすい特徴があります。落雷をさけるために、樹木の下に隠れた場合も落雷は木をを伝って周囲にも影響することが知られています。落雷の光と音の伝達速度の差をふまえて、距離があるから大丈夫という認識も絶対的なものではないと理解しておきましょう。

「あんな、わかとるとおもうけど、雷さんで黒焦げになったらあんたさんも死んでしまうし、そのお高い釣り道具だって炭になってしまうで。そしたらもう釣りなんか二度とできんし」

※アイキャッチ画像出典:フォトac

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