【記録級】95cm9.2kgの巨大ヒラメをオカッパリ泳がせ釣りで仕留めた冒険

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メータークラスのヒラメ
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こんにちは!島根のニッシーです!

今回は、オカッパリからの泳がせ釣りで「超ド級・座布団ヒラメ」を釣り上げた冒険についてお話します。

目次

絶品食材「寒ビラメ」

冬に旬を迎える魚の中でも、僕が好きな魚が「ヒラメ」です。

冬が旬の高級魚「ヒラメ」

この時期のヒラメは、「寒ビラメ」と呼ばれます。

産卵前の荒食いで脂肪をたっぷり蓄え、夏場より2倍近く厚身が増した魚体は、冷たい海水の中でギュッと締まります。

肉厚な「寒ビラメ」の切り身

高級食材である「寒ビラメ」は、淡白な中にも甘みが強く、しっかりとした歯応えがある肉厚な身が楽しめます。

この絶品食材を求めて、僕は日々海に出かけていました。

「泳がせ釣り」でのヒラメの狙い方

獰猛な肉食魚であるヒラメは、「ルアーフィッシングや泳がせ釣り」で狙うのが一般的です。

「ルアーフィッシング」で釣れたヒラメ

今回は、生きた魚を餌に使う「泳がせ釣り」でヒラメを狙っていました。

この「泳がせ釣り」は、僕が最も得意とする釣法です。

今回使用していた仕掛けが、こちら。

「ヒラメの泳がせ釣り」仕掛けの図

まず「餌となる魚を釣る必要」がありますが、食物連鎖を利用した理に適った釣り方です。

「餌となる魚のつけ方」には色々ありますが、僕は「目通し」で針をつける場合が多いです。

「目通し針」と「ウレタンゴム」

「目通し針」という道具を使って、「魚の眼の縁」に「ウレタンゴム」を通し、「捻ったゴムの輪に釣り針を通す」という手法です。

「目通し」をしたアジ

「目通し」を上から見た図

目通しでハリがけすると、魚体に直接釣り針を刺さないので、「エサが弱りづらく、すっぽ抜けにくくなる」というメリットがあります。

今月も「40センチ〜50センチ大のヒラメ」をポツポツ上げていたのですが、今回釣り上げたヒラメは「超ド級な怪物サイズ」でした。

「超ド級な座布団ヒラメ」との出会い

この日は、通い慣れた磯に出掛けていました。

ゴツゴツした岩場の岸沿いをしばらく歩くと、海底一帯が「砂地で根が点在するポイント」があります。

過去に、75センチの「座布団ヒラメ(70センチ以上の大型ヒラメを座布団といいます)」を仕留めた実績のある場所です。

泳がせ釣りの餌は、通常「小型のアジやイワシ」を使いますが、この日はジグサビキで釣れた「20センチ大のカマス」を使用していました。

ジグサビキで釣った「カマス」

潮に合わせてヒラメが通りそうな地形を予測し、根の際を泳がせていると、前アタリの反応!

「泳がせ釣り」では大型魚が近付くと、餌の魚が逃げ回る強い反応が出ます。

ここで慌てるとすっぽ抜けるので、しっかりと喰いこませたのを確認してから大アワセ!

「こいつは、デカいっ‼︎」

掛けた時の重量感で、「座布団クラス」だと確信しました!

青物のように横に走り回ることはないものの、座布団ヒラメのヒキ方は「海底に叩きつけられるような重厚なヒキ」。

まるで「竿先に突然、鉄アレイが結び付けられたような衝撃」が連続して襲ってきます!

これまでのヒラメ釣りで経験したことがないヒキに耐え、ドラグを調整しながら無理をせずにいなします。

耐えて耐えて、ようやく岸にずり上げたヒラメは、まさに「怪物」でした…。

これまで見たことがないような、超弩級な座布団ヒラメ!

持ち上げて写真を撮るのも一苦労でした。

サイズを測ると、全長「95センチ」、重量「9.2キロ」‼︎

全長サイズは…「95センチ」!!

検量サイズは…

「9.2キロ」!!

船釣りでも滅多に釣れないクラスのとんでもない記録モノのヒラメでした!

「オカッパリ(岸)から上がった個体」だと、国内でもベスト5に入るであろう大記録なのでは!!

顔つきは「ヌシの風格」こちらを睨め付ける顔つきは、まさにヌシの貫禄。

目が合う緊張感が半端じゃなく、寒いのに変な汗が止まりませんでした。

「9.2キロの座布団ヒラメ」を解体する

「座布団ヒラメ」を解体

それでは持ち帰って来たヒラメを、解体していきます。

まずは「金タワシ」を使って、ウロコを落としていきます。

「金タワシ」が楽!

「鱗落とし」が完了したヒラメ

続いて「頭と尾」を落とし、内臓を取り出したら下処理が完了です。

「下処理」が完了

重量感のある「キモ」

ここから、身に包丁を入れて切り分けていきます。

ヒラメは「5枚おろし」で捌いていくので、体の中央に包丁を入れます。

中央部から切り分ける

中央の切り込みから、骨に沿って包丁を進めていきます。

「中骨」の感触を確かめながら刃を進める

ひっくり返して、「裏側」も同じように捌く

「ヒラメの5枚おろし」

皮を剥ぐと、「寒ビラメの身」はこんな感じ。

脂がしっかりのった「寒ビラメ」の身

こちらが、「ヒラメのヒレ部分の身」である「エンガワ」の部分。

「エンガワ」部分の身

希少な部位の「エンガワ」ですが、このサイズのヒラメだと採れる量も桁違いです(笑)

エンガワは、海底から餌を目掛けて飛び上がる「驚異的な瞬発力」を生み出す筋肉の部分です。

そのため他よりも筋肉が発達しており、「独特の歯応えと旨味」が味わえます。

絶品の「寒ビラメ料理」を楽しむ

大型になるほど味が落ちる魚がいますが、ヒラメの場合は大きくなるほど脂ノリが増す印象です。

3日間しっかり熟成させて、「寒ビラメ」を満喫しました。

「ヒラメの昆布締め」

「ヒラメのカルパッチョ」

シンプルながら寒ビラメの旨味がよく分かるのが、「お刺身」。

左側が「エンガワ」、右側が「お刺身」

刺身は言うまでもなく、「エンガワ」はコリコリとした食感で、噛めば噛むほど「甘さと旨味」が滲み出て来て、気絶しそうになる旨さでした!

最後に「ヒラメのアラ」からダシをとることに。

「アラ」から濃厚なダシが出る

アラに残った身で「つみれ」を作って。

「ヒラメのつみれ」

たっぷりの野菜と一緒に煮込んで、「ヒラメのしゃぶしゃぶ」に。

「ヒラメのしゃぶしゃぶ」

ヒラメダシの「卵とじ雑炊」

ヒラメのダシがたっぷり染みた、〆の「卵とじ雑炊」も抜群の旨さでした!

ヒラメの「骨格標本」を作ってもらった

釣り仲間が大記録の記念にと、今回釣り上げたヒラメの顎で「骨格標本」を作成してくださいました。

乾燥中の「顎」

通常の「骨がむき出しの白い骨格標本」と違い、丁寧で計算された乾燥作業を繰り返すことで「皮付きの骨格標本」に仕上げていくそうです。

「70センチ級の座布団ヒラメの顎」と比較してみると、改めて今回のヒラメのヤバさが分かります。

左側「70センチ級の座布団ヒラメ」、右側「今回の超ド級ヒラメ」

左側「70センチ級の座布団ヒラメ」、右側「今回の超ド級ヒラメ」

「牙、骨格」といい、全てが規格外なデカさです。

虫喰いを防ぐため、何日もかけてじっくり低温乾燥を繰り返して完成したのが、こちら!

完成した「顎」の骨格標本

乾燥した「顎」だけでこのサイズ感!

カッコよすぎな感動の出来栄えで、我が家の家宝になりました!

それでは、また!

寄稿者

ニッシー

ニッシー

※本記事はニッシーさんの「【沖縄冒険日誌】しままやー」を再構成したものです。

今回のタックル

・ロッド:ダイワ「剛弓ヒラマサ 4.5号」
・リール:シマノ「ツインパワーSW8000HG」
・メインライン:PE4号
・リーダー:ナイロン8号

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