大阪の堤防突き落とし事件から考える釣り場の安全対策

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死んだら二度と釣りはできませんよ
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2016年も残すところあと少し。

今年の釣り業界の恐怖事件ランキングをあげるなら、話題の上位にあがってくるのは、大阪府の岸和田市と忠岡町の突堤で釣り人が少年グループに海へ突き落されたことではないでしょうか。この事件は全国の釣り人を恐怖させ、怒りをおぼえる方も多くいたはずです。

 

目次

大阪の堤防突き落とし事件について

この事件は、9月19日の早朝、大阪府の岸和田市と忠岡町新浜2丁目の突堤で釣り人が男子中学生4人のグループによって相次いで海に突き落とされたものです。グループは同じ中学校の遊び仲間同士で、事件の2日前にリーダー格の男子生徒宅に集まり犯行を計画したそうです。

「釣れてますか?」と声をかけられた釣り人が、海に突き落とされたという極めて悪質な事件は、突き落とす様子を携帯電話で動画撮影もしたという事実でさらに悪印象を生んでいます。

被害者を海に突き落とした少年たちは逃走し、海に落とされた男性は自力で岸に上がり、命に別状はなかったとのこと。

無事で本当によかったですね。

 

生き残りそうな人間と弱い人間が狙われた

またこの事件では、突き落とすターゲット選定で、以下の動きがあったようです。

捜査関係者によると、中学2年の少年(13)が突き落とされた岸和田市木材町の突堤には当時、この少年を含む少年3人と複数の高齢者の釣り人がいたが、グループの一人が「おじいちゃんだと死んでしまうから中学生にしよう」と提案。「やせていれば自力で(海から)上がってこれる」との理由で、最も細身だった少年がターゲットになった。グループはその後、忠岡町新浜の突堤に移動。男性会社員(56)と30代男性が釣りをしており、「若いと抵抗される」(グループの一人)として、年配の方の男性会社員が狙われた

引用:sankei.com

少年グループは殺人目的ではなく、ただ単に人がおぼれる姿を見たかっただけなのでしょう。遊び感覚なので一層恐怖を感じますね。

 

釣り場は危険に満ちている(堤防やテトラや磯)

このニュースからすこし時間が経ってしまいましたが、改めてこの事件をもとに釣り場の危険について考えてみることにしました。

堤防から突き落とされるというのは、シーンとしてはあまり多くはないかと思いますが、釣り場は、一歩間違えるとあの世いきというデスゲームの舞台であるのは事実です。

以下に堤防とテトラと磯について危険と対策をまとめておきました。

今一度みなさんと一緒に学べればと思います。

 

堤防

堤防の危険にはまずその物理的な『高さ』があります。波の威力を弱めるためや流れを導くために堤防は存在していますが、そのため潮が満ちても沈まない程度の高さがあります。この高さは、海水面から1メートルくらいのところから6メートル以上あるところまであります。

対策:

  • 一人で釣りに行かない
  • 立ち入り禁止エリアには立ち入らない
  • 酒を飲んで釣りをしない
  • つまずきやすい靴を履かない(サンダル・靴をつっかけてはく)
  • ライフジャケットを装備する。最近ではウエストタイプのライフジャケットも流通しています。
  • 堤防の端からある程度はなれて釣りをする
  • 波をかぶる可能性があるエリアにはいかない(堤防の端などのコンクリートが濡れているエリア)

 

テトラ

テトラの危険には、物理的な高さに加えて、その形状のいびつさがあります。堤防と異なり、テトラの足場は常に不安定です。なんらかの拍子(魚を釣った・くしゃみをした・スマフォで写真を撮る)にバランスを崩し転落し、テトラの穴に落水したあとに自力で這い上がるのは極めて困難であるようです。

対策:

  • 一人で釣りに行かない
  • 立ち入り禁止エリアには立ち入らない
  • つまずきやすい靴を履かない(サンダル・靴をつっかけてはく)
  • 酒を飲んで釣りをしない
  • ライフジャケットを装備する。最近ではウエストタイプのライフジャケットも流通しています。
  • 濡れている部分にはたたない、飛び乗らない
  • 高さがあるテトラには乗らない
  • 波をかぶる可能性があるエリアにはいかない(テトラが濡れているエリア)

 

磯の危険には、形状のいびつさに加えて波の強さがあります。テトラも波よけとして設置されていますが、多くの磯には直接外海の波がぶつかります。そのため、波に足元をさらわれるという危険が常に迫っているフィールドです。人間がどれくらいの波に流されるかというと、私は体重60キロ程度なのですが、膝下ぐらいの波で流されかけたことがあります。

対策:

  • 一人で釣りに行かない
  • 立ち入り禁止エリアには立ち入らない
  • 酒を飲んで釣りをしない
  • 同ポイントの地形や波の形状に十分熟練した釣り師のアドバイスを受けて釣る
  • スパイクシューズフェルトシューズを履く
  • ライフジャケットを装備する。最近ではウエストタイプのライフジャケットも流通しています。
  • 強い波浪をかぶる可能性があるエリアにはいかない(磯の先端等)

 

その他落水時にまわりに人がいない場合、110番ではなく118番です。落水時にスマートフォンが濡れてしまうと電話を掛けられないので、防水ケースを利用するのもよいかもしれません。また、落水後には服に反射材がついている場合は発見される可能性が高まることでしょう。

 

最後に

釣りを長年やっている方はもうお気づきですが、このやっかいな趣味は極めれば極めるほど危険と隣り合わせになっていく業の深い趣味です。

釣り禁止エリアでは釣りをせず、社会のルールを守り、自分の体力を正確に把握し、危険から命を守る道具を積極的に利用して釣りをしましょう。

慎重すぎるぐらいがよいと思います。

死んだら、二度と釣りはできませんからね。

 

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