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先日釣りに行った帰り、釣り場付近を歩いていたら、ふと違和感を覚えたんです。
視界の隅に異質なものがあるなと。
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それがこちらでした。
これはあまりにもひどい状態だったのでモザイクをかけていますが、
内臓が飛び出て血まみれアカエイの死体です。
一瞬、猟奇的な人が生き物を惨殺する楽しみだけにアカエイを釣って傷つけて放置したのかとおもったのですが、近づいてい見ると、そうではないようです。
アカエイ2匹のヒレ部分とおそらく肝臓部分を切り取って地上に放置してあったのです。
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アカエイは多くの釣り人に忌み嫌われる魚ですが、知る人ぞ知るおいしい魚で、ヒレや肝臓を好む人もいます。
胴体部分も食べることができますが、持ち帰るのが手間だとおもったのか、この釣り人はヒレを切り取り、肝臓を抜いてそのままその場に放置したようです。
食べるために魚を釣る。
これはわかるんです。
鮮度を維持するために、現地で下処理する。
これも釣り場を汚さないようにする限りはわかります。
でも、それを歩道から数メートルで見える状態で放置する精神構造がよくわからないわけです。
このアカエイを内臓むき出しで、ヒレを切り取った状態で2匹放置した人が何を考えたかはなかなか想像しにくいもんなのですが、かんがえてみると、
- 単に処分がめんどくさいので放置した
- その場に放置すればカラスや猫や鼠が食べると思った
- 海に返すと不法投棄になると思った(釣り場に放置することも不法投棄なのでこれはないかなと)
あたりかなと思われます。
きわめて短絡的で、なんと想像力に欠けた行為だなと感じました。
この場所は、釣りをしない人も散歩で通りますし、すぐそばに幼稚園もあるんですね。
しかもこの場所から200メートル程度にある駅付近は釣り人のマナー悪化により立ち入り禁止になってしまっています。
そんな状況でのこの行為。
釣り人の足をひっぱるのは釣り人なんだろうなと思うばかりです。
たのしい記事ばかりにしたいですが、こういったものも釣り場の現実ですので気分が悪いですが紹介しました。
ゴミのポイ捨てもそうですが、こういった筋金入りの残念な意識の人は息をすって吐くようにゴミを捨てて、不要な魚をポイポイ地上に捨てるわけで、それを他人がどうこうすることはできないと考えています。
一方、その他大勢の真っ当な釣り人、易きに流されて行動している人が改めて意識を高めることにはつながると思っています。合わせて、これから釣りをはじめる人に、こういった行為はダメなんだよということをお伝えできればこれ幸いです。