俺はもう二度と時化の日にはアマダイ釣りに行かない!(でも、また行っちゃうかも)

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~この記事は約 7 分で読めます~

どうも平田です。

東京湾や相模湾で人気の釣り物「アマダイ」は水深80m~100m程度のある程度水深があるところにいる魚ですね。比較的深場なので、多少の時化では、底荒れはしなそうではあるんですが、まー海が荒れたとする。でも船は出船するというときに、釣れるのか。気になったことはありませんかね。今回はそんな話です。

「あれ?デジャブっていうか、ちょっとORETSURIで同じような話を読んだことがあるかも」と思った人もどうぞ気にせず先へ読みすすめてください。読めばわかるさ。

目次

枕元に眼鏡を置いてはいけない

なんだこの見出しは。

4時30分に起床して、爆釣にむけて一歩踏み出した途端、メシッ!っていう音がしたのです。

わちゃ!

寝ぼけた脳が、左足が眼鏡を踏み潰したことを知覚するまでやや間があり、しゃがみこんだわたしは大破した眼鏡を拾い上げ、こうつぶやく。

「あれ、替えの眼鏡あったっけ。ひー、終わったか…」

よくみると息子の噛み跡がフレームについてます・・・

ご覧のとおり、ゾフの眼鏡が終了宣言。

嫌な予感がする。

このレンズ、紫外線でサングラスになるちょっと高いのにしたんだけどなー、あれかなフレームだけ買うか。でもこれってフレームだけでも一万以上したよなー、ぐすん。

甘鯛の釣りは、手感度だけでなく眼感度も重要で、穂先にでる貴殿類(トラギスやキダイなどなど)の細かいアタリをとらないと大成できないわけなんですよね。視覚もとても大事。

ド近眼なので、眼鏡がないと生きた心地がしないんですよ。

そのまま、ドキドキしながらぼんやりした視界で眼鏡を探ること15分。ようやく、むかしに新宿の無印良品で気まぐれにつくった眼鏡を発見。

無印の眼鏡は鼻パッドがないから、まつ毛が長い人からするとレンズがすぐに汚れるのがキツメイシ

ふはははは。まだだ、まだ終わらんよ!

アサオ氏

アサオ氏近影

そんでもって、一緒に釣行する予定のアサオ氏に眼鏡が折れた件をつたえながら、何気なくスマフォをみる。

すると、当日仕立てで出船予定であった葉山のたいぞう丸の船長河村さんから「今日は仕立てでの出船予定でしたが雨風が昨日より強い予報で中止になりました…。」との報。

たしかに外がびゅーびゅーいってるよね。

この日はたいぞう丸の乗り合いが予約できなかったので、平塚庄治郎丸の乗り合いに釣行予定だったのです。アサオ氏に確認してもらうと「余裕で出船する模様、『揺れるけど』と言ってた」とのこと。

無事に釣りはできることになったわけなんですが、まー、眼鏡の件もあり、なんとも嫌な感じはするわけです。

アマダイって、海が荒れているときって、底荒れして餌食わなくなるんじゃなかったっけか。なんとなくデジャブ感あるよな。これ。

でかめの警戒心が高いアマダイほど穴に引きこもってしまい、小さめのやんちゃな個体か貴殿しか釣れないというようなイメージがあるわけです。

とはいえ、アサオ氏がどうしても購入した電動リールの兵力を確認したいと意気込んでいることもあり平塚へ・・・。それに、予約はぶっちしちゃだめですからね。不義理武将は大っ嫌いだ。

なんとも、フラグがたっている気配は十分。さて、どうなることやら。

ぞろぞろと船釣兵各位が集合。イナダとLT五目とアマダイが釣り物

荒天にもかかわらず、庄治郎丸は超人気。船長や中乗り陣営の方はよくあるぶっきらぼう系ではあるんですが、地上スタッフのみなさんはとっても丁寧でハートフル。

えーっと、アマダイの件でしたっけ?

ポイントは10分ほど走った平塚沖(茅ケ崎烏帽子岩沖だったかも)。

とにかく、風強く、雨も降っている状態。

手持ちで頻繁に底とりを繰り返して、穴に隠れたアマダイを誘ってみたり、置き竿にしておにぎりをモグモグ食べながら放置してみたり。とにかくいろいろやってみるが、左舷側は誰もつれておらず。終わったか。

こちらは手巻兵(足軽)から電動兵(騎兵)にジョブチェンジしたアサオ氏。ぬけがけしやがってからに!

普段であれば、このあたりの海域は30cm弱ぐらいまでのアマダイの数がたくさんでるポイントではあるものの、アマダイはおろかゲストたちのあたりも出ず。

どこにいったのかね、貴殿たち(トラギス、アカボラ、キダイ)。

「勤労感謝の日だから、みんな休んでいるのかね?」ってのは、たぶんこの日釣りをしにいった釣り人の多くが口にしたセリフであると思う。

もうこんな日は、なんでもいいから釣れてほしい。

と、タナ1mからさらに聞き上げたときに、引きはないけどもすこし水の抵抗を感じる重さが。

これはあれだな。

平らな奴だ。

ソウデス。俺デス。テヘペロ。

貴殿でしたか(タマガンゾウビラメ)

みんなが余裕で放り投げて相模湾空軍(カモメ)の餌にしているサイズ感ではあるんですが、針のまれてるし、まるごと唐揚げにしたる!とクーラーへ。

さらに、手持ちで丁寧に探っていると、

おほほ。ようやくの本命アマダイ。30cmぐらい。

船長のアナウンスがないので、まわりで釣れているのは不明ながら、まー釣れていないのでしょう。そんな雰囲気が船上に漂っている状況。この5号船はかなりでかいので、揺れても安定しているところが唯一の救いか。

とりあえず、一尾本命が釣れただけで、すこし生まれる余裕。

スマフォをみれば、時刻はまだ8時25分。

ははは、まだ時間は十分あるよ。

もしかして、ここからどんどん釣れていくような展開なんじゃないかな。この日の船長はそれほど流し変えをしない攻め手のようなんだけども、これは知らず知らずかなり風で流れているのかもしれない。

それにしても、餌のオキアミがかじられず無傷で帰還してくることが多いことよ・・・。

秘技、「オキアミの押し売り」ってことで、巣穴に引きこもったアマダイをイメージして、1.5mぐらいの短いハリスで嫌がらせのように小突いたり。

底が暗くなっている状態を想定して、もちこんだアオイソメを房掛けしてみたり。これは浮き上がりやすいのでガン玉で底上30cm以内に漂っているイメージをしてみる。

底上で怪しく光るイソメデューサ。

イソメだったら君らも喰うだろ。

そう思うじゃない?

わたしもそう思ったんですけどね。

イソメはトラギスとかキダイにとっては松屋の牛めしみたいなもんだし。

・・・

・・・

・・・

だれも釣れない。

イソメもかじられない。どんだけかよ。だみだこりゃ。

たまに波をかぶり。海水味の握り飯を噛みしめる。

それでもあきらめず。5分に一回は餌を交換し・・・

できることをやり続ける。

が、オキアミ兵は「恥ずかしながら帰ってきました」という具合に無傷で帰還してくる。

たまに釣れるのは貴殿。

こういう魚はたぶん、「猛烈な台風で雨風が強い日に、テンションがあがって近所の川の様子を見に行くような」やつなんでしょう。好奇心が強くて警戒心や思慮が薄い。だから釣られてしまう。

オキアミも支給のマルキュー「船丸」以外に800円ぐらいの高くてしっかりしたもの持参してつかっているのに。

のに。

のに。

よ、どうだい若いの?

こうみえて、案外デカアマが釣れそうにみえるだろ?

・・・

・・・

・・・

ソレが、釣れねーんだなー。

ほんと。

13時24分。予期せず、船長の「じゃ、締まっていきますんで、あげてください!」

ム。

あれ、なんか重いよね。

・・・

・・・

・・・

お、小型ながらアマダイ。

開いて干すか。よ、よかった。

魏の武将にいそうなアサオ氏はこの御顔。アマダイ小型3尾。電動兵になったおかげで貴殿類をわたしより釣ってましたね。

こちら手巻兵のわたし。この顔。アマダイ2尾。タマガンゾウビラメ1尾。なんと、アタリは全体で3回。

おい、6、7時間荒れた海上にいて、アタリ3回やで。

キツメイシ。

打率は10割だったものの、全体的に底上の魚は活性が低かったようですね。

【悲報】閑散としたクーラーボックスがこちらです。

みたいなタイトルをつけたいぐらい、空き部屋が目立ちますね。

おまえのクーラーボックスは事故物件なのでしょうか。

トラギスなどが釣れたのを逃がしてこれじゃないんですよ。ほんとこれしか釣れてないので。

わたしもこうみえて37歳。四の五の言わず、むりやり笑顔を浮かべてみました。

すると妙に楽しくなってきたという。

人間単純なので、笑ってみると楽しくなるんです。

釣れないのも一興じゃないか。

・・・

・・・

・・・

と、見せかけて、背後にひろがる相模湾をながめながら、もう二度と時化の日にはアマダイ釣りにこないことを誓った日。

荒れそうな日にはアマダイは予約しないことにする。

でも予約しちゃうかも。てへぺろ。

おまけ:平塚に釣りにいったらラオシャン本店でしょ

ということで、釣りのあとにはラーメンと相場が決まってますね。

ハーバード大学の研究でも、釣りのあとにはラーメンを食べることで釣行の満足度が125%向上するというデータがあります。

もうここまで読んだ方には自明ですが、今回の釣りにはなんの盛り上がりもないわけです。その状況をどう表現するか。

これは強引に文章を書いて、ラストにラーメンの話を入れこんでむりやりコンテンツにするしかないとおもったわけです。

「まだ、ここにない、出会い。」

これが他にないORETSURIらしさです。

平塚に釣りにいったときはラオシャン本店のおにーさんの「タンメンいっちょーぅ!」を聞かないといけません。餃子もうまいからがんがん頼むとよいでしょう。

魔法のスープ。2杯ぐらいは余裕で食べられる気がする

ラオシャンのタンメンは昆布とカツオ系出汁に米酢がはいったようなスープで、ややラード?により油分がたされているまろやかな味わい。このまろやかさはみりんかもな。たぶん、きっと、メイビー。

自宅にでつくるときは、昆布だし+かつおだし+ウェイパーか香味シャンタン+みりん+米酢を小鍋で炊き、そーめんを茹で上げ、投入してワカメと刻みタマネギをいれ、葱油をうかべると、同じような味わいになります。

ちなみに、冬のアマダイ釣りのあとには、追いラー油(具ごといれよう)と追い酢がオススメです。

餃子もうまいんだよなー。

これからさらに寒くなって、年明けから厳冬期をむかえるわけですが、あーだこーだー言いながら、タンメンと餃子を平らげ、胃袋が膨らんで、ラー油のカプサイシンで血行がよくなったころには、アマダイの釣果がどうのこうのとかは、もうどうでもよくなっているはずです。釣果を気にしているレベルじゃ、釣り人としてはまだまだですよ。君は。

当日の最大釣果は左舷ミヨシ側3番目ぐらいの人が釣った38cmのアマダイ。全体的にはアマダイを釣った人のほうが少なかったんじゃないかなと。そんな日もありますね。

それと、当日オマツリが頻発してたんですが、PE3号以上の太い糸とPE1.5号前後の人がおなじく60号オモリをつけてるのも原因なんだろうなーと思った次第です。

ではでは。

平田(@tsuyoshi_hirata

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