どうも平田です。
よく、TwitterのDMでおすすめの釣り具について聞かれるんですね。
都度回答しているんですが、リンクでシェアできるようにまとめておきたいと思います。
今回はシマノの船両軸リールでの予算別おすすめです。
釣り竿はダイワを選ぶ利点があり、すすめることも多いのですが、手巻きの両軸リールは基本的にシマノをおすすめします。
なぜか。
「ただの好み」というのもあるのですが、耐用年数やら、まわりで故障した頻度(クラッチ・ギア)などでそうしています。
はじめに結論をいっておきます。
もし汎用性という観点で1からリールを選ぶとしたら、予算1万円以内ならば、ゲンプウXT200PG。
3万円以内ならば、ベイゲーム150DHがおすすめです。
▼Twitterでアンケートをとったところ、船の手巻き両軸リールはシマノをメインに使っている人が61.1%でした
【ダイワとシマノどっちを使ってる?】
船の手巻き両軸リールについて教えてください!— ひらっさん (@tsuyoshi_hirata) August 29, 2023
1万円以内の両軸リール
ゲンプウ200PG
予算がすくなければ、黙ってゲンプウ200PGを買いましょう。
Amazonでの価格では、7,000円程度で購入可能です。
200番のPG(パワーギア)タイプしかないので迷うこともありませんね。
サブブレーキがないので、キャストはしづらいのですが、バーチカルに釣る釣りなら、ストレスなく長く使えます。
イベント賞品などでこれまで10台ほど買っていて、自分でも2台買いました。
ゲンプウで対応しづらい釣りは以下の通りです。
- エギタコでストレスなく遠投したい
- タイラバでドラグをスムーズに使いたい
- 手巻きで深場に挑戦したい(水深~120m)
それ以外の沿岸の釣りであれば大体対応可能かと。
同価格帯で比較する場合、アブの「ブル―マックス船」とダイワの「フネX」になると思います
(古いがダイワ「プリード」も入ってくるかも)
より安価にそろえたい場合は、ブルーマックス船かプリードで、8000円程度出せるなら、フネX(サブブレーキ付きのハイギア)もよいと思います。
リール本体の剛性だったりを求めるのであればゲンプウにしておくのがよいと思います。
ゲンプウXT(150・200PG)
ゲンプウXTはゲンプウの強化版なわけですが、ダブルハンドルの150番とパワーハンドルモデルの200番があります。
ノーマルゲンプウとの違いは以下の通り。
- ボールベアリング数
- ハンドル
- ドラグ力
どちらかというとパワーハンドルモデルの200番がおすすめ。
パワーギアなので、深場になるとつらいのですが、引きが強めの魚でもスイスイ巻くことができます。
ライトアジをするときに腕力がない人(子供や女性)の場合も回収負荷が軽減されます。
2万円以内の両軸リール
バルケッタBB or バルケッタ(新型登場)
旧型バルケッタ
2万円以内で汎用性が高いリールといえばバルケッタシリーズです。
電池交換式のICカウンター付きなので、おおよその水深も一目瞭然。
バルケッタBBとバルケッタがあるのですが、違いは自重やカラー程度です。
新型バルケッタは100番・150番・300番で登場
出典:シマノ
バルケッタについては新型が発表されています。
特徴は以下の通り。
- 100番、150番、300番で登場(旧型の300番は150番に相当)
少しお金を出しても軽いモデルがほしければ、新型バルケッタ150HG。
タイラバなら新型バルケッタ150DH-PGがよいと思います。
より低価格にしたい場合はバルケッタBB300HGがおすすめ。
バルケッタシリーズはドラグの出だしのスムーズさでゲンプウとはかなり差があり、エキサイティングドラグサウンドも搭載さています。
ドラグ必須の釣りでも問題なく活用できますよ。
これまで、バルケッタシリーズで対応しづらい釣りは深場の釣りや巻負荷が大きい釣りでした。
- アマダイ
- 深場タチウオ
- テンヤタチウオ
- テンヤスミイカ
などなど。
やってやれないことはないのですが、腕力が必要なのと疲労感が高めな釣りです。
一方新型バルケッタの登場により、対応しやすい釣り物が増えました。
深場も視野にいれる場合、230gとやや重いですが、パワーハンドル搭載の新型バルケッタ300HGを買いましょう。
▼新型バルケッタはまだAmazonに登場していません。モデルチェンジが行われる場合、Amazonの価格が高騰するので購入は要注意
3万円以内の両軸リール
スティーレSS
スティーレSSはハイスペックモデルであるスティーレの普及版です。
特徴は以下の通り。
- 軽量(160g)
- HAGANEボディとX-SHIP(高剛性)
- SVS(遠心力ブレーキ)付き
- エキサイティングドラグサウンド
自重の軽さから、感度重視のカワハギや夜アナゴ釣り等に使用しつつ、ライトゲーム全般に汎用的に使いまわすというケースが多いかと思います。
カワハギ用の場合、ステファーノSSと悩む人が多いかと思うのですが、よりカワハギに比重を置くならステファーノSS。
より他の釣り物にも使いまわしたいなら、スティーレSSという棲み分けがあります。
後述のベイゲームと比較して悩む人もいるかもしれません。
実際に手に取って比べるとわかるのですが、巻きの釣りでは圧倒的にベイゲームのほうが剛性が高く、巻き上げもスムーズです。
ベイゲーム
ベイゲームは各釣り物の名手に愛され、実用モデルとして何台もリピートされることが多いリールです。
モデルによって実売価格が異なりますが、2万円から3万円以内で購入できます。
特徴は以下の通り。
- HAGANEボディとX-SHIP(高剛性)
- マイクロモジュールギア
- SVS(遠心力ブレーキ)付き
- エキサイティングドラグサウンド
- パワーハンドルモデルとダブルハンドルモデル
自重は150番で220g、300番で325gとやや重みがあるのですが、剛性感が強いリールです。
特にタイラバやライトジギングなど、巻きの釣りでは疲労感が少なく、ドラグもスムーズに動きます。
予算がゆるすならベイゲーム。
最初の1台で汎用性を求めるなら、一番売れている150DH。
ライトなタックルで深場の巻抵抗を減らすのならばパワーハンドルの150。
より深場や大物狙いなら300PGを選びましょう。
文句なしの性能です。
4万円以上の両軸リール
オシアコンクエスト
完璧な機能美
オシアコンクエストは、シマノのオフショア向け小型両軸リールの最高峰モデルです。
レバーブレーキモデル・ICカウンター付きモデルなどがありますが、シンプルにリール本来の性能であればノーマルモデルから選ぶとよいでしょう。
特徴は以下の通り。
- HAGANEボディとX-SHIP(高剛性)
- マイクロモジュールギア
- SVS(遠心力ブレーキ)付き
- エキサイティングドラグサウンド
丸型金属リールであり、高負荷な釣りをしたときに、たわみがなく、リーリングの力が逃げず伝わります。
ドラグの滑り出しも滑らか。
最初に買うなら200HG、タイラバの等速巻ならば200PG。
より高負荷な釣り、PE3号以上を巻く場合、ライトジギングなどは300番を選ぶとよいでしょう。
カワハギなど軽さが重要な釣り以外は、オシアコンクエスト1台でだいたい対応できますし、高剛性で壊れにくいのである意味高コスパ。
替えスプールをつかい、細糸と太糸を替えれば汎用性も抜群です。
まとめ
今回は予算別のシマノ船両軸リールのおすすめを紹介しました。
繰り返しになりますが、もし汎用性という観点で1からリールを選ぶとしたら、予算1万円以内ならば、ゲンプウXT200PG。
3万円以内ならば、ベイゲーム150DHを選ぶと思います。
参考にしていただければと思います。
平田(@tsuyoshi_hirata)