土佐清水市の布漁協で野宿
前回SABARの鯖料理がうまかったという話をしましたが、記憶をたどってみたら、はじめてサバを刺身で食べたのは高知県にいったときのことでした。それは2008年の4月末、三兄と四国一周をしていた際に、四万十川をすぎた土佐清水市の布漁港というところで野宿をしていたときのこと・・・
Googleマップからきりとってみたところ、以下の赤いところで野宿していたようです。手前左の布漁協さんがあります。当時、野宿旅立ったもので、漁港は魚釣りもできますし船虫以外の虫もすくないのでよく泊まっていました。で、梅酒を飲んで堤防の先で寝ていたところ、早朝やってきた漁師のじいさんから漁協に招かれ、コーヒーをいただきながら話をしたもんでした。
<以下、2008年5月の日記より>
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翌30日、5日目。
<中略>
四万十川河口へ。
温泉。スリーエフで飯。
布漁港という、さびれた漁港へ入り込み、 バイクを置いて。散策。
船着き場に降り注ぐ灯りに 数百のいわしだかなんだかが、うごめいている。
風をさけ、バイクによりそい、梅酒飲んで寝。
6日目
翌朝。自らの漁港に侵入者ありと、
漁師控え所から、斥候のおじじが自転車であらわれ、
「どこからきたんや?」みたいなことをいっていて、
もしかしてどやしつけられるかもと思っていると、
「珈琲のみこい」とさそわれて、支度をして、漁師小屋で珈琲をいただく。
とおもったら、てめえでいれてくれっていうことで、
インスタント珈琲に、クリープをいれて、砂糖をいれ、お湯。
で、机にすわって雑談。 ニット帽をかぶった、遊び人の風体の漁民が加わり、 さらに雑談。
ガシラは価値がないとか、アナゴなんてくわんよとか、
今は、カツオの季節はもう終わったとか、清水さばが一番うまいとかなんとか。
で、締めとしては、俺なんか、養殖のうなぎが一番うまいとおもうのだよねとか、
方言に、漁師の荒っぽい口調なので、あまり会話が続かず。
話の半分くらいしかコミュニケーションができない。
で、「にいちゃんら、まだいるんか?もうすぐ、ふってくんぞ」といわれ、やば、と思い脱出。
足摺岬にいくころには、雨がさぱーっとふってきやがった。
ジョン万次郎をなめとったらあかんど、と偉大な中浜万次郎の像を見、 くるりと岬を回り、土佐清水市へ。
黒潮市場の開店を待つ間、海を眺めていると、
足元ではキタマクラがふらふらと波間にただよっている。
開店。布漁港の じいさんのすすめどおり、清水鯖を注文。
ゴマ鯖のことである。
なまで鯖を食べたのははじめてだ。 うまい。
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と、いうように、当時26歳ぐらいだった私は土佐清水市でゴマサバを生で食べて感動したようです。当時の写真がHDから発掘されましたので、振り返ってみます。
昔の記憶も写真とともによみがえってくるもんですね。また四国も1週してみたいなと。ちなみに東京から徳島までオーシャン東九フェリーというのがでていまして、バイクや自動車を積んで移動もできますので、もし興味があるかたはチェックしてみるとよいでしょう。東京から徳島までは20時間弱だったような。船にお風呂がついていてかなり揺れるので楽しいですよ。
ではでは。