タチウオは群れている魚であって、船釣りでポイントをおさえておけばまとまって釣れるわけです。
そうなると、うれしいながらも、どう食べようかしらん。アハハン。みたいなことになるというわけで、同じような境遇の釣り人諸氏のために、近頃は誰でもできるおいしいタチウオ料理を紹介しています。
ちなみに紹介したタチウオ料理はこちらのタチウオ料理大全にストックしているのでチェックするよろし。
今回は、昨今、巷で流行っている台湾肉味噌をタチウオで作りますぞ。
ググってもこのレシピはなかったので必見です。
台湾肉味噌とは?
んで、台湾肉味噌ってなんじゃらほい。
と、思った方もいると思うですよね、ここで説明しておくと・・・
定義がいろいろあいまいながら、名古屋界隈で台湾ラーメンと呼ばれるジャンルに入っている甘辛くまとめた肉みそのことをいうようで、最近は混ぜそばなどもトッピングされていますね。
あの、ニラと卵黄とまぜて食べるやつです。
たぶんどっかでみたことはあるんじゃないですかね。
台湾肉味噌とか台湾ミンチとか台湾ラーメンとかいいますが、台湾ラーメンにいたっては、台湾にそれがあるというよりも、台湾っぽいという意味です。担仔麺(タンツーメン)がやや近いけど。
※一応台湾には「魯肉飯」と「肉燥飯」というものがあります。どちらも旨い。
タチウオの下処理
よっしゃ、じゃあ、タチウオの下処理いってみよか。
な?
いうても、かんたんだよ。
頭と内臓と血合いをとって、水分をぬぐっておく。これだけ。
これでラップして冷蔵庫にぶっこんでおけば1週間ぐらいは余裕のよっちゃんでもつわけです。
そんでもって台湾肉味噌にするときは三枚におろして適当にぶつ切りしておくという。
タチウオを肉味噌化する!
その他の材料はこちら。
- 長ネギの青いところ
- 生姜
- とうがらし(これはアメ横地下で買ったもの大陸産かなと)
- にんにく
- 乾燥しいたけ(今回いれてない)
- 乾燥エビ(今回いれてない。入れるとエビ風味に)
これらをごま油で炒めていく。
タチウオを投入。
あらかじめぶつ切りにしておいたものの、どうせ崩れるので、三枚におろしたままでもよいとおもいます。
つくっていてなんですが、タチウオ投入前に、油によく香味野菜各位の風味をうつしておいたほうがいいなと思いました。
あとは中火で炒める。
次第にタチウオがぐずぐずに。
水分も出てきます。
タチウオからかなり水分がでてきましたね。
ここで、揚げネギを投下。
フライドエシャレットってやつです。これはいろいろ料理につかえるので大量に買っておくと吉ですよ。ほんと。
これぐらいいれまして。
調味料を投入。
- 味噌
- みりん
- 胡椒
- ナンプラー(もしくはオイスターソース)
- 五香粉(これが入ると一気に台湾の屋台風に。好みによります)
味噌なんですが、ラーメン屋同様、能書きが多いと美味しく感じるので、2から3種類ぐらいの味噌をブレンドしてもよいと思いますよ。
八丁味噌、ノーマル白みそなどなど。
人は味よりも、あれこれこだわっているっぽいところにひかれるんです。おほほほほ。
と、斜に構えてみますが、赤みそ系は色合いがつきますし、風味や旨みがそれぞれ変わるので、いろいろこだわってみてもよいですよ。
でもって、水分を飛ばしつつ、味の濃さを調整しつつ必要に応じて追い味噌。
さらに水分がなくなるまで炒める。
ちなみに水分がなくなった時点ですぐ焦げるので火加減は中火以下にして常にかき回しておきます。
タチウオの台湾味噌丼
できあがったタチウオの台湾味噌をどんぶりにもった炊き立ての白飯にもりつける。
でもって、味噌で土手をつくりつつ、真ん中のサークルへ、卵黄を落とす!
・・・
これだ!
おごそかに卵黄をつぶす。
そして白飯とかき混ぜる。
以降は、ノンストップでメシをかき込む!
ばほばほばほ。
ばほばほばほ。
(息継ぎ)
ばほばほばほ。
ばほばほばほ。
うまい!うますぎるぞ!
なんだこれは
甘じょっぱさにエスニックな香り。
もはやタチウオじゃなくてもよいのかもしれないけども、たしかに感じる魚肉の旨みとボリューム感。
それを卵黄がマネジメントとしてしっかりとりまとめて口中で炸裂しているぜ!
と、
もはや、テンションがあがりすぎるぐらいの快作です。
馬路でうまい。
追い五香粉をかけると、気分は台南か高雄の街角。
くにの名はEAST ASIA ♪(中島みゆき)
・・・
刻んだニラもいいだろうなー。
タチウオの台湾肉味噌は焼きナスにもいい
この肉味噌では、塩分がしっかりしている濃度であれば冷蔵庫で1か月は軽く持ちます。
どんぶり1杯つくってしまったぜ、というあなたも、いろいろ使えるのでご安心を。
- 冷凍うどん
- マルちゃん正麺
- チャーハン
などなどのトッピングに。
チャーハンはごはんと一緒に炒めるといいでしょう。
夏はこのように焼きナスに乗っければ爽やかでジューシー。
べ、別にタチウオじゃなくていいんじゃないか?
ここまでくると、これもしかしてタチウオじゃなくていいんじゃねーの、というような意見もでてくると思うんですよね。
いいんです。
意見をいうのは自由ですからね。
が、
が、
この台湾肉味噌には白身の魚があうなと。
でもって、骨なしで大量に白身を手に入れるとなると、タチウオが好都合なんですよね。
下処理も簡単ですぐにできる。
小型のタチウオあたりで、脂乗りがいまいちだなーという個体群の調理にも適しているかなと。
ということで、タチウオの台湾肉味噌、オススメです。
ぜひつくってみてください。
ではでは。
関連記事
↓クロダイ味噌も旨いのでオススメ。