ORETSURI読者のみなさん、こんにちは。
娘ちゃんと同時釣りデビューしたtackです。
前回の寄稿、『みんな最初は釣り初心者だった。初めて食べられるお魚が釣れるまで』では、ORETSURIの公式Facebookなどでのあたたかいコメントありがとうございます!
娘ちゃんも喜ぶので調子のってまた寄稿です。
こちら、小さいキスですが、陸っぱりから釣れた娘ちゃんは楽しそうですよ。
たくさん釣れて上機嫌にピースです。俺も、イェーィ。
俺釣ステッカーの効果はバツグンだっ!
そしてゴミはきちんと持ち帰ってるよー!
と、
テンションをあげつつ、初心者進行中の自分だからこその失敗談を今回も寄稿します。
これから子供ちゃんと釣りデビューする方には役にたつかもしれません。
子供の釣り竿選びで重要なのは「重さ」だった
初めてロッドを買うときは、ネットで選びました。
もちろん、初心者だったりキッズ向けはお店で見かけるのだけど、こんなことを考えてました。
- 娘ちゃんも遊べるけど、パパも遊べるやつ買おう
- 荷物はパパが持つんでしょ。あと収納考えたらパックロッドがいいな
- サビキ釣りもできて、ちょい投げもできて、なんでもできそうなやつ欲しいな
これらの要素をふまえ、就寝前のネットサーフィンで弾き出した答えは、シマノのホリデーパック 20-270。
これをとりあえず買ってみて、娘ちゃんに持たせてみたんですが….
重い。
とのこと。
ハイ、そうなんですよ。このロッド、自重180g。
これに錘つけたりすると、娘ちゃんはすぐに、「重い〜」と限界を訴え休憩にはいってしまうという。
いかん。君も貴重な戦力なので、釣ってもらわないと困る。
その後、このホリデーパックは出番なく「家宝」として大切に保管されています。
みなさんも、勢いで買ったけどほぼ使わずに大切に保管し続けている釣り具をお持ちなんじゃーないですか?笑
ということで、子供の竿選びに、重さって大切なんだなーって、気づきました。
そういえば、アジ釣りとはいえ、釣り船のレンタルロッドも重そうにしてたもんなー
それから、もう1本、安くてなんとなくで買ったのが、ダイワのリバティクラブ5105TLFS。
なんと5000円切ってる。
TLFSとか意味がよくわからないまま購入しましたが、このロッドはなかなか良かったです。
自重100gって、娘ちゃんにとって180gとは全然違うみたいなんですよね。
あとは長さ。娘ちゃんの身長130cmくらいに対してロッドの長さが1.78mなんですが、長さも丁度いいんですって。
非力系女子の娘ちゃん曰く、
「このロッドは投げやすく素晴らしい」とのこと。
重めの錘をつけられないわけなのですが、それはそれで、子供には良いようです。
短い・軽い・安い、けど大人も遊べる、そんな1本がいいのかも。とりあえずこれでメインロッドは落ち着いてます。
子供に選んだキス仕掛けの失敗と対策
釣りをはじめてからだんだんと仕事の合間も魚釣りについて考えることが多くなり、PCでググることも多くなってきました。となると、実戦の前に、どうしても机上の空論が先行しがち。
キス釣りって、針が何本もついてるやつで、たくさん釣って&なんとか天秤をつけて釣るんだな。
とか、学びましたよ。
ORETSURIや、もろもろの情報をふまえて、娘ちゃん用にハヤブサキッズの投げ釣りセットを購入してつかってもらいました。にしても、仕掛けにも子供用があるなんて、なんて便利なんだぜ!
が、これは釣り場の問題(もちろん腕前も)かもですが、
- ハリスを速攻でクサフグに切られ、結構な勢いで仕掛けを失っていく….
- 2本針にえさつけるの大変そうだし、長くてうまく投げられないことも。身長に対して仕掛け(タラシ)が長いと、地面につけまいとスナップが穂先のガイドにぶつかるまでライン巻いちゃう
- とりあえず娘ちゃんは玄人志向のズル引きしかしないので、根掛かりしまくり戦意喪失
などなど、問題多発でした。
針も仕掛けも、それほど高くはないかもだけど、ちりも積もればですよね。海のゴミも無駄に増やしたくないですし。
これに対し、結論は針、減らそう、1本にしよう。天秤、やめよう、根掛かりしにくそうなやつ探そう。
という具合です。
それで、行き着いたのが、ささめ針の特選ちょい投げキス胴突セットでした。
初めてキスが釣れた時の、パパの失敗
そんでもって、娘ちゃんはリバティクラブに特選ちょい投げキス胴突セットの8gのシンカーつけて投げましたよ。どうやら、とても楽しいらしい。
そして、とうとう娘ちゃんが釣ったのですよ、シロギスを。
(パパより先に釣ったのは、娘ちゃんが釣り始めてからパパがロッド組み立てたりしてるからだし)
オォ、よくやった娘ちゃんよ。どれどれ、針を…、む。針が見えない。
針を飲むってこういうことか!
ここは、先曲がりペンチ…、先がキスの口に入らない!!
しかし大丈夫。ダイソーで針はずし買っておいたんだぜ、俺。
さて。
。。。。。
。。。。。。。。。。
どうしよう。
そうなのだよ、パパ、この針はずしをどう使って良いかわからないんだぜ〜。(ちなみに今もそうである)
うむ、どうしよう。お魚さん弱っちゃうなー、と、できるのは、針を切ることでした。
はじめてキスがつれたときに起こったこと、それは針を飲まれまくり、外せないという事態。
ということで、釣れるたびに針のついたラインを切っていました。
すると、餌より先に針がなくなるんですよね。
(その後、、エラに指突っ込んで引っこ抜く技術を身につけました)
それにしても、クサフグちゃんもいるし、これでは仕掛け代が高くつくじゃないか。
もしかしてこの胴付きキス仕掛け、自作できるかも・・・
とりあえず、作ってみるか、と。
使ってる仕掛けをよくみてみると、構成要素は、スイベルとスナップサルカン、ハリスがあれば、これいけるな。作れるな、と。
裏面をみると、丁寧に長さも書いてあるし。
針のついた糸がニョーンと通っているビーズ(写真の水色部分)が、スーパー回転ビーズとのこと。スーパーに回転してヨレないんでしょうねー。
この小さい穴に糸つきの針を通すのだけど、これ絶対うっとおしくなるに違いない。
ということで、釣具屋さんで代わりのものを探していて見つけたのがこれ。
釣具店では、ハリス付きの針がとても安く売ってますが、その端っこを八の字結びにして引っ掛けるだけでよいみたいなんですよね。素敵なグッズだな。
こーいうのにたどり着くフェーズって、みんなくぐり抜けているんだろうか。
んじゃ、自分で作ってみようと。
まずハリスの長さですが、1.78mを1.3m程度の娘がキャストするのですが、先ほどの胴突セット裏目のの43cmという長さ、それでも長いんですよね。
なので、どう影響するか知らないけど、30cmくらいに短くしちゃいました。
そしてそのラインで、八の字結び×2で挟み込むように自動ハリス止を止める。
これに、スナップ付きサルカンとスイベルをつけて完成。
釣り場まで貼り付けなくてよい仕掛けっていいですね。絡みにくいし。
あと、糸付きの針ってすごい種類があって、付け替え自在。
初心者なりに模索しながらの針選びも、なんとなく楽しい。
結論、この仕掛けで、娘ちゃんがシロギスたくさん釣ることができました。
短くした工夫も今のところいい感じです!
アオイソメよりはジャリメがいい。
というチョイスのほうが仕掛けよりも大切なのかとも思うこの頃。
途中でキスに針を飲まれたり、切られたりもしたけど、都度ハリス止め部分で簡単に交換できて楽でしたよー。
まとめ
自分の頭でいろいろ考え、いろいろ失敗したけど、その先にあったものとはなんだったのでしょうか。
ここでまとめておきます。
子供のロッドや仕掛けは軽いのがよさそう
「重いものは避けた方が良い」です。大人が思うより、軽くて短めが良さそう。おかっぱりから釣る場合は、キャストも必要なので、ジェット天秤なども重いとうまく投げられないようです。
自作仕掛けで釣れると味わえる独特のうれしさ
これまで、市販の仕掛けをつけて釣るのが釣りだと思ってました。
でも、自分で作るのも楽しいし、それで釣れるとなお楽しい。子供向けに少し長さとか工夫できるのも発見でした。
自分がつくった仕掛けで娘ちゃんが釣れて喜んでくれるのは、パパ至上の喜びです。
「ほら、パパの作った仕掛けで釣れたぞ」とか、ドヤ顔できますしね。
ちなみに、ビーズ好きな娘ちゃんもこの仕掛けを作りたがるのですが、ビーズをつけるとクサフグちゃんがほいほい酔ってくるという噂なのでパパは反対しています。
子供にとってもアクセサリー作りみたいな感覚の模様。貴和製作所と釣具メーカーはコラボしてみてほしい。
針を飲まれた時の対処法
これ、 道具は買っただけじゃだめだなーと思いました。
釣れたキスをひっくり返して、両側のエラに指を突っ込んで針を引っこ抜く。
っていうけど、エラに指突っ込むのはとても勇気が必要だったんですが、やってみるとそうでもないかも。
道具買ってあっても使い方わからないと本当にだめですね。
あらたな欲望??ロッドの違いって大きいの?
知識なく適当に買ってはじめた釣り。
パパの使ってるロッドより、娘ちゃんのリバティクラブのほうがキスのあたりとか、引きが楽しい感じ。
ロッドによって、やっぱりそういうのって違うのね。って今気づいたあたりです。
引き続き、釣り初心者親子の釣戦は続きます。
またお会いしましょう。
tack
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