ORETSURIをご覧の皆さん、はじめまして。
こーすけと申します。
横浜のチベットと呼ばれる地域に生息している30歳の釣り中毒患者です。
東京湾での船釣りを楽しんでいまして、好きな釣り物はシロギス 、アジ(LT、ノーマル共に)、メバル・カサゴ、アマダイといったところ。
小学校の頃から父に連れられて釣りをしてましたが、本格的に通い出したのは昨年の春からの約1年半です。
元々、釣り好きではあったのですが、この1年半はブレーキの壊れた状態で、呆れる妻を尻目に毎週のように釣りに出かけてます。
ついこの間、初釣りに行った気がするのですが、早いもんで、もう9月。
待ちに待ったアマダイ釣りのシーズンが始まるということで、開幕2日目の9/2(日)に剣崎沖のアマダイを狙って出撃してきました。今回はその様子です。
久比里 山下丸さんへ先駆けしてみるも・・・
早朝3:00に自宅を出発し、向かったのは久比里 山下丸さん。
中学3年の時に父親に連れて来られてから、お世話になっている船宿さんです。
到着時間は4:00。
まだ真っ暗です…。
7:30の出船にも関わらず、こんなに早くに来たのは、希望の釣座を確保したいから。
アマダイ釣りには、そこまで釣座の有利不利は無いと思うのですが、
- 釣行前日まで南西風が強くウネリもあったため、船の揺れの少ない胴の間からトモ寄りが釣り易い&船酔いリスク回避
- 胴の間よりもオマツリのリスクが少ない
- この日の潮と風の予報から右舷よりも左舷側。(午前中は北北西の風で上げ潮、昼前から南西の風で下げ潮)
上記の3点から左舷のトモを狙って、アホみたいに早く来たのです。
山下丸さんは先着順での場所取りのため、クーラーを持って、お目当てのアマダイ船を目指します。
・・・
が、しかし!!
見てビックリ。
第1希望の左舷のトモはもちろん、右舷のトモも埋まってます。
※後から聞けば、左舷のトモのお客さんは前日夕方にわざわざクーラーだけ置きに横浜から来たそうな…。
あまりにも無情な現実を目の当たりにして、ヒザから崩れ落ちそうになりましたが、気を取り直して、左舷胴の間に釣座を確保しました。
アマダイ船担当の坂本勉船長に聞く
5:30前に出勤してきたアマダイ船担当の坂本勉船長に挨拶をしつつ、前日の状況を聞きます。
坂本勉船長(出典:山下丸より)
船長曰く、
- ウネリが酷くて、船酔い続出。ミヨシとトモは船酔いでdown。それでもトップ9匹だったので、活性は良かった
- 昨日は胴の間の人が調子良かった。理由は船の揺れが四隅に比べて少なかったので、仕掛けが比較的安定していたからだと思う
- 今日はウネリは収まっていると思うが、この時期は潮が速いので、低めにタナを取るorガン玉を付ける等の対策をしないと、仕掛けが浮いてキダイばっかりになってしまう
・・・
ほうほう。
ほほう。
胴の間の人が調子良かったとな( ̄∀ ̄)ニヤリ
そうですか。そうですよね。そう思って胴の間に座ったんですよ。
というのは冗談ですが、今日もそうであって欲しいなーと願いながら、受付を済ませて準備に取りかかります。
ちなみに、山下丸さんではHPからサービス券をプリントアウトして持っていくと、仕掛けを1組サービスしてくれます。印刷必須ですね!
さらに受付時に氷or謝恩券のどちらかが選べるのですが、謝恩券を集めると…
6枚でオリジナルTシャツ×1枚。
10枚で乗合料金5,000円引き。26枚でウエストタイプのライフジャケットが貰えます。
ちなみに氷は1個150円ですので、通う人は氷より謝恩券を集めたほうがよさそうですね。
いざ剣崎沖へ出撃!!
「あまだい」船。これは乗り間違えはなさそうですね。
船は定刻通り7:30に出船。
平作川を下って久里浜港に向かい、港内でスパンカーを張ると、東京湾アマダイの本命ポイントである剣崎沖へ向かいます。
東京湾を行き交う船を眺めながら、航程約40分でポイントの剣崎沖に到着。
さて実釣というところで雨が…。
結局、時折強くなりながら、納竿間際までずっと雨でした。
この日は自作仕掛けで勝負です。全体像は以下の通り。
エサはオキアミ。
山下丸さんは出船時にマルキューの船丸を1パックくれます。(足りなくなったら、無料で追加をくれます)
『船丸』は大粒でしっかりとしたオキアミが入っており、良いエサだと思います。
剣崎沖のポイント到着。実釣開始!
さて8:20頃、実釣開始。
水深は60m前後といったところ。
潮があまり流れていないのか、道糸がほぼ真っ直ぐに落ちていきます。
着底したら、糸フケを取ってから数回錘で底を叩いて、竿一杯まで軽く聞き上げます。
個人的にはアマダイは仕掛けを投入してすぐが一番チャンスだと思っています。時間が経てば経つ程、エサが無くなっている可能性が上がるんですよね。
最初の聞き上げでアタリが無ければ、海底から50〜70cm程、タナを取ってアタリを待ちます。
すると、アマダイらしきアタリが!!
・・・
って、
ボクの左隣のお客さんの竿に…(*´ω`*)
30cm程のアマダイを釣り上げてます。どうやらアマダイはいるようですね。
しばらくすると、今度は私の右隣の女性がアマダイを上げ、船長から「もう船中4本上がったよ」とのプレッシャー。
やばい…。
船釣りあるあるですが、
「この勢いに乗れないと、今日はボウズを喰らうのではないか:(;゙゚’ω゚’):」という思いが脳裏をよぎります。
でも、焦りは禁物。
焦ってせっかちに仕掛けを動かすと逆効果なので、冷静に余裕を装って、ゆっくりと仕掛けを操ります。
が、アタリ無し…。
普段なら、うるさいほどに黄鯛などのゲストのアタリがあるはずなのですが、そのゲストのアタリすら無い。
けど、仕掛けを上げてもトラブっているわけでも無い。
アマダイ以外の魚がヒットすることで、タナを判断して調整していくのがアマダイ釣りのセオリーですが、なんのアタリも無いというのは致命的。
真っ青になりながら悶絶している間にも左隣のお客さんは2本目を釣り上げていくという状態。
すぐ隣でどんどん釣れて自分だけ釣れないのってほんとに辛いんですよね。。。
今日はこのままボウズなのか?
船長のアドバイスを聞いてみたら・・・
諦めモードで辞世の句を考え始めたボクに、見かねた船長がアドバイス。
「こーすけさん、もう少しタナを下げるか、ガン玉を打ってみたら?」
藁にもすがる思いでエサを付け替えて再投入して、タナを海底から30cmにしてみると、コツコツと竿先にアタリが!
すかさず竿を上げて合わせるとゴンゴンっと強めの引き込み!
キター♪───O(≧∇≦)O────♪
これはアマダイでしょう!!
胃袋が飛び出しそうな緊張を抑えながら、ゆっくりと巻き上げてくると、水面にピンク色の魚体が!!
アマダイですー!!(≧∇≦)
27cmと東京湾にしてはやや小振りのサイズですが、手にした今シーズン1匹目はボウズ逃れの貴重な1匹。
釣れてくれたアマダイと的確なアドバイスをくれた船長に感謝です。
フッフッフ…( ̄∀ ̄)
こうなりゃ、こっちのもんですよ。
あとは釣りまくるのみ!!
剣崎沖のアマダイを根絶やしにしてくれるわ!!!!
ってな意気込みで頑張ったのですが、そもそもそんなに個体数が多い魚じゃありませんし、コマセ撒いて寄せる釣りでもありませんし、腕がある訳でもありませんし…。よ、世の中上手くいかないもんですね…。
船長は岸寄りのポイントから少し沖の深めの80m程のポイントまで満遍なく探ってくれたんですけどね…。
ま、ボクの左隣のお客さんはそこそこ釣ってるんですけどね…。
まぁ、ポツリポツリとアタリはあるんですがね。
後半1時間半程はサバとシイラの猛攻を喰らって仕掛けが底まで届きませんし…。アマダイ釣りに来たはずなのに、何故かボクだけシイラを3本も釣ってるという。
なんだかんだで釣れたアマダイは7本!
と、いろいろ愚痴ってみましたが、結果、終わってみたらこの釣果。
ドーン!!
なんとか7本ゲット出来ましたー!!
サイズこそ18〜32cmと『数の相模湾、型の東京湾』としては物足りないものの、開幕2日目としては十分な釣果をゲットすることが出来ました。
剣崎沖は沖釣りをする方であればご存知の通り、元々、潮の速いポイント。
9月は特に潮が速いそうで、タナを低く取らないと釣れないということが、分かりました。
ガン玉も打って、とにかく仕掛けを底から30〜40cmにキープすることを心掛けることが重要と分かりました。
これから秋が深まり、潮がゆるやかになれば、もう少し深い100m前後のポイントを攻め始めて、型も大型が混ざるようになってくると思います。
そうなったら、今度は更なる大物を狙って再度チャレンジしたいと思います。
今回のタックル
竿:SHIMANO ライトゲーム CI4 モデラートTYPE73 H195(錘負荷30-150号)
リール:SHIMANO フォースマスター301DH
ライン:PE2号
錘:80号+夢の天秤(吉見製作所/上州屋オリジナル)
仕掛け:自作アマダイ仕掛け (ハリス:フロロカーボン3号、ハリ:沖アミチヌ/OWNER 4号、長さ2m、2本針)
アングラー
お世話になった船宿
久比里 山下丸
〒239-0828 神奈川県横須賀市久比里2-6-10(船着場)京急久里浜駅より徒歩6分。
TEL 080-5058-8856・046-842-8856
約60年の歴史がある老舗船宿。カワハギ乗合で有名。その他の釣り物にアマダイ、カサゴ等。2018-09-10現在、アマダイ釣りの場合はオモリ80号。ライトタックルは不可。土・日・祝日は電話予約制。
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