どうも平田(@tsuyoshi_hirata)です。
そろそろ海水もぬるみはじめ、潮干狩りシーズンですね。
釣りが好きな方で、潮干狩りも合わせて楽しんでいる方もいらっしゃるかと思います。
わたしはといえば、ふと考えたら多摩川河口でシジミ堀ぐらいしかしたことがなかったなーと思いながら、横浜市で無料で潮干狩りができるという海の公園にいってみました。
※今回は、さいたまのくまさん(@nimurakumasan)と現地待ち合わせです。
海の公園南口へ
海の公園は人工的につくられた砂浜が特徴なのですが、その砂浜に天然のあさりが生息しています。
都心からも比較的近い(品川から1時間15分)ですし、福浦岸壁や八景島周辺(釣り禁止エリアも多い)が近いので釣りを合わせてやるのもよいですね。BBQ場も隣接しているのでもっと温かくなったらワイワイするのもよいでしょう。
このあたりの釣り場ですが、春は、昼間はカレイ釣り、夜はアナゴ釣りあたりが有名です。
そうこうしているうちに、海の公園南口に到着。
ちなみに、海の公園柴口駅が隣りにありますが、アサリはどうやら人工砂浜の海にむかって右側のほうが多いとのこと。
ふむふむ。
ぴったり干潮2時間前に到着して、潮が引いていく状況から攻めていこうと思ったら余裕で遅参しました。
くまさんはどうやらもうすでに掘っているようなのですが・・・
メッセージが既読にならないので、わたしも掘ってみようかなと。
平日なのに、人大杉な件。
みなさん、潮干狩りが好きなのですね。
おーす。水陸両用、というか、裸足で攻めてみます。
あたりをみていると潮干狩りには4種類ぐらいの勢力があるようです。
- ルール違反ガチ勢(カイマキと呼ばれる兵器とウェーダーを装備して沖合で掘る)=4名ほど
- 潮干狩り玄人勢(熊手+ウエーダー+プラケースに空ペットボトルを装着して掘る)=全体の数%
- 道具はないけどがんばる勢(熊手+素足の足まくり+ざるなど持参して掘る)=全体の20%程度
- 濡れたくない勢(完全に潮が引いたところを攻めている。主にご婦人と子供ちゃんが多い)全体の70%
※ルール違反ガチ勢は、あきらかに素人と違う雰囲気を醸し出していて、一人2キロの定量をオーバーしてアサリを採取している方々です。
では、わたしはといえば、
道具はないけどがんばる勢
に参戦してみました。
ぐー。つめたい。
海水がぬるいところと冷たいところが入り混じっているのですが、沖にいけばいくほど10分ほど、潮干狩り活動をやっているとつらくなるレベルです。
ウェーダーも持っているのですが、浸水してくるんですよね。
なので、スウェットをまくり上げて、毛ずねをさらして勝負です(`・ω・´)
色々と潮干狩りノウハウをネットで勉強してみたところ、
- アサリは海の公園だと南側半分に集中している
- 北側は水深がありアカエイにアサリが食害されている気配
- フラットなエリアではなく、潮が引くときにできる島状部分の斜面を掘る
- 岩場があるエリアもオススメ
とのこと。
ふむふむ、
勝ったな。
・・・
・・・
お、良さげな斜面があるぞ。
と掘ってみると、
ザクザクザク。
すると、熊手に、カツっとあたる感触があります。
すかさずダイダラボッチのように、手で砂をかきわけると、
おお、アオヤギ&アサリ。
これをとりあずステンレスのザルにいれると、
カラン♪カラン♪
と音がして、なんとなくゲットした感が増します。
このザルですが、玄人になってくると、プラザルに空ペットボトルを4つつけてウキにして、潮干狩りをしながら砂抜きも兼ねてしまうようです。今度は真似しよう。
むー寒い。
くまさん、どこにいるのかな。
と、おもったら、くまさんはサングラス+ウェーダーでガチ勢に混じって一番沖で探っていました。
とりあえず手をふったら気づいたようです。
磯場も食材の宝庫
その後、人工砂浜南側にある磯場付近へ。
磯が絡んでいるところは、掘るのが大変なため、まだ掘りきれていないアサリがいるはず。
このようなところです。
裸足でここを攻めていたのですが、やはりクロックスやウォーターシューズを履いて勝負をしたほうがいいでしょうね。
現れました、くまさんです。
どうやら沖目のほうがやはり安定して獲れるものの、ウェーダーの中に、海水が入ってきたようです。。。
アカモクだ。
アオサ(たぶん、アナアオサ)
そうこうしているうちに、このようにとれて行きます。
アサリ以外にも、シオフキ、バカガイ(アオヤギ)、アカニシガイ、ツメタガイなどなど。
シオフキやバカガイは砂抜き不能とのことで、不人気で放たれるようですが、肝心のアサリがすくないので捕獲していきます。
アカニシガイとツメタガイはアサリを食べるようで、積極的に持ち帰ろうかなと。
沖目には、ルール違反ガチ勢の方が。柄の長いカイマキを利用しているようです。
段々、潮も引いて続々と島状の地形があらわれてきます。
その島状地形の斜面をガチンコで掘るわけですが、結構利き腕がつかれるのですよね。
くまさんがマテガイを狙いたいと・・・
ここで、くまさんが、
「平田さん、マテガイ掘りたくないですか?」とのことで
「おーいいじゃない、やってごらんよ」
と、あわよくば参戦というスタンスをみせたところ、アジ塩を売店で購入してくるという。
たのしそうですな。
マテガイっぽい穴をみつけて、
穴を掘りすすめ、アジ塩を投下する。
が、肝心の穴がそもそもゴカイ類の穴と判別がつかないということでマテガイはゲットならず。
マテガイ自体の殻はたまに転がっているのでどこかにはいるのでしょうね。
アナアオサをツムツム
その後、もう一度岩場にゆき、アナアオサをつむことに。
このように生えています。
これをちょいと積んで、ざるで砂やゴミを洗い流しておきましょう(あとあとの調理時に気づきますが、延々と砂とヨコエビ類が登場します)
この岩場方面で深堀していくと、水温の問題なのか20センチ以上ほってアサリがみつかることもしばしば。
アサリの中ではさほど大きいものではないのですが、この日の最大サイズがこちら。
海の公園は掘り進むと黒いヘドロ層があるのですが、砂浜との境目あたりまで掘るとよさそうです。
これにて食材調達終了。
潮が満ちてきて・・・
ちょうど干潮の潮どまり。
「そろそろ潮時のようだねー。潮時ってこういうときにつかうんだろうねー」
と、しみじみ語りながら。潮干狩り終了。
あっという間に潮が満ちてきます。
子供連れの方は注意。
島状のエリアもなくなりましたね。
たのしかったなー。
南側の端に水道があるので、手足を洗っておくのに便利です。
こちらが、海の公園での潮干狩りのルール。
アサリが2cmになるのに1年かかるようです。
休みの日は人がさらに多いようですが、とれない前提で家族でいってみるのもたのしいでしょうね。
近隣ですと、野島公園北側の海岸のほうがややアサリが多いようです。
この後、カレイ&アナゴ釣りをやったのですが、また別の記事で。
平田(@tsuyoshi_hirata)
※以下の画像のような、かいまき・じょれん類を利用してのアサリとりはエリアによってトラブルにつながる可能性があるようです。
この商品を購入してアサリを取りに行きましたが、いきなり海上保安庁に捕まりました。
千葉県、その他の都道府県では、貝まき(ジョレン)による潮干狩りは禁止だそうです。
潮干狩り場所には、漁師が使用する大きな貝まきの絵があり、禁止ということがわかったのですが、この小さな潮干狩セットも検挙の対象とのこと。獲った貝(140グラム)は、所有権放棄で海に逃がし、使用1日目にしてこの潮干狩セットは所有権放棄の上没収となりました。 後日海上保安庁に出頭、調書を取られます。
罰金(おおよそ5万円)も支払わなければなりません。
販売するのは合法、使用うするのは違法だそうです。
出典:Amazon
第42条 漁業者が漁業を営むためにする場合、漁業従事者が漁業者のためにする場合及び試験研
究機関が試験研究のためにする場合を除くほか、次の各号に掲げる漁具又は漁法以外の漁具又
は漁法により水産動植物を採捕してはならない。
(1) たも網、さで網及びざる
(2) と網
(3) やす及びいそがね(夜間において使用する場合及び水中眼鏡を併用する場合を除く。)
(4) くまで(幅 15 センチメートル以下のものに限る。)
(5) さおづり及び手づり
(6) 徒手採捕
(試験研究等の場合の適用除外)
出典:神奈川県海面漁業調整規則
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▼素足で砂を掘ると貝の感覚がしっかりわかるのでよいですが、足裏も傷つくのでいらない靴下をはくとよいようです。
海の公園(手洗いもトイレも売店や自販機もあってとても便利です)