『ウツボはわらう』西潟正人著を読んだ感想

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ウツボはわらう
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新書を書店で物色する、古本屋を日がな一日歩き回る。そういった本とのふれあいは面白い。最近は、Amazonで本をよく買うようになった。kindleのものがあれば電子書籍で買うこともある。

Amazonの場合、ご存知の人も多いかと思うが、サジェスト機能が優れている。そんなこんなであるときすすめられたのが、『ウツボはわらう』西潟正人著であった。

常日頃忌み嫌われるウツボを主語にして「わらう」という動詞をひらがなでつけたタイトル。

なんだかいいな。

このように、タイトルがなんだかいいなという本は大体、あとあと読んでみても自分にあった本であることが多い気がする。不思議なものだ。良い本は良いタイトルを求めるのだろうか。

著者の西潟正人氏は、以前、逗子で魚料理屋を開いていたことがあり、魚や魚料理関連で著書も多い。

この本は主に、西潟氏の幼少の頃の魚釣りや採集に関してのエピソードと魚料理屋で出会った魚(ときに珍種)についてが書かれている。

どのような魚についてのエピソードがあるかと魚種を列挙してみると、とにかくいろいろだ。

クロダイ、アイナメ、ギンポ、ネズミゴチ(メゴチ)、メバル、ウツボ、ウミタナゴ、カタクチイワシ、サヨリ、マダコ、マハタ、コブシメ、ヒイラギ、マアジ、コノシロ、ウグイ、キュウセン、ゴンズイ、シロギス、マコガレイ、マハゼ、ハマダイ、ウナギ、シマイサキ、シロカジキ、スズキ、ソウダガツオ、トビウオ、マアナゴ、シイラ、アイゴ、アオリイカ、マサバ、イトヒキアジ、ハマフエフキ、カワハギ、キツネダイ、ハリセンボン、マツダイ、ミノカサゴ、アカヤガラ、スマ、ボラ、タカサゴ、シマガツオ、ブダイ、ワカサギ、タカノハダイ、ホウボウ、ハコフグ、ヒメコダイ、キアンコウ、コブダイ、シロアマダイ、トラフグ、マトウダイ、スルメイカ、サワラ、ブリ、タチウオ、ニザダイ、ウマヅラハギ、メジナ、チョウセンバカマ・・・

もう、タイピングするのを途中でやめたくなるぐらいの数である。

釣り人だけでなく、一般の消費者誰もが知る魚もいれば、釣り人でも知らないだろう魚もある。この中で食べたことがない魚も多い。もちろん出会ったことがない魚はもっと多い。

だいたい釣り人だったりは、魚の序列をつけがちで、兎角外道を蔑みがちだ。

ただね、外道と呼ばれる魚も、ちゃんと性質をしって料理するとうまかったりするんだよな。

そういったことを再度気づかせてくれる良書だった。

以前、久里浜からはじめてアマダイの船にのったところ、或る船長が友人が釣った良型のイラをみて嫌な顔をして、「そんなの食べられないよ。ベラの仲間だから」といったことがある。きいてみると、その船長はイラを食べたことがなかったようだ。

物事を知らないで、知っているふりをして他人をマウンティングしたくはないな。

わたしはそう思った。

だからこうして、魚や釣りについての良書を読んで、料理をして食べて、昨日よりもっと魚について知ろうとしているのだろう。

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