横浜市立大学釣り部『HAM』について
こんにちは。みなさんはじめまして。横浜市立大学釣り部『HAM』の会長です。この度、ORETSURI に寄稿させていただくことになりました。
部の名前であるHAMの正式名称は、「HAM〜平潟湾を愛する者たち〜」で、HAMには、H(平潟湾を)A(愛するM(者たち)という意味が込められており、普段は主に、大学近くの横浜市金沢区周辺で釣りをしています。
平潟湾は、大学の前に位置する小さな湾なのですが、シーバスはもちろん、メバルにカサゴ、キス、アナゴに、冬にはカレイまで釣れてしまうスーパーお魚パラダイスなのですよ。
そんな釣りを今後ご紹介していきます。
が、今回のフィールドは沖縄!
え~、のっけから番外編でございます。
最初から番外編かよ!と、ORETSURI 読者のみなさんも思わず突っ込みたくなったことと思いますが、平潟湾を愛する人も、そうでない人も、沖縄が好きな人にも読んでいだけると、うれしいさ〜(ちょっと沖縄風)。
沖縄とHAMの歩み
HAMでは、「釣り合宿」と称して毎年沖縄にいっています。もちろん全身釣り装備ですよ。
そしてわたくし会長ですが、この秋沖縄へいくのは2回目。第1回の9月は、9人の勇敢な部員とともに沖縄に上陸。しかし、満を持して渡嘉敷島へ渡るも、釣果はメッキ、ミーバイのみ、、、と、沖縄に大敗を喫しているのです。
結果、私は沖縄に行くたびに誓うことになります。絶対に次は釣り道具をもってこないで沖縄を楽しもうと。そう、沖縄は、べつに釣れないし、泳いだ方が楽しい!きっとそうんなんです。
沖縄旅行へ
そんなこんなで、いつかは観光に沖縄にいきたいと思っていたところ、ちょうど機会ができ、今回の沖縄旅行が実行に移されました!
釣りが目的の旅ではないので、今回のメンバー5名のうち、HAM部員は、会長、副会長、やんやんの3人です。
会長(私):「あのさ、釣竿もってく?」
副会長:「バカか!」
ということで、今回は旅行!釣りじゃ無い!沖縄へと高まる気持ちを抑え、荷物の準備に取り掛かったのでした。
沖縄上陸
沖縄の住宅街で見つけたかわいいネコちゃんはこちらです。宿で荷物をひらくと、この私、もう無心だったでしょうね。入れた記憶の無いロッドとライトルアーのセットが入っていましたよ(少し怒られました)
隠密に持ってくることができたのは、ダイワ リバティクラブ ルアー 5105TLFSというモバイルロッド1本のみ。
仕舞寸法44㎝におもわず買ってしまったものの、今まで一度も使われることのなかったロッドです。もー、はいっていたのは仕方がない。
といっても釣りができる時間も、他のメンバーが活動しない朝などに限られます。
いざ、ダイビングへ
海の中はいいですねー。が、今回、私は耳の不調でダイビングは出来ません。ウェットスーツを着て海へ向かうメンバーを恨めしそうに見つめながら、釣竿をもってあとを追うのでした。
ダイビングは出来ないが、これで邪魔者メンバーもいなくなり、ようやく釣りをすることができます。
曇天の本部港。しかし、釣れるのは、エソばかり。
ええい!ならば、エギングだ!!!
2.3投目で手のひらサイズのイカをかけるも、抜き上げ失敗です。。。
その後あたりもなく、そのうちに、満面の笑みで(副会長以外)みんなが戻ってきました。船ゲロの常習犯である副会長は今回もゲロッたようです。彼が今後船に乗ることはないでしょう。
トロピカルな海に息をのむ
さて、3日目は、楽しみにしていたシュノーケリングです。
暖かな海。10月だというのにぜんぜん冷たさは感じません。いつも潜っている三浦の海は8月でも、あがるころにはガクガク震えているというのに。さすが沖縄。
水がキレイな本部町の海なんですが、その魚種の多さに驚きます!色とりどりの熱帯魚、よくわからない南国チックな魚たち、50cmは越えるであろうタマンも悠々と泳いでます。いつかはタマンも釣りたいもんです。
部員のやんやんは浅瀬でクマノミと戯れています。みんなと離れて少し沖合を泳いでいると、40cmほどのヒラアジの群れに囲まれました!
さらに興味を持たれたのか泳ぐ方についてくるではないですか!
このまま射程圏内まで連れて行こうと思ったのですが、陸に近づくと、ヒラアジの群れは何処かへと消えてしまいました・・・
会長、堤防に立つ
ごめんなさい。釣りがしたいです。海中であんな光景を見たらガマンできるわけもなく、、、
そして、釣竿をもって堤防に立つ会長の姿がそこにはあった(`・ω・´)
今回のタックルは、メッキやイシミーバイなどの小物狙い中心ですが、フロロカーボン2.5lbにリーフにも対応出来るよう4lbのリーダーをつけています。
が、昨晩、事件は起きていたのです。まだ、登場回数2回目、エソしか釣り上げていないリバティクラブが・・・
おおう、、とりあえず応急処置でテープを巻いて対応。これでどれほどのことができるか、、、
そんな不安とは裏腹にワームを投げると、可愛いメッキがチェイスしてきます。
使っているのは、最近お気に入りのバークレイのシュラッグミノー。
ワインドでもただ巻きでも安定した釣果をもたらしてくれます。(少し高いのが難点ですが)メッキに対しては、基本トゥイッチを入れながら早めのただ巻き。途中少しレンジが下がったり、活性が落ちたときは、ワインドからのフォールで良く釣れました。
メッキの群れも去り、底物狙いでもしようと、尺ヘッドDにシュラッグミノーをつけての2投目。
すると、今までとは違うあたり。
と、同時にガンガン突っパシる強烈な引き。
幸いボトムへ走る感じではないので、切られないようにラインを出します。
時間をかけて上がってきたのは、、、
40cmほどの大物。
どひゃーでかい、、、、、なんだこいつ!?
タイっぽい顔だが、見たことない魚。食べられるのか、鮮やかなブルーが怪しい。不安がよぎりますが、よく見たら、美味しそうということで、血抜きしてキープします。
最高の夕食
先ほどの魚を持ち帰り、宿のオーナーさんに料理を頼むと快く引き受けてくれました。
(うーん、名前なんだっけなーと、魚の名前は思い出せない様子)
楽しみな夕食。魚は、揚げ浸しにしていただきました。食べてみると、これまた美味しい。身はしまっており、まったくクセのない上品な味。
オーナーさん無理言ってすみません。ありがとうございます。
あとで、ツイッターのフォロワーの方に教えていただいたのですが、アオチビキという魚でした。高級魚だそうです!
しっかし、沖縄ってライトタックルだとこんなに魚が釣れるものなのですね(今さら)
最終日
みんなが起きる前、朝から、釣りとシュノーケリングを楽しみます。
この日は、ジャパンフィッシングショーのときに、りんたこさんにもらったスイカ色のワームをフォールさせるとすこぶる反応がよかったです。
釣れたのは、メッキに、ヤガラ。
ヤガラを刀みたいに持ちたかったのですが、グローブが粘液でねちゃねちょになってしまいました。
釣りをする時間もそろそろ終わり。残りの沖縄観光もしっかり楽しみました。
振り返り
さてHAMとして初の試みである沖縄を観光メインですごす旅。
やはり釣り部なので、釣りを中心にしてないこと自体はすこし物足りなかったものの、それでも沖縄を目一杯楽しめた気がします。
次に沖縄にくるときは、必ず釣りフル装備で臨むと思います。ライトタックルで数釣りもいいですが、やはり、トップででかい魚をかけたいです。それだけ、沖縄の海は夢に溢れているのです。
みなさんもパックロッドをこっそり荷物に仕込んで、沖縄旅行なんてどうでしょうか。
来年こそは、ガーラを釣り上げますので、お楽しみに。
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改訂版 すぐ釣れる! 堤防からのソルトルアー