釣りの世界は基本的には趣味の世界ですね。
- 釣果をあげたい
- 自然の中に身をおきたい(釣るということより場を楽しみたい)
この要素が釣り人のなかにはあり、人によって重さは異なるかと思います。
とはいえ、「釣果をあげたい」こう思う人も多いわけで、そのために釣り人は道具を工夫したり釣り方を勉強したりします。
現代では、釣り道具も決してアナログなわけではなくデジタルに進化してきてもいます。
- 魚探
- 電動リール
- ドローン(まだ普及してはいないですが)
また魚が直接食いつく釣り餌は、
- 活餌(鰯やアジなど)
- 冷凍餌(冷凍した魚や切り身など)
- 配合餌(集魚効果や針持ちなどを考慮した餌)
- ルアー
があります。
この釣り餌のカテゴリに新しい攻め手を出してきたのが海外スタートアップZombaitです。
数年前、タイムラインに流れてきたことがあるのですが、要は死んだ魚にモーターで稼働するバイブレーションを埋め込み、活餌のようにみせかけるというアイテムです。
このZombaitの動画をTIMELINEという分散動画メディア(Facebook+Twitter)が翻訳付きでツイートしたところ、釣り人に賛否両論の意見が出ているので紹介しておきます。
釣り界がざわつくほどの革命が起こっています。 pic.twitter.com/BybEln3DWD
— TIMELINE – タイムライン (@TimelineNews_tv) 2018年1月4日
Zombaitへの肯定的意見
肯定的な意見も多くあります。
個人的には生き餌を使うより遥かに効率が良いと思いました。これが可哀想なら当然、生きたまま切り刻まれて針に通されるミミズやゴカイや虫達にも言えるんだよね?「痛い痛い」と叫ぶ事も出来ずにもがき苦しんで死んで逝くんだぞ。狩りは人間が生きていく為の必要な手段だ。
— 草餅 (@JB46160163) 2018年1月5日
ナイスアイデアないい商品だと思う
一つ心配なのは糸が切れて他の保護動物とかがそれ食べてちゃんと排泄されるのかどうなのかだと思う。そこさえクリアできてるのなら大賛成— しんすけ (@kitano1996) 2018年1月4日
これ酷いとか言っとるやつはどうかしとる。生き餌って針に掛けるとどんどん弱っていくし、弱ったら捨てられるんぜ?それやったら死んだ魚を泳がした方がええやろ。どう考えても。
ロストした場合とか言いよるけど、糸太くしたりして防げる。ルアーだって、魚の口に掛かったままロストしたら結構致命的— H!roshi (@hinohikari_0000) 2018年1月4日
まぁ餌代浮くのは嬉しいよね
これ一個で下手すりゃ万単位違うかも…
あとはロスト対策さえ確立してくれればあれで値段が万行っても買う人はたくさん出てくるのではと思う(´-ω-)ウム
今後に期待してますp(´∇`)q ファイト~♪— 真昼ノ夜@車好きのドラム馬鹿 (@motoshi14) 2018年1月5日
生きた魚に針を刺して泳がせる釣りは結構メジャーな釣り方です。残酷だと思う人が多いと思いますが、釣りってそういうものです。死んでようが生きてようが、餌として使うのに変わりないですし。
— ほ〜ぷ@中野 (@MTGplayer5544) 2018年1月5日
Zombaitへの批判的意見
倫理的・釣り自体の面白さに欠けるという点でどうなのかという意見も
まぁ直感で言えば、ないわな
死んだ動物の死体で
サッカーする人間が居るんか知らんが
俺にはその「魚の死体部分」を
手抜きしているように思えてならない
機械自体は良い発想だと思うが
それならその機械を内蔵出来る
プラスチックルアーを作れば済む話
少なくとも本物の魚の死体を使う必要はないわ— B (@Black_Blatt) 2018年1月5日
正直なところ酷い。
こうまでして釣りしたくはない。— Tom《静風(seifu)》 (@Ono141Tom) 2018年1月4日
餌釣りとルアー釣りを一緒にしないで欲しいですね…
— あけおめ猫@ (@uoneco0616) 2018年1月4日
思わず見入ってしまたけど
釣りの「根本」をわすれているのでダメダメです><— わかつき@Emerald鯖 (@wakatsuki_moe) 2018年1月6日
生き物の命には個人ごとにランクが決まってると思う、蚊をコロすのに躊躇わない人間でも虫のサイズや虫に関する主観でコロせない虫や生き物が居るだろう、俺はこのサイズの生き物(動画の魚)はもう玩具のようには扱えない。
— Enty整備中のエル壱 (@eruiti) 2018年1月5日
自分も釣りは好きだけど釣った相手への冒涜的な感じがするので使いたくはない。後ロストする確率高そう…
仮に一部の鳥獣が飲み込めるサイズだとして、ロストした魚を何かの理由で飲み込んだ鳥獣の命を奪う危険性がある。
針や糸だけでも大変なことになってるのに、これ以上危険物を増やさなくても。— Shiho (@shihotwt) 2018年1月5日
こんな効率の悪い事しても流行らないでしょ
釣りたいだけなら普通に生き餌使うし生き餌死んだら変えて死んだの自然に返せばいいだけだしね
スポーツフィッシングなら論外だし漁に使うにもこんな効率悪いやり方じゃ生活出来ない— 9630 (@junkbox96) 2018年1月5日
半ば肯定、半ば否定
他に、釣りとしてはありだけど、自分はやりたくないという意見も。
これは面白い!漁具としての新しい可能性を感じる
でも釣り味として見ると、どうかな(発想は素晴らしいと思う)動画の中でいう「時代遅れ」は同意
けどこの現代で前時代的な遊びという事に価値があると思う
自身の経験と直感、あと運が絡むアナログな道具の遊びという点に俺は惹かれているから・・・— タカヲ (@tko_opk) 2018年1月5日
初めてやる人には向いていると思いますが、長年やっている方はあまり使いたがらないかも…?
いままでであれば魚の動きは釣り手がつくっていますから、「これでこそ釣りで楽しみだろ」とか…。
死んでしまった魚を使えるのは利点ですが、楽しみの一部が欠けているようにも感じました— 雪花《QQQrd》 (@gonsukeneko1) 2018年1月5日
まとめ
今回は海外スタートアップ企業によるZombaitという釣りアイテムとその反響について紹介しました。
コメントを一つ一つをみていると、改めて釣りという趣味が生命に直接かかわる業のあるものであるなと感じました。
おそらく今回のような議論は、かつて釣り業界に『魚探』や『電動リール』が登場したときにもあったのではないかと思われますが、どのように釣るかは法律に反したり、他人に迷惑をかけない限り個人の自由でもありますね。
個人的には、活餌かルアーでよいかなーと感じました。
それにしても魚の釣り方を変えるという点でスタートアップが生まれている海外自体はおもしろいですね。
→ Zombait
このZombaitは、一つ69ドル=約7,000円ということで、構造的に難しそうではないので、自分でもDIYでつくれそうではありますね。その前に似たようなアイテムを中国企業が1,000円ぐらいで出してきそうな予感もします。