釣り具でボッタクリだなぁ・・・と感じる物は何でしょうか??(平田が答える)

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人間は常に問いをもっている生き物。

釣り人も一緒です。

今日も世界では多くの問いが生まれ、答えが見つかっています。

そんな中、インターネットでは確かではない答えがいろいろと流布され、それがまことしやかに拡散されたり。

そんな、ウェブ上に転がっている『釣りのなぜ?どうして?』について、釣りメディアORETSURI編集長の平田が勝手に回答する本シリーズ。

今回は、Yahoo!知恵袋から以下の内容について回答します。

目次

今回の質問

釣り具で「ボッタクリだなぁ・・・」と感じる物は何でしょうか??

出典:Yahoo!知恵袋

<平田の回答>

ぼったくりの沼地にまみれるのも釣りの楽しみかも

平田剛士 ほろよい白いサワー

今回のお悩みは、釣り具屋にいったりAmazonや楽天・Yahoo!などで、主に新品の釣り具をみていて、ちょwなにこれ高過ぎんだろ、高杉晋作。と、おもっている方なんだと思います。

たしかに釣り具をみていると、原価などをかんがえるにちょっと高いんじゃないかなと素人的に考えてしまうこともあります。

たとえば、

  • 1つ5万円以上するハイエンド釣り竿やリール
  • 1個うんぜん円する高額なルアー
  • 1つ100円ぐらいする消耗品のトリプルフック
  • 効果のほどはわからないけど矢鱈に販売されるタイラバ類(スカートやラバーなどなど)

などなど、このあたりはちょっと割高かもなーと思ってしまうこともありますね。

釣具店はネットでよく『魔界』と表現されています。

最初は、かみつぶしオモリを買うという目的をもって、足を踏み入れたら、いつのまにか気になるアジングロッドとリールとラインを買っていた。しかも1袋700円のワームの同じ種類を5色買って、するとジグヘッドも必要だからなと、400円のものを重量わけして3つかってみた。ちょっとまてよ、もしかして、ワームじゃだめなパターンも考慮してと極小メタルジグとプラグを買う。

すると、余裕綽々であなたの財布から5万円ぐらいがバサバサっと飛び立っていくわけです。

所謂『レッドブル、翼を授ける。』ってやつです。

こういったことを毎月、毎週のように繰り返していると、いつのまにか釣り貧乏になっていく。

としたときに、独り身の勤め人であれば、まーそれほどお金もかからないので、よいです。

が、家族がいる釣り人だったり、たいした稼ぎがない人のなかには、三度の飯より『釣り』を自ら体現しようと、食事を松屋や吉牛などにしたり、水を飲んで空腹をしのんだり、武士は食わねど高楊枝という具合になったり。

で、懲りず週末は混んでいる釣り場に突撃する。

すると、あんまり釣れない。

or

もっと釣りたくなる。

気になってよく釣っている人をみると、2ランクいい竿使ってんだな、あんな道具を使っているのか。やっぱり鉄の剣じゃだめなんだな。よし、今度の平日、仕事中サボって釣り具屋いこう。いや、善は急げっていうからAmazonでポチってしまおう。郭嘉は「兵は神速を貴ぶ」って曹操に進言したしなと、何かにとりつかれたかのような表情で鼻息荒くスマフォをタップして帰り路そのアイテムをポチる。

と、

いうことを年百年中繰り返していると、いつのまにか銀行口座は閑散として、会社での業績もあがらず、社内でもちょっとマズイことにもなってきます。

すると、どこかを恨みたくなる。

そうだ。

悪いのは、ぼったくり価格で釣り具を売っているメーカーなんだ。メーカーが悪い。よし、メーカーを叩け。

こうなったら一揆だ。万国の労働者諸君!団結せよ。釣り具一揆だ。ええじゃないか。

と。

かなり長くなってしまいました。

これは極端な事例かもしれないのですが、自分で釣りにのめり込んでいて、そこに訴求して商品を熱心に企画販売しているメーカーをやり玉に挙げるのは、ちょっと無益なんじゃないかなと思ったりします。

というのも、釣り具には安いもの・中ぐらいのもの・高いものがあるわけです。

ドラクエに、『ひのきのぼう』と『てつのつるぎ』と『はがねのつるぎ』などがあるのと一緒です。

これらを買うのはあくまでも自由意志ですね。

ぼったくりだから『はがねのつるぎ』は買わない。ということはないと思います。

『てつのつるぎ』の攻撃力に不満があって、もっと攻撃力を高めたいから『はがねのつるぎ』を買うわけです。

もしくは『はがねのつるぎ』をもっていることの所有欲。これは『はがねのつるぎ』だとわかりにくいですが、FFで言えば、『エクスカリバー』とか『ラグナロク』とか『ムラマサ』を装備したいというシーンを考えてみてください。

※『エクスカリバー』『ラグナロク』『ムラマサ』あたりは買えません。

買いたいから買う。

買いたくなければ買わない。

買えなければ安いものをつかう。

これです。

船竿だって、浅場のターゲットであれば、5万6万のもんじゃなくてもプロマリンの3,000円クラスの剣でも十分に釣れるわけです。

それを、どんどん釣りたいから、カッコイイ竿が欲しいからといって、自分で釣り沼にのめり込んで、そこにお金を投じようとして、買った後で文句を言う、もしくは買わずその実力をしらないで文句を言うのはどうなのでしょうか。

というと、メーカーの回し者のようなのですが、要は、大人っていうのは自分の意志でものごとを判断して責任をとる存在なんだと思います。

なので、「日産のGT-Rは高過ぎる、魔王ゴーンを討伐すればもっと安くなるだろ」という問題ではないんです。

市場のすべての商品には利益が設定されていて、それが売れると儲かるから販売者が企画生産をするモチベーションがわく。

ということです。

あとは費用対効果の問題なので、実際に買う前によく吟味してみて、その値段ほどの価値を感じられなかったら買わなければよいだけです。

自分で作れるものがあればつくればよいと思います。

昔、東京で大学受験するとき話なんですが、2番目の兄が大学の場所を事前に案内してくれたんですね。

で、その帰り路に、なんの話だったか忘れましたが、「世の中、物を買うってことは、みんな何かしらだまされることに納得して買うってことだからさー」といったことがあるんですね。

この言葉はとても印象に残っています。

商品を買うとき、サービスに対価を払うときでも、そこには原価以外の利益がのっているわけなんですね。

その利益を含めての価格にあなたが納得すればお金を払えばよいだけなんです。

え?

「じゃあ、平田さんは、釣り具でボッタクリだなぁ・・・と感じる物はないんですか?」

ですか・・・

うーん、そうですね。

最近はタイラバをやってみて、ちょっとこれは・・・とは思いますね。

でも、そういったことに、とりたてて目くじらをたてて生きるよりは、そういった沼地にダイブして、いろいろ泥にまみれるのも楽しいかなと思います。

よく駅前で、休日なのに動員されて労働者の権利を―とかいっている人がいますが、そういった暇があるのであれば、もっとお金をかせぐ方法を考えて動けばよいだけです。明確は超絶ブラック企業以外は、他人を責める前に自分を責めろよと。

ということで、

今回、みなさんには、

ぼったくりの沼地にまみれるのも釣りの楽しみかも

という言葉をお送りします。

ではでは。

平田に回答してほしいことはこちらに質問を

※質問がないとエンドレスでYahoo!知恵袋の質問を勝手に回答していく仕様です。

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