どうも平田です。
あー、うなぎくいてー。蒲焼くいてー。
かー、タレがからんだ白飯をかきこみてー。もぐもぐ。もぐもぐ。
って、みなさんもたまに思いますよね。
よくわかります。日本人だもの。
そう思ったときには、やはり鰻屋にいくか、スーパーで鰻の蒲焼を買ってくるわけですよね。
「でも、お高いんでしょう?」
国産うなぎの鰻重なんて、平気で夏目漱石が3人がかりというわけで参ってしまいますね。子供がもしたくさんいたら、スーパーで鰻の蒲焼のとなりにいるサンマの蒲焼氏を食べさせて、
「うなぎの蒲焼は、うまいな、やはり」とか、やってしまう駄目父さんかもしれません。
でも、釣り人の場合は、
「釣る!」
という選択肢があります。
やった。釣り人でよかった俺。あなたも釣り人でよかったですね。グッジョブ。
では、どう釣るか?
うなぎ釣りの場合、
磯竿なんかでブッコミ釣りが一般的です。これは主に川幅が広い中流から下流域でできますね。
対して、上流域で川幅が狭いところでは穴釣りという釣法が登場します。
やってみたことがないですが、TOKIOも鉄腕ダッシュでチャレンジして多摩川で大きなうなぎを釣った模様で興味しんしんです。食べても矢鱈に旨かったらしいですよ。
他におもしろい釣り方があって、ペットボトル釣法というのを考えた方がいらっしゃって惜しげもなくその方法をネットに公開されています。すばらしいですね。人徳を感じます。
そんなこんなで去年、多摩川某所でテナガエビ釣りのついでにペットボトル2個を仕掛けたところ、まぐれで1匹釣れました。今年も4回ほどやっているのですが、まー釣れません。なんでだろう。
なんでだろう。
なんでだろう。
も一つおまけに
なんでだろう。
釣りの面白さの一つに、なんでだろうを考えて成果につなげるところがありますね。いにしえの太公望しかり、釣り人はその課題解決を休日も行っているため極めてビジネス能力が高いといいます。釣りバカ日誌のハマちゃんも、仕事ができないのではなく、意志を持って適度にやっているという確信犯であると、わたしは睨んでいます。ゆめゆめ、盆暗扱いすんなよ。
なぜ釣れないのか。
照りが続いて川に濁りが無いとき、潮の流れがとまっていたり、干潮で根がかり連発などなど、まー適当にやっているからなのかもしれません。それにつきます。
と、いうことで、また適当にいってきた顛末が以下の通りです。ご確認のほどよろしくお願い申し上げます。
多摩川河口域到着。
TOSHIBAと最早ホームレスと呼べない方々のシュールな絵がさっそくむかえてくれます。川崎の魅力はこんなところにありますね。
で、まずは明るいのでテナガエビ釣りから。
干潮。釣れず。テトラポットから、だいだらぼっちのように水底をながめる。どうやらテナガ氏らはお留守のようです。いや、テトラの奥まったところに退避しているのでしょう。
下流へ移動。さらに水深が浅くなり、釣れず。強引に釣ると、チチブ氏が数匹元気に飛びついてきました。うーん。みやると、水中にはチチブしかいません。あと、ボラか何かの群れですね。
上流へ移動。あれです。いました。潮が動いてきたのか、テナガエビがテトラポット界隈をのちよち歩いています。
で、げっと。
ふむふむ。基本小型ですが、テトラの間をにらんでいると、バルタン級があらわれました。黒い。20センチくらいありそう。去年の最高サイズが20センチだったので、もしかしてレコード更新か!
だが、スルー。余裕でスルーされました。心なしか、「アカムシ乙」って聞こえた気がしました。バルタン級は智慧もあるようですね。
で、うなぎタイム到来です。
10本のペットボトル仕掛けを持って行きましたが、1本投げる前にからんで死亡。
仕掛けをどう持ち込むか、これが課題です。
で9つ仕掛け、はじめに仕掛けたところに戻ってみると、ペットボトルが倒れてるじゃないですか!みてください!って、俺しかいねーよ。ってんであげてみると、やけに軽い。が、何かはついている。
あげてみたら、生茶で釣れたのはウロハゼ氏でした。マハゼよりだいぶ引きますが、鰻と比較するとね。もうね。
もしかして、ラベルによって釣れ方が違うとか?そんなことを考えて巡回していたら、
わ!
倒れてやがる!やった!と、内心ドキドキもんですが、そばにブッコミ釣りの方がいたので冷静に巻き上げると、
なんと、
なんと、
…
…
…
?!
まさかのKFCでした。カーネルおじさんの陰謀かと!しばらくケンタッキーいくのやめておきます。
このあと、パタパタ倒れてやがったのですが、どうやら風で倒れたらしく、隣で釣りをしてい方から、「結構パタパタ倒れてましたけど、うなぎ釣れました?」と、聞かれ少し話し込み撤退しました。
ではでは。
平田