みなさんはSUP(サップ)というマリンスポーツをご存知だろうか。
スタンドアップパドルボードの略でSUPなのだが、要はサーフィンで利用するボードの上に立って乗ってパドルで漕ぐというスポーツ。
このSUPにのって釣りをするのが、SUPフィッシング。
わたしは逗子に住んでいるということもあって逗子海岸でSUP釣りしたいなーとおもっていたところ、友人のきのっしーからSUP講習うけようと誘ってもらい、おうよ臨むところよチャレンジしてみたのが今回の記事。
途中から逗子海岸でのBBQの内容が入ってくるが、この中には釣りで釣った魚を食べるというシーンやうんちくがあるので、ねじ込んでみただけである。
SUPは朝一からたのしい
多くの人にとってSUPは未経験のスポーツだと思う。
年齢が高くなると、人は新しくなにかにチャレンジすることをやめて保守的になる。
が、新しいものごとのなかにはとっても楽しいものもあり、前夜からSUPについて調べていたらテンションが上がってしまいわたしの表情もこんな感じに楽しそうだ。
とにかくよくわからないけどたのしい気分で、逗子海岸のSUP教室へ。
今回は、逗子のOCEANSにお世話になった。
SUP体験コースの流れ
今回の体験コース(10時~12時)は以下の通り。
- レンタルウェットスーツ&シューズに着替える
- 海岸で体操
- SUPの仕組と漕ぎ方をレクチャーしてもらう
- 実際の体験(波が強かったので岸近くで)
- 波乗りチャレンジ
料金はいろいろなプランがあるが、だいたい相場としては2時間5000円~6000円ぐらいなようだ。
※アソビューで予約するとお得に試せるようだ
実際のSUP体験
ここからは実際のSUP体験についてお話しする。
その前に。
知ってたかい?人間って、ウエットスーツを着ると、表情が変わるんだぜ。
ほらね。
海岸で準備運動をしたあと、レッスンスタートだ。
そうそう。知ってたかい?
長いものを手にもつと、自然と武器みたいに扱ってしまううちは、あなたにも子供心があるんだぜ。
こんな風にね。
この日は北風6メートル強。おだやかな逗子海岸もすこし荒れ模様。
風や波についてレクチャーも受ける。
海面が黒いところは風が強いところで気を付けた方がいいとのこと。なるほどなるほど。
ふはははは。この通り素人でも余裕で乗れるよ。
スクールによっては田越川をさかのぼるコースもある模様。
SUPはボードの上で重心をとりつつ、パドルを漕いで進んだり方向転換するのだけど、これは手漕ぎボートに似ていて、なので、わたしはけっこう早めになれることができた。
今回レッスンを受けたので、あとは自分でSUPのボードを買って、チャレンジしてみたいと思う。
SUPは固形のボードタイプだけでなく、空気で膨らませるタイプのものがあり、Amazonでも5万円程度から購入できるので、お手軽だ。
夏場であれば、ウェットスーツはなくとも海パンだけあればよいと思う。
ただ、岩場が絡むところは怪我をしやすいのでウォーターシューズなどの配慮はしておきたい。
逗子海岸は遠浅なので岸近くで遊ぶ場合はいいが、水深があるところに出る場合は、ライフジャケット等なんらかの浮力体をつけたほうが安心だろう。
以前紹介したレスチューブや腰に巻くタイプのライフジャケットはかさばらずよさそうな気もする。
BBQへ
さて、ここまで読んだ方はお気づきだろう。
あれ、この記事って、釣りとなんの関係があるんだっけと。
まあ落ち着いてほしい。ORETSURIは、釣りやアウトドアについてみなさんにワクワクしてもらう記事を提供することを目的にしている。
SUPに触れたのは今後、わたしがSUPフィッシングをやるだろうという前触れだ。
で、なぜBBQか。
こちらについても落ち着いてほしい。BBQで魚介を食べる時のコツを共有するという大義名分である。おっほん。
では、いきますぞ。
着火剤が必要
まず、BBQをやるときには着火剤をもっていこう。
着火剤には、だいたいアルコールのジェルタイプか油脂を木材にしみこませたタイプがある。
夏や雨がつづいたときに炭は水分を帯びるので着火しにくいことがある。
もし、着火剤がないときは、松ぼっくりとか松葉が油分が多く燃焼しやすいのだが、そういったものが手に入らないと、苦笑いしながら、こういう風にバーナーで炙り続ける羽目になる。
BBQグッズは点検しておこう
そうそうBBQ台についても、点検しておこう。
頻繁につかうものでもないので、いざ組み立てるとなったときに、壊れていて脚が入らねーなどといってまごまごすることになるかもしれない。
こんな風にね。
またあなたが釣り&魚好きだからといって魚料理ばかりBBQで出すとドン引かれるので、肉料理も出そう。
今回極旨だった料理がこれだ。
霧島鶏の塩胡椒バーニング
鶏肉は、半身状態に近いものを買おう。
肉の塊が大きいほどジューシーに焼ける。
まず自宅で塩コショウをまぶして、日本酒とみりんを入れたジップロックに漬け込む。
そして現地で皮目からしっかり焼く。
焼き方としては表面全体を強火で炙ったあと、火勢が弱いところに移して蒸し焼きにするとよい。
この半身の鶏肉が焼けると、このようにワイルドなビジュアルになる。
丸鶏の場合は、BBQ台だけだと火が通るのに時間がかかりすぎるので、半身がベスト。よく覚えておこう。
シロギスとマッシュルームのアヒージョを作る
ジップロックに以下の食材を入れておこう
- 冷凍シロギス(下処理済み)の筒切り
- マッシュルーム
- 粗みじん切りガーリック
- 唐辛子
- タイム
- ローズマリー
- マジックソルト
- 黒コショウ
これを現地でアルミ皿に移し、オリーブオイルを注いで加熱する。オリーブオイルは、素材と一緒にジップロックに入れていってもいいが、漏れると悲惨なので注意したい。
しばらく加熱して、出来上がり。
意外なことにシロギスはアヒージョにうってつけで、釣りをしない人もふくめてシロギスのアヒージョなんて食べたことがないはず。ふるまうときに、「これはこの海岸で釣ったやつでね」などとうんちくもふるまっておこう。
真鯛の塩焼き
釣りをしていると、真鯛の幼魚が釣れてしまうときがある。
20㎝以下はだいたいリリースなのだけども、針を飲み込んでしまうこともある。
そんなときは鯛めしとして有難くいただくか、こうして下処理してBBQで炙ろう。
冷凍しておいてもいいと思う。
コツとしては、自宅で下処理したあと、塩をふって臭みをぬいたものをリードクッキングペーパーで包んでジップロックにいれて持ち込むとよい。
小型の真鯛(チャリコ)ながら、釣りをしない人には、
「これが真鯛の塩焼きで、高級魚真鯛の・・・塩は○○の天然塩で・・・」と言葉で洗脳というか強調しておくと、実に効果的。
とはいっても、手のひらサイズの真鯛でも鯛は鯛なので旨みも十分。
かんたん焼きリンゴ
これも簡単にできるメニューで、食後のコーヒーにもぴったりなのでためしてほしい。
自宅でリンゴの芯をナイフなどでくりぬき、砂糖+シナモンパウダー&ナツメグ&クローブパウダー+バターをセットして、アルミホイルで包んでおく。
そんでもって、焼け残りの炭にアルミホイルごとつっこみ、焦げないように配慮しつつ、取り出す。
このように切り分け、近くのコンビニでかったスーパーカップを添える。これが旨い。
食後は、砂浜に魔方陣をかいて踊ってみるのもよいと思う。
だんだん満ちてくる砂浜で、ウユニ塩湖ごっこをしたり。
白魔法レビテトを唱えて空を歩いてみるのもよいだろう。
関連アイテム
SUPフィッシングをやるためには、SUPのボードとライフジャケット+SUPボードに取り付ける荷物ホルダーがあればいい。来年の夏から試してみる予定。乞うご期待。