【知る人ぞ知る】自衛隊のサバイバルキットには釣り具が入っている!?という記事を紹介したことがあります。
その関連で陸上自衛隊のコンテンツを調べていたところ『陸上自衛隊サバイバル知恵袋』というページがあり、おそらくウェブの世界で埋もれているのでここでいくつか紹介したいと思います。
天気をみるところから海で遭難した場合の対策など、釣りやアウトドア活動にも活かせる情報がかなり簡易ながらもわかりやすくまとまっているのです。
●空を見て天気を予想する
空模様や、風向きなど自然現象やその変化をもとに天気を予想することを、観天望気という。
このような昔から言い伝えられてきた天気予報は、単なる迷信ではなく、体験を踏まえた生活の知恵といえる。
・夕焼けなら翌日は晴れ。
・朝の虹は雨、夕の虹は晴れ。
・空が急に晴れ、冷たい北風になると当分お天気が続く。
・わた雲が浮かんでいる時は晴れ。
・星がキラキラ光る翌日は晴れ。多くの星が遠くに見えれば雨。
→「多くの星が遠くに見えれば雨。」というのは聞いたことがなかったな。どういう道理なんだろう。
●生物を見て天気を予想する
・クモの巣に光る露は晴れの兆し。
・蚊ばしらが立てば雨。
・コオロギがにぎやかに鳴く夜の翌日は雨。
・ミミズが地上にはい出すのは雨の兆し。
・つばめが低く飛ぶのは雨、高く飛ぶのは晴れ。
→釣り人たるもの、雨が降るかどうかは重要なポイント。ここはチェックしておきたい。
「クモの巣に光る露は晴れの兆し」うーむ。軒先の蜘蛛の巣はこわさずにとっておきましょう。
●植物を見て天気を予想する
・タンポポの花が開くのは晴れ、閉じると雨。
・樹木の葉先に露玉があれば晴れ。
→植物でも天気がわかるんですね。「ははは、みたまえタンポポの花がとじているよ。これは雨だな」なんていったらかっこよすぎる。
●風向きで天気を予想する
・東風は天候悪化の前兆。
・冬、太平洋側で南風が吹くと天候悪化、日本海側は一時的好転。
・春・秋・冬の西風は晴れ、南風や東風は雨。
→「やや、東風が吹いてきたな。ひきあげるとしよう。なーに、天候が悪化する予兆だよ。はははは。」とか言ってみたい。
●くらげ浮きの方法
落ち着いて大きく息を吸い、膝を曲げて、あごを引きながら、静かに水の中に身体を沈める。
全身が沈んだら、やや膝を曲げ、腕をたらしてくらげのような形になる。
水中でそのままの形を保つと自然と身体が浮いてくる。
→とくに海の場合は浮力があるので、あせらないことが重要なんですよね。
●潮流に流された場合
潮流に流された時は、けっして流れに逆らわず、流れに乗り、次第に横に泳ぎ抜けて、陸地に近づくことが大切である。どうしても潮流を抜けきれない場合、無理をせず体力を温存し救助を求めることが必要である。
→無理をせず潮流に乗るというわけですね。ふむふむ。
●小舟が転覆した場合
小舟が転覆しても、すぐに沈むことはない。風、潮流によって危険な方向に流れる心配のないときは、あわてて岸へ泳ごうとしてはいけない。小舟はたとえ転覆しても、かなりの浮力があるので、例えば2名の場合は小舟の両側から腕を伸ばし、互いに手を取り合う。この時、泳ぎの上手な者が下手な者の手首をしっかりと握る。
通常、舟の一端を押せば転覆した小舟は起きる。小舟に水が入っていても、とも(後方)から静かに乗れば、定員数が乗っても胸部を出す程度に浮かんでいることができる。
→手漕ぎボートの釣りをする人はよくおぼえておきましょう。あとクーラーボックスは浮くので、ロープを使えば救助用にもつかえます。
●手ばかり
物の重さとして、100gのおおよその目安は、大体タマゴ中2個、レモン1個、ハム薄切り6枚である。
スプーン計量では、小さじ1/4はいは、親指と人さし指でつまんだ量、小さじ1/2はいは親指・人さし指・中指の3本でつまんだ量、大さじ1ぱいは親指・人さし指・中指で握った程度、大さじ2はいは、5本の指で軽く握る量、大さじ5はいは、全部の指で大つかみした量である。
→ええっと、コマセを大さじ5杯、って、そんなものは、はからないか。。。
ということで、埋もれたコンテンツですが、おもしろいので興味がある方はチェックしてみてください。