【意見】菊元プロが怒っていたので、釣具の転売ヤーの存在とその対策について考えてみた

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釣具の転売ヤー
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バス釣りで有名な菊元プロがフィッシングショーのステージで実施したじゃんけん大会でインチキをやっていた転売屋の存在についてFacebookしていましたので、その話について感じたことを書きます。

目次

菊元プロがお怒りだ

まずは菊元プロの投稿からご紹介します。

菊元プロのブログは以下の通り。

フィッシングショーのステージでは

最後に皆さんに喜んでもらおうと

賞品をジャンケン大会で出します。

ショーでは毎回、どこのブースでも大いに盛り上がります。

今年はEGのステージでトーナメントシャツ出しました。

当たった方は大喜び。

でも、最後に残った当選者以外の2人はインチキでした。

最後尾にいた一人は後ろで見ていたスタッフが

何度もインチキをしているのを発見し指摘してアウト。

もう一人は何年も前からインチキして賞品を盗んで、

オークションに売るインチキ常習犯。

これは僕が顔を覚えていたのでアウトにしました。

出典:https://www.kikumototoshifumi.jp/2018/02/07/35396/

要は、フィッシングショーのじゃんけん大会に転売ヤーが混ざっていてズルをしていたということです。

菊元プロのファンにとって喉から手が出るほどほしいアイテムを、ただ売りたいという人が横どりしようとするなんとも残念な事案です。

釣具の転売ヤーについて

転売ヤーというのは、人気があるアイテムやレアアイテムを買い占めて、メルカリやヤフオクなどを経由して転売するときにプレミア価格を設定したりすることにより利ざやを得ようとする人たちの総称です。

わたしがはじめて釣り具の転売について知ったのは、古くはブラックバスブームのときのメガバスのルアー転売の頃だったような気がします。

その頃、中学・高校生だったわけですが、メガバスの○○Xをお年玉などで買いまくりました。

実際、メガバスのルアーは動きもいいし見た目もいいですし、なにより釣れるんですよね。ライブXスモルト・ミノーX(今は名前が変わっているはず)が好きでした。が、次第に根がかりするのが怖くなって使わなくなったり。

人間色々、メーカーも色々、釣具を買う目的もいろいろ

このように、多くの釣り人にとってルアーや釣り具の目的はもともと「魚をもっと釣る」「魚を釣ることを楽しむ」であるわけですが、釣り具も造形が優れているものがあるわけで、そこには「持つ喜び」という目的も生まれてくるのは個人的によくわかります。

メーカー側も営利企業として利益を追求するのは当たり前なので、ときにはラーメン屋のマーケティング同様、席が空いていてオペレーションも回せる余裕があるのにあえて行列を作らせるようにしたり、スープ品切れ状態による早じまいを演出して、意図的に需要と供給バランスを崩してきた感はあると思います。

※もちろん、ルアーなどは本当に全工程ハンドメイドで量産できない状態というのあります。

そういった状況のひずみから生まれたのが転売ヤーですね。

「○○のルアーがほしい。」

「限定の○○が出たらしい」

Twitterなどで特定の釣り具やルアー名を検索するレアものとされている釣り具がほしい人がたくさん見当たります。

こういった消費者側の需要があるので、限定品などを買い占めてメルカリやヤフオクなどで転売する人が現れるわけですね。

釣具の転売ヤーってどうやったら死んでくれるのだろうか

では、どうしたらレアアイテム商法と転売ビジネスの横行が緩和されるのでしょうか。

まずメーカー側がもっとモラルをもって事業を行う(販売やプロモーションの仕方を改める)というところが起点だと思うのですが、やはり前述の通り、メーカーも売りたいわけでそれはあまり期待できない気がします。

ダイワやシマノなどの強い最大手釣り具メーカーはこのような露骨は商法はしないのですが、どうしても中小企業の場合は行いがちではあるなと。

<転売の当事者>

  • 売り手(メーカー):モラルを持つ。販売とプロモーションを改める
  • 売り手(釣具店):モラルを持つ。販売とプロモーションを改める
  • 買い手:レアアイテムを欲しがらない(ほしい人には無理かも。。。)、転売市場からレア価格で買わない、過剰な販売手法をしているメーカーの製品を選ばない

だいたいこのような構図かなと。

まず売り手について。

販売の仕方とプロモーションなどは、チケット転売を防止しようとしているぴあの試みとかをみているといろいろと考えられそうです。

釣具の購買も携帯電話の番号などで事前予約させる云々があってもよいかもしれません。

次に買い手について。

転売に嘆いている釣り人は、転売市場からレア価格で買わない、過剰な販売手法をしているメーカーの製品を選ばない。というのをひたすら実践していけばよいのではないかと思います。

それでも手を出すのであれば、転売ヤーはずっと跋扈するわけです。

冒頭の菊元プロの話にもどります

イベントを主催したり、じゃんけん大会をやったことがある方は、菊元プロの中にでてくる、じゃんけん大会などでズルをする人を見たことがあるかと思います。

わたしも過去に100名以上の規模のイベントを何度も開催したことがあるのですが、じゃんけん大会って、ごく少数、以下のような人が現れるんですよね。

  • 巧妙に後出しする
  • 負けたのに負けてないふりをする(これサバゲーのゾンビと一緒ですね。撃たれたのに死なない)

これも、やっぱりこういった人が出てくるのはしょうがないんじゃないかと思っています。

一方、菊元プロの話では転売をしている人は同じ人ということで、地道に監視するのが無難なのですが、本当のファンがわかるように菊元プロに関するコアクイズをふっかけてふるいにわけるとか面白いかなと思います。

フィッシングショーなどは、そもそも入場時に出禁人材を制御できればよいと思うのですが、なかなかあの人数では難しそうですし、経済的メリットもないですし難しそうです。

それにしても、フィッシングショーでは陳列アイテムを盗む人もいるようで。

ほんとうにトホホですね。

フィッシングショー自体は、いろんなメーカーが総力をあげて開発をした新しい釣り具に触れることができたり、メディアで親しんだ釣りのプロと接触できるという点でフィッシングショーは本当におもしろいので、引き続き楽しみにしていきたいと思います。

わたしからは以上です。

みなさんも釣り具の転売ヤーについて感じることがあればSNSなどでご意見をいただければと思います!

過去の釣り業界についての意見系記事はこちらから。

追記:

菊元プロのブログで、対策をとられるということがUPされていました。

まずは次の西日本釣り博から、対策取ります。

万全とはいかないかもしれないけど

マッチモアベターなステージに繋げます。

本当に釣りが好きな人たちに

気持ち良く楽しんでもらえるよう前進していきます。

各メーカーさんも対策取ってもらえたら嬉しいです。

ステージに立つプロ達も意識を高めてほしいです。

釣りファンが心から楽しく盛り上がれるイベントにしたいです。

出典:https://www.kikumototoshifumi.jp/2018/02/08/35404/

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