釣り場で腹が減ったときに我々はどうしたらよいのだろうか。
メシを食えばよいのだ。
でも、どうせなら美味しい飯を食べたいもの。
このシリーズでは、釣り場に近いメシ屋のレビューを気ままに行う。
今回の釣り場は、小坪漁港。
2回目の登場小坪漁港
実は小坪漁港は以前、釣り場メシでご紹介したことがある。
興味がある方は、過去記事をチェックしてみてほしい。
小坪港はエギングで有名。
海藻が多いので、アオリイカが産卵しやすいのだろう。
一通り釣り場をまわってみると、大型のコウイカをエギで釣りあげている人がいた。うらやましい。
・・・
そろそろ飯にしようか。
魚佐次はアジフライ定食が有名
今回はこちらの魚佐次へ。
地元の方も利用する新鮮な魚が食べられる店だ。
メニューを眺める。
もともと前評判でアジフライがうまいと聞いていたが、メニューをみても一番上にアジフライ定食が。
だいたいこうした上位表示されているものは、店の売りなのだろう。
ここで意表をついて、筋金入りのクリームコロッケ愛好家のわたしとして、「クリームコロッケ定食ください」と口にしたくなったが、なんとか自省してアジ・カマスフライ定食を頼む。
釣りの後は腹が減る。もちろん「大盛りで!」と、食べられるかわからないの追加する。
どん。飯が多い。
わ。白飯の圧倒的なプレッシャー。
飯粒がたっている。
ここで、「盛りたるもの、こうでなきゃね」などと思う楽観派の自分に対して、理性派の自分が、おいこれはちょっと、ペースをあげないとアカンやつかもしれない。と、ささやく。
まずアジフライから。
サク。ふわ。うまい。ああうまい。
いいぞいいぞ。
次に、カマス。
これはアカカマスではなくヤマトカマスなんだろうか。さっぱりしてうまい。
途中から「飯を残さない」という文言が強迫観念のように思考の大部分を締め、遠いむかしの幼少期にみたモッタイナイオバケの存在がきになり、焦りつつなんとか完食。
食後の緑茶もうまい。
だいたい、茶がうまい店は、飯もうまい。
腹ごなしの散策は高級住宅街披露山庭園住宅へ
まだ早い時間だったので、すこし散策をしたくなる。
この魚佐次の裏をいくと、プチ尾道的な小路が続く。
小坪の高台の途中に位置する土地は、交通が不便なので、住宅供給に対して住む人が充足しないのだろう。
野良猫がらんらんとした眼でこちらをみてくる。
さらに、あがっていくと、披露山庭園住宅という日本有数のVIP住宅街がある。
詳しくは説明しないので、興味がある人はググってみてほしい。
住宅街なのに道が広く、車がほぼいない。
外国人に揶揄される日本の住宅事情とはなんのその、歩いていると自分がどこにいるのかわからなくなる。
住宅街全体が監視体制化にある。万全そのもの。
住宅街を通り抜けると、逗子の町が一望できる丘がある。
今回のめしや
魚佐次
〒249-0008 神奈川県逗子市小坪4丁目2−7
ORETSURI釣り場メシ・レビュー評価
★★★☆3.5
リーズナブル。ゆっくり食事ができそうな店舗設計。畳の座敷があるので、釣行後に足をのばしたいときにもオススメ。アジフライやカマスのフライがうまいが、刺身類も実に美味。地元の婆さん方の会合にも使われているということからわかる愛され具合。干物などの持ち帰りもできる。人もいい。
※レビューは5点満点。①人②味③空間の3要素について筆者の圧倒的な主観で取り決めています。どんとこい。