魚醤といえば「ナンプラー」「ニョクマム」。
国内であれば「しょっつる」「いしる」などが有名だ。
先日スーパーにいったら、鮎魚醤というものを発見した。
なんと、一流シェフの隠し味を教えてくれるとな。
今回は「鮎魚醤」を実際につかってみた感想を紹介する。
「まるはら鮎魚醤」を買ってみた
というわけで、かってきたのがこちらのまるはら鮎魚醤。ほくほく。
なんと、Amazonだと115mlで、¥1,292。
め、めちゃくちゃ高級品だと思う。こんなワイがつかっていいものなのか。
ドキドキ。ドキドキ。
琥珀色の液体。
こういうスペシャルアイテムは能書きをよんだほうが、ありがたみが増すので裏面の説明書を読んでみる。
和食だけでなく、イタリアン・フレンチにもつかえるとのこと。それはそうだろうな。
パスタなどにつかったらうまいだろうな。あとはサラダのドレッシングなど。
この鮎魚醤は、特許取得商品とのこと。
ちょっと調べてみると、製造元の合名会社まるはらは、むかしから鮎魚醤をつくっていたのではないとのこと。
「10年も前になりますか。地元の鮎の養殖業者から、廃棄物扱いになってしまう規格外の大きさの鮎や、傷がついて売りものにならない鮎を何とか利用できないかと、相談を受けました。
出典:農林水産省
ほーん。
そこで、弊社では、大分県産業科学技術センターとの共同研究により、日田市特産の鮎に着目し、従来の魚醤油独特の臭みが少なく、国内市場に受け入れられやすい魚醤油を目指し開発を行った。結果として、原料に鮎などの淡水魚を選択することで、臭みが少なく旨味の高い魚醤油を製造できるようになり、本応募のような特許を取得するに至った。
出典:http://koueki.jiii.or.jp/hyosho/chihatsu/H28/jusho_kyushu/detail/jiii.html
へー。
醤油や味噌を作っていた企業が、地元大分県日田市の鮎の養殖業者から相談をうけ、そこから試行錯誤して出来上がった味だそう。
また魚醤といえば臭みがつきものだけども、それが少ないものがようやく完成して同社の代表的な商品になったとのこと。
手の平に1滴たらしてみると・・・
クンクン。
たしかに魚醤につきものの臭みがない。いやむしろさわやかな香りがあるぞ。
なめてみると・・・
塩気のかどが丸く、舌に広がる奥深い旨み。
これはいい。
よい豆腐を買ってみた
筆者は、逗子在住なんだけども、このとちぎやの豆腐が実に旨い。
なめらかでクリーミーで大豆の濃さがある。
今回は、このとちぎやの豆腐に鮎魚醤をかけて食べてみることに・・・
まるはら鮎魚醤×とちぎやの豆腐×芽ネギの味は
豆腐は鮮度が命だ。
買ってきたばかりの豆腐に、芽ネギを盛り付ける。
この芽ネギ、岐阜産でたまにつかうんだけども、よくみたら玉ねぎの芽とのこと。だったのか。
ここに鮎魚醤をたらす。
注ぎ口の形状から傾けると一滴ずつたらせる便利設計。
こういう細かいところはユーザー的にはありがたいな。
あー、こいつは絶対にうまいやつだ。
・・・
・・・
・・・
ん!
こいつはうまいぞ。じつにうまい。
鮎魚醤の香りと旨み。
そこに、芽ネギのやや強い香気。それらを豆腐のまろやかさが包み込んでミラクルな味だ。
・・・
・・・
・・・
ものの10秒で完食した次第で候。
まるはら鮎魚醤はオススメ
タチウオの真子を明太子風に仕込むときに鮎魚醤をつかってみた。実に美味
タイのナンプラーであれば、大容量で数百円で買えるけども、やや臭みがある。特に安いのは顕著。
加熱をすればそのあたりも飛ばすこともできる。
けれども、より繊細な食材にあわせるときにこの鮎魚醤は効果的だと思う。
- 鍋
- うどん
- ラーメン(しょうゆラーメンの香気を間違いなく引き立てる)
- 茹でた青菜にかける
- 素材の味をいかした薄味のパスタの仕上げにいれる
などなど。
いいものを見つけた。
みなさんもぜひ試してみてほしい。
製造・販売元:合名会社 まるはら
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▼鮎魚醤は115mlと200mlのタイプがある