夏場堤防釣りをしていると、コマセに大量に群がってくる小鯖や、数は少ないけども混ざってくる豆アジ。
相模湾や東京湾でもよく見られる光景です。
サビキを使えば簡単にわんさか釣れるのですが、ちょっと飽きてしまったり。
また、コマセは汚れたり片付けが面倒なのでということもあるのですが、今回はお手軽なルアー釣りを紹介します。
ウルトラライトタックルがベスト
まず、アジング・メバリング・エリアトラウトなどで利用されるできるだけライトなタックルを用意しましょう。
ロッド
高価なロッドは不要です。ウルトラライト以下がベストですが、ライトクラスのバスロッドなどでもなんとか釣りはできます。
リール
汎用スピニングリールを用意します。
こちらも高価なものは不要。ダイワであれば『レブロス』、シマノであれば『サハラ』、アブであれば、『カーディナル』の小型の番手がよいでしょう。ラインの長さも100m以内で十分。溝が浅く(シャロースプール)糸巻量が少なくて済むものがオススメ
ライン
ラインはPEラインの0.4号をチョイス。小サバと小アジでは重量によって切れるということはないと覚えておきましょう。
リーダー
フロロカーボンの1号以内をPEラインのリーダーとしてつけておきます。
「ジグヘッドカブラ」をつくる
市販の極小ジグヘッド+小型ワームでもよいですが、自分でジグヘッドカブラをつくってみてもおもしろいです。
作り方はかんたんです。
- ジグヘッドに、ケイムラサバ皮(カットしてあるものが便利)をまいて、瞬間接着剤で仮押さえする
- シラスファイバー燐光を適量とってサバ皮の上から巻きつける
- フライ用のスレッドかミシン糸で巻き瞬間接着剤で固定
結び目は適当に結んでおけばよいですし、接着材をしみこませることで固定も簡単です。
ジグヘッドは重くても2g以内がよいです。
サバ皮やスレッドの色(白・緑・ピンク/赤系)を複数種類用意しておくと、魚の『見切り』を上手くかわしつつ釣り続けることができます。
▼メバル用の完成カブラも市販されています
ジグヘッドカブラの釣り方
豆アジ。唐揚げや南蛮漬けに最適なサイズ
釣り方といっても簡単です。
堤防などで小鯖や豆アジが群れて、右往左往しているときに、水面から1メートル程度のところをただ巻してみましょう。これで釣れます。
多少見切られた場合は、竿先をあげて軽くトゥイッチして巻いてくるとリアクションバイトしてきます。
アジの場合はフォールの時にヒットしやすいです。
小鯖はそうでもないですが、小アジはかなり口が弱いため、フッキング後は静かにまいてきましょう。
たまに、中サバや大サバ、どこからか浮いてきた良型メバルが混じります。また、底まで沈めるとカサゴなどもよく釣れます。
アシストフックとスナップで手返しよく釣る
ジグヘッドカブラの釣りで釣果を上げるコツですが、カラーローテーションです。
頻繁にジグヘッドカブラを変えていくことで食いが続きます。
その都度結んでいくのも面倒なので、スナップを使うとよいでしょう。
またスナップ部分にアジング用のアシストフックをつけることによってさらに釣果を上げることができます。
アシストフックにヒットした小鯖。脂は少ないのでフライにするとよい。
豆アジや小鯖をルアーで狙うことによって違う楽しみを
夏場の堤防で沢山釣れる小サバや小アジ。
コマセで釣ると、すぐに100尾単位で釣れることもしばしば。
一方、ルアーで釣ると、キャストして狙って釣るという楽しみがさらに増す気がします。
まとまった群れが堤防から離れなければこのようにルアーでもたくさん釣れる
ルアーであれば、コマセを用意したり手が汚れるということも少ないので、お手軽に楽しめます。
特別なテクニックも不要なので、ルアーで魚を釣ってみたいという人は一度試してみてはどうでしょう。
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小鯖はぬめりが強く、アジは棘もあるためグリップ類があると便利。また軽装の場合は、5,6L程度の小型のクーラーボックスがあると移動も楽です。