人間は常に問いをもっている生き物。
釣り人も一緒です。
今日も世界では多くの問いが生まれ、答えが見つかっています。
そんな中、インターネットでは確かではない答えがいろいろと流布され、それがまことしやかに拡散されたり。
そんな、ウェブ上に転がっている『釣りのなぜ?どうして?』について、釣りメディアORETSURI編集長の平田が勝手に回答する本シリーズ。
今回の質問
いつもいく釣り場なんですが、毎回糸くずやら釣り具のパッケージやら弁当かすなどが捨てられています。
なんで釣り場にゴミを捨てる人がいるんですかね?平田さんはどう思いますか?
質問者:マッコリ大好きさん
<平田の回答>
「大人になって道徳的に駄目な人は一生駄目」
今回のお悩みは、きっと釣りのルールやマナーをしっかり守っていて釣りが大好きな方からなんだと思います。
だからこそ、釣り場を汚す駄目釣り師の存在に憤っているわけですね。
その気持ちは、よーくわかります。
わたしもORETSURIでの活動を通じて、このゴミ問題については考えています。
今のところわかっているのは、ゴミを捨てる人には2種類いるという点です。
- ゴミを捨てるのは悪いとわかっているが、自制力が低くめんどくさくて捨ててしまう人
- 自分の行為が他人や場への迷惑になるということを一切認識できない人
このあたりはつまるところ、家庭教育に行きあたると思います。
『子供』というのは、善悪の区別や公衆道徳という点でどうしても『要らんこと』をしてしまうのがフツーです。
子供だからといって、ゴミを捨てるというわけではないんですが、やっぱり、世間や社会に迷惑をかけないという点ではまだまだ知的に成熟していないところもあり、発展途上というわけです。
こういった子供は、ナチュラルボーンで脳の作りがおかしくない限り、ちゃんと道理を説いてあげれば、やがてごみを捨てるのが悪いことで、なによりダサいという点に気づくはずです。
が、
問題は、すでに成人しているのにも関わらずゴミを捨てる人なのかもしれません。
かなしいことに、自分としては一人前になっていると思い込んでいる駄目な大人に、他人が何をいっても変わらないことがほとんどです。
もし釣り場にこういった駄目な釣り師がいて、あまりにも目に余るようであれば不法投棄で警察に通報するという手段がよいかなと思います。
下手に注意などして逆切れされ暴力などを振るわれて怪我や命の危険にあっては元もこうもありません。
残りのまともな9割の釣り人が、日常的にゴミを落とさないだけでなく、自分の釣り座の周りのゴミを拾って持ち帰ることが、結果的に釣り場を守るのではないかと思います。
え?
まともな9割の釣り人が、なんで少数の身体だけ大人になってしまった駄目釣り師のめんどうをみなくてはいけないかですか?
そうですね。
その通りですね。
でもですね、
そのあたりは大人の我々で面倒をみて差し上げるしかないということです。
人間、どんな爺でも、常連ぶって偉そうにしているおっさんでも、精神構造や道徳観が幼稚園生並、いや、それ以下な人はいるのでそのあたりは、かわいそうな存在として、まわりでサポートしてあげたほうがよいかなと。
あれこれ言っても聞かない人に時間を使うのであれば、まわりの真っ当な大勢がそれぞれ現場で行動したほうが、課題解決策としてはよいかなーと思います。
大きな施策として釣り場のライセンス制云々もありますが、1個人が実際にできるのは、できる限りで、自分のゴミ以外もきれいにしていくということかなと思います。
ではでは。
※質問がないとエンドレスでYahoo!知恵袋などの質問を勝手に回答していく仕様です。