会社の先輩と釣りにいくのがメンドクサイです(平田が答える)

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~この記事は約 4 分で読めます~

人間は常に問いをもっている生き物。

釣り人も一緒です。

今日も世界では多くの問いが生まれ、答えが見つかっています。

そんな中、インターネットでは確かではない答えがいろいろと流布され、それがまことしやかに拡散されたり。

そんな、ウェブ上に転がっている『釣りのなぜ?どうして?』について、釣りメディアORETSURI編集長の平田が勝手に回答する本シリーズ。

目次

今回の質問

数年前に会社の先輩に誘われたのが釣りをはじめたきっかけでした。
沖釣りメインでいろいろ手ほどきを受けてきたのですが、もうずいぶん前からこの先輩の下手さ加減にあきれています。釣りにこだわっていろいろな道具を買ったり蘊蓄は盛んなのですが、だいたい仕掛けなどもゴテゴテというかやりすぎで、いつも釣果は自分が上です。一応先輩をたてて、「まぐれっす」というようなことは言うんですが・・・
このまま、あまり釣りがうまくない先輩がいつまでも先輩面をして、釣り場でも先輩風をふかせるのが嫌だなと。
先輩と釣りにいくのは正直メンドクサイのですがどうしたらよいでしょうか。

質問者:五目大好きさん

<平田の回答>

「そうさ、いまこそ、アドベンチャー!!」

平田剛士 ほろよい白いサワー

今回のお悩みも勝手に回答します。

この悩みは会社組織でもよくある話です。

何もできないころに、親身な先輩からいろいろと営業などを学ぶ。

最初はアポが取れず、取引先には怒られまくって担当者を変えてくれといわれたり。それに対して、先輩がときには安居酒屋あたりで悩みを聞いてくれたり、親身になって社内外でいろいろなサポートをしてくれ、やっと営業が一通りできるようになる。

すると、やがて手馴れて自分独自の営業観というものがうまれ、先輩が切り開いてきた世界を否定する。

ここまでは仕方ない。

が、「俺のほうが営業がメチャクチャできる」と思い込む。

そして、先輩を陰で馬鹿にしはじめる。

このパターン。

これは縄文時代から続くパターンです。

営業でも、開発でも、マーケティングでも、寿司職人でも、ワンタン職人でも、ジオンのエンジニアでもみーんな同じです。

「俺のほうがイノシシを突くのがうまい」

「俺のワンタンが一番うまい」

「正直、ザクのメンテなら俺の右にでるやつはいない」

「僕が一番、ガンダムをうまく使えるんだ」

・・・

「謙虚になれよ!」

これはだれしもそうなりがちなんです。

もうですね、大体において、あとから学んでいるという時点で先行者よりできるようになるのは当たり前なんですよ。むしろできないほうが駄目なんです。

それは先人がいろいろな壁にあたって乗り越えてきたノウハウを受け継いでいるんでね。

進化しないほうがおかしい。

今、あなたがうまく釣りができているのは、みんなあなたの能力からなんでしょうか。

まず、あなたが釣りの道に入ったのは先輩ありきというのは否定できないはずです。

釣りって、大人になってやりはじめるとのめりこむには大分困難があるんです。

正直最初はこんなにのめりこむと思っていなかったんじゃないですか?

それに対して、あなたがのめりこんだということは、きっとパイセンのしっかりしたサポートがあったからなはずです。

それをなんでしょうか。

パイセンがうざいと。

しかも釣りが下手だと。

「目ざめよ!」

なるほど、きっとそのパイセンはうざいんでしょう。

釣りもあんまりうまくなくて、たぶん独自の世界で空回りしているのかもしれません。

でもね、でもですよ、釣果云々の前に、そのパイセンが釣りを楽しんでいるかどうかが重要なんだと思います。

釣りは釣果だけではないはずです。

パイセンがわけのわからん仕掛けで毎回へまをやっても、釣りが楽しければそれでいいじゃないですか。

あとね、パイセンが先輩風を吹かせるってのは基本的にどこでも前提条件にいれるべきところです。

「実るほど頭が下がる稲穂かな」

っていいますが、あれはよっぽど人徳を備えた人の特徴なのです。

どんな会社かわかりませんが、やっぱり、先輩は大なり小なり先輩風を吹かせたい生きものなのです。

その先輩風が風速1mぐらいのときから敏感に観測し、それをイヤだなーと思うよりは、

「パイセン、あざす!帰りラーメンゴチです!味噌とんこつ大盛チャーシューマシマシでお願いしマス!ゾッス!」

という具合にうまくいなし、「しようがねーなコイツにおごってやるか」と、先輩を気持ちよくさせた上でさらに自分の胃袋も満たし、先輩の先輩欲もしっかり満たしてあげるのが賢い後輩といえます。

どの組織でも、どの船上でもそうですが、場においての自分の役割を理解したほうがよいと思います。

今度釣りにいったときに、今は先輩よりスムーズにできている一つ一つの物事が、まったくできなかったあの時を思い出してみてください。

船宿での所作、

ロッドの構え方、

底立ち、

しゃくり、

取り込み、

数々の船上計略、

いや、

名刺交換、

商談前の軽いトークでのアイスブレイク術、

クレームの上手な対応方法、

クロージングのイロハ、

社内営業の虎の巻、

などなど。

それでも、自分は自分の力で全部できるようになったと心から思えるようだったら、もうあーだーこーだ言わずに、次回以降は先輩の誘いは丁重に断りましょう。

それによっぽど駄目な会社じゃないかぎりあなたのほうが仕事ができるのでしょうから、会社でもどんどん先輩を超えていけばよいと思います。アレがコレで超えられない会社組織であれば、とっととやめてもっと実力主義の会社へ転職しましょう。

自分の道を自分で切り開くときに、前をむかず、後や脇目をふって他人をとやかくいって逃げている人は成長しません。

釣りだってそうです。

いつだって先輩基準でいるよりは、もっと広い世界をみたほうがいいんじゃないでしょうか。

そうさ、いまこそ、アドベンチャー!

ではでは。

平田に回答してほしいことはこちらに質問を

※質問がないとエンドレスでYahoo!知恵袋などの質問を勝手に回答していく仕様です。

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