3倍体などではない、フツーのニジマスは淡白な味ということもあり、ムニエルやフライなどにされることが多いように感じます。あとは塩焼きなど。
以前、王禅寺で釣ったニジマスをちゃんちゃん焼きにしたのですが、今回はさらに味付けを濃くしてニンニクと生姜が効いているピリ辛風味にしてみました。
ニジマスの下処理

管理釣り場もいろいろありますが、現地で下処理できる場合は手間なので神経締めにしないまでも、血抜きをしてエラと内臓と血合いをとっておくとよいでしょう。
鱗は細かいのでうろこ落としよりスチールタワシなどが便利です。

今回は内臓を抜かないで血抜きのみで持ち帰ったのですが、調理前に塩を全体にまぶして、こするとヌメリが取れます。
鱗が小さい魚の特徴でもあるかなと思うのですが、ニジマスって、かなりヌメリがある魚なので、このヌメリを落とすと生臭みも少なくなりますし、まな板での調理も滑らず安全です。
今回は30㎝ぐらいの個体がそろっていますが、フライパンで調理する場合は頭も落としてしまったほうがおさまりがよいです。

この通り。弱火にして、4尾のニジマスの皮目をオリーブオイルで両面ソテーします。

こちらは合わせみそです。
- 米麹が多めの味噌
- コチュジャン
- ニンニクペースト
- 生姜ペースト
- にんにくスライス
- ごま油
- 砂糖
- みりん
- 日本酒がなかったので焼酎
- 黒ゴマ
以上。
分量は適当でよいんです。甘辛くなっていればOKです。
自分の好みでつくりましょう。
さらに、韓国唐辛子の粉末をいれると旨辛さが増します。

両面を加熱したニジマスの上に、白菜もしくはキャベツ、しいたけ、にんじん、長ネギをならべ、そこにみそだれをかけましょう。

さらにスライスした葱とバターを加えて、中火で加熱。

蓋をする。
約15分加熱。

加熱終了。

そこに、七味唐辛子と、追い長ネギをいれ、強火にして、少し鍋肌の味噌を焦がすと風味が増します。
味は、
よくある辛みそラーメン系の味です。
ということはうまいというわけですね。
ニジマスの身自体が初日の調理では旨みに乏しいので、このような味付けが濃い目のちゃんちゃん焼きにして、野菜と味噌と一緒に食べると白飯が進みます。いいぞいいぞ。
おまけ。ニジマスは犬の好物
これまで実家では何匹か犬を飼ってきたのですが、どの犬もみんなニジマスが好きでした。
なんだろう。あんまり旨みがないけれど。
やっぱりドッグフードに飽きるんですよね。
なので、ドッグフードがバランスのいい食事ながらも、その上に、このニジマスの焼いたほぐし身を乗せてやるだけでかなり喜びます。

オーブンやグリルで焼いたニジマスは骨の部分がすっきりとれますので、手早くとってあげましょう。
骨がそれほど強い魚ではないので、調理バサミでカットしてあげれば骨ごとでも問題なさそうではあります。が、のどにつまるなどもあるので、とってあげるほうが愛玩犬にはよいかもしれません。

こちらが焼いたニジマスのほぐし身。
犬用なので、塩は振っていません。きっとヘルシー。

お、なんかキタ。

ペロリ。
この通り、ニジマスは犬の好物でもあるので、人間が食べるだけでなく、犬などにおすそ分けしてもよいかもしれませんね。
ほぐし身を干物ネットでカチコチに乾燥させたニジマスジャーキーあたりも無添加で経済的な気もします。
釣りにいくときの家族への言い訳に、「○○のエサを釣りにいかなきゃ」というのもそれはそれでゆるされやすいのかなと。
ではでは。
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みりんとコチュジャンは比較的長持ちするので大量に消費する家は多めに買っておくとよいかもしれませんね。特にコチュジャンはタッパー推奨です。





