スミイカというイカがいましてね。
正式名称はコウイカなんですが、まーその名の通りスミが凄いんですよ。墨が。
どんぐらい凄いかというと、もう本当に凄いんです。
スミイカ(コウイカ)の墨肝バター炒め
釣り上げると、延々無限機関かって思うぐらい墨を吐きますしね。海水で洗っても気づいたらまた墨だらけという。料理中も、間違って墨袋をやぶったらもう大変なことになります。ヒノキのまな板なんて、スミイカの墨がついたら、まー落ちないですからね。
というように墨がすごいスミイカ。
おかっぱりでタコエギで釣ったことはあるんですが、船からの釣りは初めてです。東京湾では、秋冬の人気ターゲットなのですが、釣り方はいくつかあります。
<船からのスミイカの釣り方>
- テンヤ(生きor冷凍シャコをスミイカ専用のテンヤに固定して使う)
- スッテ(テンヤと併用するもしくはスッテオンリー)
- エギ(船宿によって利用できないことも)
今回は金沢八景の一之瀬丸さんからシャコテンヤを使ったスミイカ釣りにいってきました。
★準備は念入りに(テンヤとスッテ&タコやん購入。フックは研ぎ必須)
一之瀬丸のスミイカはテンヤメインでの釣りとのことで、あらかじめ釣具店でテンヤを購入しておきました。
こちらが購入したアイテム。
- FUJIWARA スミイカ職人
- サクラオリジナル スミイカテンヤ
- YOZURI ウルトラスッテDX
スミイカテンヤって、シンプルな作りながらもいいお値段なんですね。
スミイカ職人が1,000円しないくらい。サクラのスミイカテンヤが1,200円台でした。
構造上、25号の錘+竹の板+竹串+テンヤ針だけなんですが、作りが原始的なため、すべて手作りなわけです。
なので人件費を考えるとこのようになるのでしょう。
左がFUJIWARAのスミイカ職人。右が櫻井釣漁具(サクラ)のスミイカテンヤ。
違いは、以下の通りです。
- サクラのテンヤはオモリ上部を金づち等で叩いてさらに低重心にしている模様
- シャコの腹側にある板部分がサクラのほうが広く安定する。フォールスピードが遅くなる
- 輪ゴムがFUJIWARAにはついている
- FUJIWARAのフックは銀メッキ。サクラは黒メッキ
- 両社ともに針先は甘いが、サクラがやや鋭い
- FUJIWARAのフックは陳列されている際に針先が確認できるが、サクラは色付きのビニール針ガードでおおわれているので針先が確認できない
- オモリの塗りはFUJIWARAがキレイ。サクラのものは夜光塗料のむらがあって手作り感がある
- 全体の堅牢性は底板とオモリ&針の接着がしっかりしているサクラのほうが高い
といった具合。
このなかで重要なポイントは、
「両社ともに針先は甘い」
これです。
こちらFUJIWARAのスミイカ職人。
写真ではわかりづらいんですが、奥側のフックの針先がわずかに内側に曲がっています。手前は針先つぶれもあったり。
スミイカテンヤを販売するメーカーが少ない中、船宿でも一番販売されているのがこれじゃないかなと
サクラのスミイカテンヤ。こちらのほうが針先はしっかりしているが・・・
スミイカの竿はかなり強い竿でしゃくる(≒合わせる)んですが、やはり針先はきちんと研いでおいたほうがいいとは思います。
昔アメリカから通販でバス用のトリプルフックを輸入したときに、すんごい針先が甘かったんですが、あれでもアメリカ人の剛腕だとフッキングはするのかもしれないと思っていたんですが、スミイカもたぶんそうなのです。柔らかいスミイカのことなので、ちゃんと抱いていて、強いフッキングがしっかりきまればまー外れないとは思うんですね。
が、やっぱり、フッキングをミスったときや、引き揚げ時にバレることがおきるとテンションだだ下がりですよね。なので、やっぱりそこは最後に自分を責められるようにしっかり研ごうと思いました。
他の釣り物のフックの鋭さをみていると、そもそもこれって不良品なんじゃないの?と思ってしまうのもあるんですが、イカとかタコとかのテンヤの針やフグやボラのカットウ針(ダイワ・ガマカツなどの化学研磨系はすんごい鋭い)って結構適当です。
これは各メーカーが仕入れている針が、もともと鋭くはないんだと思います。その鋭さのレベルに対して、研ぎ直しをするのは労力と対価に見合わないのかもしれないなと。これ全部勝手な推測なんですけどね。
なので購入したテンヤは針先をチェックして、必要であれば研磨しましょうというのがわたしからのアドバイスです。
船宿でレンタルできるところもしっかり針先をチェックして研磨。これ必須だと思います。
研いだあとの針はギンギン。できればこの状態で買いたい。
ということで、10分程かけてフックを研ぎました。
エギ・スッテ系はダイソー商品でないかぎり大体鋭い。ダイソーは塗料で固まっていたりもするので注意
こちらはスッテ。
今回は一番安くてサイズ&カラーがちょうどいいYOZURIのものを購入。
東京湾のスミイカはピンクかオレンジがよいようです。
※タコやんのフックは購入時からめちゃくちゃ鋭い!
で、隠し技のタコやん。
これですね、以前おかっぱりで唯一スミイカを釣ったことがあるルアーなんですよね。
館山のおかっぱりでタコやんで釣ったスミイカ(コウイカ)
このタコやんなんですが、船釣りでも釣り座によってロングキャスト&ズル引き&ボトム半ピング&ぶるぶるで釣れるんじゃないかと思ったわけです。
付属の錘は8号なので、深場用に25号錘をつけられるようにカスタマイズします。
つかったのはヒラメシャフト&スプリットリング&25号錘(今回はカリスマシンカー黒)
底上を浮上して潮に漂うタコやん
あー、これ釣れたな。
(※結局、それどころではなく使いませんでしたw)
電車から出られない件、駅から出られない件につきまして
ここ2年ほど釣りの前の日はあんまり眠れないんですが、この日も2時間ほど寝て、始発列車で金沢八景へ。逗子からだと、ニヤニヤしていると、5時11分につくんですね。
だいたい船宿着が5時20分。すると、車ガチ勢力のみなさんもいつつも、四隅のどれかが確保できるわけです。
が、この日は金沢八景につく寸前で30分ほど信号トラブルで車内に閉じこめられるという次第。
常日頃、努めて暇にしているので、あんまり時間に追われないようにしているんですが、釣りの前、釣り座がかかっているとなると、これがちょっとイライラでした。
駅員さんは悪くないし、京急も悪くないし、運が悪いだけだよ、むしろ、このまま列車から出られなかったらどうしよう。とか延々思ったり
で、やっと金沢八景駅についたんですが、この日ちょうど八景の駅が改修後の初日だったので、いつもの出口が塞がれていてですね、駅からでられない件につきまして。ってやつですよ。しかも案内書とかもなくてですね。
でもってホームに戻ったら、なんと、上に上る階段ができていましてね。そこからまー出たわけなんですが、始発で来た人の多くが、あわわあわわと迷ってました。
これ、
うちの社員だったら殴ってますわ。
案件なのですが、わたしももう大人です。そこは、日本の鉄道会社の至れり尽くせりになれていたせいもあるのかなと。なんでもかんでも教えてもらえるとおもったら大間違いだ。
そんでもって、5時50分前ぐらいに船宿に到着して、釣り座の札をダイビングキャッチしようとしたら・・・
無念。四隅がうまっているであります。
ということで、左舷のトモから4・5・6の胴の間で勝負することに。
その後、受付にた一之瀬オーナー船長に話かけたら「平田さんのは3席並びでとってあります」とのことだったので、お、もしかして、と、勝手に淡い期待をしたら、右舷の胴の間でした。配慮いただきありがたい。
それにしても、自分でとった左舷胴の間と右舷胴の間はどっちがいいかなーと思いながらも、この日は左舷がよかろうという声が聞こえたので左舷をセレクト。
その後、釣り人の行動パターンとしては、船宿の控室でカップラーメンを食べるorコンビニにいくというのが定説なのですが、わたしは最寄りのローソンへ。
すると、
ひどいことに弁当を万引きした人がいたとのことなんです。
しかも2回も。
酷い。
貴殿、どんだけ、
鳥めし重が好きなんだよ。
このあと、長期戦にむけて兵糧を買い込んだんですが、レジのスタッフのおっさんがいつも以上にこちらの行動を凝視しているんですよ。
だから、俺は無実だって。違うって。そんなに見ないで。
ワイ、むしろ釣りに来ただけだし。
とは思ったんですが、やっぱりスタッフの方も、おそらく店長氏からも背が高めのメンズはしっかり監視せい!といいつけられているわけで憎むわけにはいきません。わたしはあなたを許す。
やっとスミイカ船に乗船デス(;´・ω・)
この日は、芦野水軍となかけん氏との釣りだったのですが、二人の到着はどうしても都内なので6:30ぐらいになるわけです。
そこから手続きをして、乗船です。
マゴチ船で昨年数度お世話になった渡辺船長からは「平田さん、もうわかってるでしょーもっと早くきてくれないと、竿とか教えるのとか直前だとー、」と、お叱りをいただいたんですが、まーその通りだなと。
今度から先にわたしが全部まとめて会計して用意してもらおう!と思いました。
<渡辺船長のレクチャーまとめ>
- 着底したらテンヤを引っ張らないようにラインはすこし余りを出して、竿は立てたほうがいい
- ロッドは持ち手を脇に挟まないで、しゃくるときは右手をロッドのバット部分に添える
- 底から自然にいるシャコがはねることをイメージしてしゃくる
- シャコが自然に落ちるスピードを意識して着底させる
- 着底後は動かさないで数秒数えてまたしゃくる
- しゃくる=アワセと同じ。かかりが浅かったらそこからさらに合わせる
- 今年のスミイカはスッテにほぼ食ってこない。テンヤがほとんど
- 底取りに自信がない人は最初はスッテをつけないほうがいい
なるほど、わかりやすい。
これがテンヤをシャクル動作。手はバット部分に添える
脇にロッドを挟むと最適なシャクリ角度がとれなくなるようでやらないほうがいい
竿尻をやや引き気味で持つ
あまりにも釣れないときは魔閃光を放つと効果的(うそ)
テンヤへのシャコのつけ方がわからないときは出船前に聞いておこう
シャコを選別していた常連のおじさん曰く「シャコが大きいからテンヤにあった小ぶりのを選んでる」とのこと
シャコパンチを防ぐために背中側をつかむ
尾の端をV字にカット。ハサミ必須
シャコテンヤの竹串をV字のところから刺すと、すーっとはいっていくので目の下ぐらいまで刺す
完成。こちらがジオンの底上攻撃型モビルアーマー『シャコテンヤ』であります!
色合いがインスタ映え待ったなし
ちょっとおねえっぽいところを撮影されてしまいました。。。
出船前にシャコはセッティングしておこう。
常連の人は、複数のテンヤにシャコをセッティングしてスタンバイしてました。
おいスミイカどころか東京湾が荒れてるぞ、おい
毎度毎度のことながら、よくここまで読んでこれましたね。やっとこさスミイカを釣る話です。お待たせしました。
この日はですね、北風がビュービューでして、まー荒れていたわけです。
ポイントは浦賀水道界隈。最初の水深が60m。その後、70~85m(カウンター読み)ぐらいがポイントでした。結構深場をやるんだなと。600gぐらいのオニカサゴを釣っていた人もいましたよ。
最初のポイントは水深60m。
レンタルロッドからオールド幻風を外して、自分の17ゲンプウにしてみました。もともとついていたリーダーに傷があったので結び直そうと思ったものの、リール替えたほうがよいなと。
・・・
・・・
・・・
おい、ふけーな。
あ、ヤバス。
スプール見えた。
この水深がMAXだったらいいんだけどなー。
船長「あげてくださーい。変えます」
む。
でもって次のポイントにまた落としたところ・・・
・・・
イヤな予感はするが、
・・・
・・・
イヤな予感はするよ。
・・・
・・・
・・・
あ、着底する前に糸が尽きた件。
うーむ。
ということで巻き上げて、もう一個もってきたバルケッタ300HGに変更します。結果的にこのバルケッタがハイギヤだったもんで、ほかの二人よりはやりやすかったんだろうなと。
開始30分強。この時点で、だれも釣れてないので、精神的には安定していますが、こういうタイムロスをしているときにまわりが爆釣しているとテンションさがりますからね。よかたよかた。
と、ちらほらトモ側の常連衆のみなさんや左隣のダンディーな方が釣り始めたり。
最初釣り座のせいにしようとおもったら、すぐ隣の人もつれてるからなー。
一体何が違うのか。
こういったときはその人のシャクリやらをみて、自分の釣り方とのギャップを出して差分を埋めるのが定説なわけです。
うーむ。
どうやら、
- すんごいキャストしてる(船尾の人)
- シャクリのペースは速そうだ
- 底での待ちは6秒ぐらいじゃないかな
- ロッドがたぶんダイワのカットウフグXで着底時の感度がちゃんととれてるのかも
- テンヤは夜光グリーン
よく考えると、レンタルロッドはやや硬め(ヤリイカ竿)なので、底取りはしているものの、ややテンヤが浮いたりしているんじゃないかなと。
ということで、テンヤをサクラのピンク夜光からFUJIWARAのパールホワイト(夜光グリーンの25号が売ってなかった)にして、ここからロングキャストして着底後に糸ふけを出して、待ちは早めにしてしゃくることに。
たぶん、しゃくるペースによって、あたりにいるスミイカのテンションが高まり抱くんじゃないかなと。
初スミイカを釣る!?
・・・
・・・
・・・
このあたりから水深が80mぐらいで、オモリも25号なのと潮受けもするので沈む時間がかかるように。
着底。
シャクル。
ゆっくりテンヤをしずめる。
6秒カウント。
シャクル。
着底。
シャクル。
ゆっくりテンヤをしずめる。
6秒カウント。
シャク、
ガツーン!!!!
ウオ、キ・タ・コ・レ!!!
釣り上げたスミイカは必ず海水が入っていないバケツにそっといれる
ええースミイカゲットです。
すんごいうれしい。
それにしてもカットウ系の釣りは、かかるまでエンドレスに同じ動作を繰り返すんで、かなりつらいんですね。
もうですね、延々、
「お前の精神力とやらをみせてみろ」
「貴公の力はこの程度でしょうか」
「はたして貴様はこの先もしゃくり続けられるか」
「うちの会社でもダメなやつが独立して成功するわけないじゃん!」
みたいな釣りなわけです。最後のはよくわかんないけども。
これはむかしの戦国時代の一向宗みたいに
進まば往生極楽
退かば無間地獄。
みたいな文言を信じないといけません。
シャクればスミイカ
しゃくらずば無間地獄。
もう信じるしかない。
80mとか90m先のシャコを信じるしかない。
しゃくりつづけると頭に浮かぶのは、俺、このクソ寒いなか何やってんだっけみたいなのなんですがね。
これが、やっとあたりが出ると、すんごいうれしい。
とりあえず、勝利の祝福として赤飯おにぎりを食べます。うまい。
スミイカテンヤの釣りの様子は以下の写真でわかるんじゃないかなと。
完全に真顔
スミイカがテンヤに乗らないとひたすら海底素振りの連続であります。
芦野水軍も完全に真顔
最初はテンションが高い一行も、
こうしてだんだんと疲弊するわけです。
それもそのはず、滅茶寒い&北風ビュービュー、船ゆれまくりなわけで、立っているのもけっこうやっとで、それで、パワー系のタックルでしゃくりつづけるという苦行。
が、
いざ、アタリが出ると、
この笑顔ですよ。
こういった素敵な笑顔をしているなかけん氏もアタリが出る前は、
「○○の人のラインがこっちに来るんだよなー」
「もっと斜め前にキャストしてほしい」
「つーか釣り座の間隔が」
「俺、この釣り駄目だわ」
とかいっていたんですが、この満面の笑みです。
とはいってもかかったあとは引きがあるわけでもなく、ただ水の抵抗があって重いだけです。
が、
やっていると脳が麻痺して、その水の抵抗が心地よく感じられてきます。
もうね、水の入ったビニール袋を80mぐらいから巻き上げているようなものです。
これ、厳冬期のアタリがすくないアカメフグのカットウ釣りに似ているなと。
スッテをつけたらマルイカが2杯釣れました。この日、左舷ではスッテでスミイカを釣っている人はゼロだったので、船長の言うとおりだなと。スミイカはたしかにテンヤを食ってくるようです。
とはいえ、トモで釣っている常連衆の方は、スッテをつけてぶん投げていたので、やっぱりスッテをつけることでスミイカへのアピール力は高待っているんだと思います。
これから、このスミイカテンヤの釣りをする人も、やっぱりスッテはピンク&オレンジの2個でもいいんで持って行ったほうがよいと思います。
ちなみに、リーダーをひとひろ(約150cm)PEにつけることを想定すると、親子サルカンをつけて枝ス10cm。下糸は35cmぐらいでよいと思います。たぶんこだわると親子サルカンをつけると動きが等になるとは思うのですが、これでも釣れたので。
一日、浦賀水道界隈をいったりきたり。
目の前に久比里の山下丸さんの船も見えましたが、このあたりが冬のスミイカの越冬ポイントなんでしょうね。
ちなみに3月になると、いくつかの群れ&ルートにわかれて徐々に沿岸に移動するようです(参考:東京湾で獲れるコウイカ及びシリヤケイカの生態について)
手持ちの釣りながらも、休憩時や取り込み時は竿受けがあると便利。
ずんぐりむっくりしたスミイカと違ってマルイカは軽めです。なので、軽めだけど異物感があるよねーと思ったときは、
「あ、これマルイカだよ。まーマルイカも旨いしね」
みたいな展開になるんですが、
・・・
上がってきたのがこういった、
貴殿でしたか・・・界隈であることもしばしばです。
底は砂地で、根がかりはないんですが、こういった貝殻がハマるなどの事案が数度ありました。念のためやらかしたら針先はチェックしたほうがよいでしょう。
ひょっとして貴殿、巨大スミイカでは?
という具合に、今、神が俺のカルマを、俺の精神力を試してる。
俺の精神力が勝つか。
俺が俺に負けるか。
みたいな極限状態のなか、なんとか
ぶつぶつ、テンヤを停止させる待ち時間のカウント(南無墨烏賊大菩薩の真言)を唱えながら、信じながらも、しゃくりつづけると・・・
と。
着底。
シャクル。
ゆっくりテンヤをしずめる。
6秒カウント。
シャク、
・・・・!!!!!
ガツーン!!!!
こいつは重いぞ!!!
というアタリ&水の抵抗が。
1キロぐらいのマダコがついているような重さを水深80mぐらいから引きあげてくるんですが、このスミイカは身切れという呪いもあるんで、落ち着いてゆっくり等速巻きが基本です。
・・・
デカイ
・・・
これはデカイ
・・・
・・・
・・・
いざ、
神よ照覧あれ!
わーい、スーパーデカスミイカが釣れました。
船長が写真をとってくれたんですが、もっとでかいのもいるらしいですが、まーデカイ。
みてくださいこの男の笑みをこれがスミイカ釣りの醍醐味です(たぶん)※こちら一之瀬丸のウェブより拝借。
ご覧ください。
ノーマルスミイカとのサイズの違いを。
最早、モビルアーマークラスといっても過言ではありますまい。
シャコの脚部分はおそらくサバフグがかじった。
この日は、このサクラのテンヤとYOZURIのピンクスッテの桃色タッグがよかったです。
が、このあと、あれ、テンヤが着底しないなー。あれ、ラインがちょっと走ったんだけど。あれ、巻き抵抗がないんだけど・・・
と思ったら、サバフグと思われる一派に親子サルカンあたりをかじられて桃色タッグが一瞬にして海の藻屑と化しました。南無。海にごみを増やしてしまったというのと、合計2,000円ぐらいが一気に消えるのでテンションはさがりますね。
まー、でも、デカスミ氏が釣れてるんで、許しますよ。おほほほほ。
結果、スミイカ3杯、マルイカ2杯でフィニッシュ。両トモの方々は、10杯以上釣ってました。やっぱキャストして広く探れるって強いよなーと思った次第です。
スミイカの場合、墨がヤバイので、釣れたら水が入っていないバケツにそーっといれて、沖上がり時に海水をだしてくれるんで帰港までにはあらかたの墨が抜けます。
すんげーデカイ。個人的にはスミイカ初戦は勝利ということにしておきます。
東京湾のテンヤスミイカの釣果をあげるために
今回はじめて船でのテンヤスミイカに挑戦してみたのですが、釣果をあげるには以下の部分が重要だなーと思いました。
初心者が実感したことなので、参考になれば幸いです
- 買ったテンヤ・レンタルのテンヤは針先をチェックして研ぐ。新品だからといって妄信しない
- 凪の日に釣行する
- できるかぎり早く言って船長のアドバイスをきく
- 釣り座はその日最適なミヨシかトモを確保。潮的に反対側になってもおそらくキャストして広く探れるので優位
- できればキャストして広くさぐる
- スッテ&テンヤで攻める。スッテは集魚アイテムと捉える
- テンヤの色と重さは複数あったほうがよさそう(今回夜光グリーンがなかった)
- 水深は60~90m近くまで攻めていたので、夜光有利(ケミホタルも有効なのではなかろうか)
- 釣れている人が連続で釣るのは、おそらく仕掛け回収時にテンヤの夜光部分が光を放つようになるからではという仮説
- 底をしっかりとって、底上でテンヤを動かさないために糸ふけをわざとだす
- しゃくりの幅と待ちの秒数は釣れている人のまねをする
- どの釣りでもそうながら釣れている人が策士の場合、船上計略を使う可能性もある。こちらの視線にきづいて、わざと違うシャクリをすることもあるので注意w
初のスミイカ釣行後、わが息子の凪が入院していたので、横須賀の病院にクーラーボックスなどをもって潮臭いバカ面でお見舞いにいったら元気な様子だったのでよかったです。
「あんな、とうちゃん、デカスミイカ釣ったんやでー、結構渋かったんだけど・・・」
と、報告したら、当然スルーされた次第です。明日からも頑張ります。
ではでは。
平田(@tsuyoshi_hirata)
お世話になった船宿
渡辺直人船長がいつも真剣に操船してくれます。わからないことは早めに到着して教わりましょう。
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東京湾のテンヤスミイカ釣りのアイテムをピックアップ!
▼スミイカの竿はフックが太いためフッキング時の負荷が強いため専用アイテム推奨。最初は船宿レンタルがよいかと。強度高めの先調子のカットウフグ竿(外房用などの錘負荷が高いもの)なども転用できそう。カワハギの錘負荷25号ぐらいまでのロッドは合わせ時に折れそうな予感も。流用は自己責任で。
▼リールは軽量の両軸リール。ハイギヤのアイテムが有利。底釣りなのでカウンターは不要
▼道糸はPE1.5or2号が150mまいてあればOK。
▼スッテは夜光ピンク・オレンジなどがオススメ。サバフグにハリスを切られると即ロストなので予備も必要。
▼テンヤもボウズをさけるなら購入してフックを研いでおいたほうがよいかも。サバフグの来襲を考えて最低2個は用意したい
▼念のためシャープナーももっていこう
▼沖上がり時にスミイカの墨を流すのに、洗濯ネットやスカリがあると便利(なくてもOK)