釣りって、市販仕掛けに餌も買うと便利ですよね。それがさらに釣り沼にどっぷりはまり込むと、仕掛けも餌も手作りするようになるわけですよ。
船釣りの場合は、大体乗合料金に餌代が含まれていることがほとんどです。とはいえ、支給される餌以外に選択肢がほしいときもあったりします。
この日は、翌日のカサゴ船に乗るためにスルメイカの切り身を仕込んでみましたので、その流れをお話しします。
釣り船で自分だけの釣り餌ほしいとき
まず、自分だけの釣り餌について。
船釣りって単調になるときがありますよね。
気づいたら、釣れても釣れなくても常に同じことをやっているということがあったり
ほんとは海は千変万化してるんで、まったく同じ状況ってのはあり得ないんですが、なんとなく単調だなーと感じるときがある。
そんなときに、エサを変えてみるのも一つです。
たとえば、サバの身餌をつかう釣りならば、サンマ餌やイカ餌やキビナゴなどを持ち込んでみたり。
他にオキアミで狙う魚に対して、イカソーメンを持ち込んで、サンドイッチしてねらってみたり。
「こうすると餌のボリュームが増すので、青物に発見される可能性が増える」
「オキアミが針からとれてもイカソーメンがいるからエサもちがいい」
などなど。
本当のところどんな効果があるのかわからないものも、チャレンジしてみると、魚の反応が変わって刺激になったりします。
乗合船では道具もレンタルできますし、エサも支給されるので、魚を持ち帰る手段だけ考えれば釣りというものが成立します。
が、とくに男性陣としてはいろいろ工夫したいんじゃないでしょうか。女性でも工夫好きな人は、ただおかれた状況で釣りをするのではなくて、自分で工夫をして釣りたいんじゃないでしょうかね。
カスタムってやつなのかもしれません。
俺の竿だから。
俺のエサだから。
俺の技術だから。
そういったみんなの色=エゴがでるから、釣りのおもしろさがさらに深まっていくんだと思うんですよ。
肝が決め手。冷凍スルメイカで身餌をつくる
今回用意したのは冷凍スルメイカです。
用意といっても、去年にアナゴのブッコミ釣りをしようとおもって冷凍庫の奥底に保存しておいたものが発掘されたんですがね。
船上冷凍もので、2杯で500円ぐらい。解凍すれば刺身でも食べられる品質です。
まずカチコチなので、水をかけて、しばらく解凍。
よみがえるスルメイカ。
スルメイカの肝は立派
胴体を引き抜き、筒状の身から透明な骨をぬきます。
それぞれの部位を切り分ける。
今回カサゴの船釣りなので、食い込みを考えるともうちょっと小さく細く切ったほうが食い込みはいいんです。が、一度カットすると大きくはできないので、やや大き目に仕上げて、それを船上で適宜刻んで使うことに。
カサゴ釣り以外にも、アナゴや、クロアナゴ、エイ、サメあたりにもやや太目のほうがよいわけです。
スルメイカ一杯で十分な身餌ができるので、いろいろとつかえるようにしておくのが経済的・合理的ってわけですよ。
肝まみれでフィニッシュ(+ナンプラーと味の素)
これがスルメイカの肝。
塩辛のときに使う部位なんですが、スルメイカのものはご立派です。
一身これ胆なり。ってやつか。
冷凍品でも肝はしっかりしているので、スライスしてレモンをかけてたべても旨いです。
もしく肝を醤油にとかしてイカ刺しをたべてもそれはそれでうまい。
エサづくりでは肝は皮をやぶって、扱き出します。
この通り、バットにすべての登場人物がそろったぞ。
味の素とナンプラーをいれつつ、肝和えにする。
ぷーん。
めっちゃ臭。
これが海中で潮にのって周囲のカサゴを呼び寄せるわけですよ。
しかも、針持は、鯖餌とは比べ物にならない強さ。
塩辛とちがって、塩で締めてないので、よりナチュラルな動き。
勝ったな。
もう、出陣前に勝利だな。
持ち運びはこの通り、ジップロックSサイズに。ジップロックじゃなくてダイソーのアイテムだけど。
今回三人でつかうので半分冷凍に。
ではでは。
平田(@tsuyoshi_hirata)
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