みなさんこんにちは、jomoです。
今回は東京湾のマダコについてです。
はじめてのテンヤスミイカ釣行で撃沈し、カワハギ釣りでは泣かされる下手っぴアングラーの私には珍しく、コンスタントに釣果を上げることができています。
2019年のシーズンも好調でした。
え?他人のドヤ記事など興味ない?気が合いますね、私もです。
ここは釣りメディアの良心こと「ORETSURI」です。ドヤではなく、個人的に有効だと考えているTipsをまとめてシェアしていきますよ!
2020年はマダコがどうなるかわかりませんが、次のタコシーズン向けに参考にしてみてください。でもちょっとだけドヤもさせてね。
昨シーズンのマダコ釣りを振り返ると…
2019年、東京湾におけるマダコ釣り船の釣果は良い意味で異常でしたね。
例年夏の盛期で「1人4〜5杯、良い時で竿頭がツ抜け、ボウズもやむなし」という釣り物がマダコ。ところが19年は、ツ抜けは珍しくなく、船宿の自主規定数である20杯を達成する人も続出。
そんな中私の実績は、次の通りでした。☆印を付けたのが、竿頭を取れた日です。
- 6月1日 4杯
- 7月7日 20杯(規定数MAX)☆
- 8月25日 3杯
- 9月7日 15杯☆
- 12月29日 7杯☆
※7月7日と8月25日はマゴチとのリレー船
※乗船したのはいずれもミナミ釣船
定員20人ほどの釣り船で、5回中3回の竿頭。なかなか効率の良い釣りができているのではないでしょうか。
これらの釣果を出すために意識していたことをまとめていきます。2019年のタコは簡単に釣れましたが、今年はどうなるか分かりません。厳しい場合にはぜひ実践してみてくださいね!
12月29日に釣れた大ダコ
ノウハウ1:釣況によってエギとテンヤを使い分ける
東京湾でも急速に普及してきた感のあるタコエギ。昨年の豊漁は、タコエギユーザーの拡大に拍車をかけたものと思います。
このタコエギ、非常にアピール度が高いのですが、根がかりしやすいのが欠点。特に2本付けはよく根がかります。その一方、湾奥から出船するマダコ船では、人工構造物などガリガリの激しい根を狙うことがあります。
こんな時は速やかに手釣りのテンヤに切り替えるようにしています。
ヤマシタの遊動式タコテンヤ「タコ掛のりのり L-50」
手釣りテンヤを使えば根がかりがなくなるというわけではありませんが、以下の二つのメリットがあります。
- 根がかりしにくい状態で根を攻められる
- 根がかりそうな時に即座にかわせる
海底から見た時のテンヤの面積を小さくすることで、根から脱出しやすくする戦法
一つ目は、この図のようにテンヤを立てて針の部分で海底に触れていくことで、根がかりを避けていきます。
心配なのはテンヤが海底から離れている時間があることなのですが、この方法でもタコは乗ってくるのでご安心ください!
二つ目は、手釣りならではの長所です。
テンヤが着底した際、硬い根の感覚があったら即反応で仕掛けを上げ、根がかりを回避してから一つ目の釣り方に移行できます。もちろん竿でも回避できるのですが、しなりがある分、実際に仕掛けが上がるまでタイムラグが発生してしまいます。
根がかりは長年にわたり分解されないゴミを釣り場に残すことになります。さらに、貴重な釣り時間のロスにもなります。仕掛けの結び直しをしている間があれば一回でも多く誘いができるよう、根がかりを避けていけるといいですよね!
ノウハウ2:かかりによってはタモ網をあえて使わない
返しのない針を使うタコ釣りでは、海面でのバラシを防ぐためにタモ網を使うのが一般的。
ただこのタモ網、結構針に絡むんですよね。エギを2本付けなんかしている時は、釣りへの復帰までに数分間取られたりします(不器用な私だけ?そうでないと信じたい…)
1杯タコが釣れたということは、その筋にはまだタコがいるはず。一刻も早く釣りに戻りたいけど針が絡んで取れない!
こんな事態を防ぐため、しっかりとフッキングできていればタモ網の要請はしないようにします。タコが海面近くまで上がってきたら、針のかかり具合を見ます。
脚の根元に近い吸盤側にしっかりとかかっていれば、そのまま抜き上げてしまいます。かかりが浅い、または体表側や脚先にかかっている場合は周囲にタモ網のお願いをします。
なお、良いところに深くがっちりかかっていてもタモ網を入れてもらえた場合は、満面の笑みでお礼しましょう!
ノウハウ3:エギには生エサを装着
タコエギには、鶏皮を巻くようにしています。
これは関西でタコ釣りをした時に教えてもらったテクニックなのですが、アワセを入れる前にタコがエギを離してしまうことがなくなります。
タコがエギを抱いてくる確率が上がるようには感じられませんが…。釣った後の鶏皮を見ると、穴が空いていることも。タコが鶏皮をかじっているのでしょうか。
ちなみに鶏皮は、エギのシンカー部分に引っ掛けた輪ゴムで巻いて固定します。
鶏皮を装着した浜田商会のタコエギ 「サイコオクトパス」。ネーミングセンスが好き
鶏皮のサイズは幅1cm、長さ4〜5cmほど。エギの浮力バランスを乱さないよう、コンパクトなものにします。
マダコ解禁まであと5ヶ月
3つのコツのうち、1.と2.で釣りの時間を長くし、3.でフッキングの確率を上げるイメージです。試してみて何か思うことがありましたら、お気軽にコメントください。
6月1日(予定)の湾ダコ解禁が今から楽しみです。皆さんにも私にも、大きなタコが釣れますように!
寄稿者
jomo
東京湾・相模湾で船釣りがメイン。小物釣りなら何でもウェルカム。江戸前物としてカテゴライズされるマダコ、マゴチ、スミイカあたりの船が好き。