水深50mぐらいまでのライトな船釣りをはじめて、カウンター付きでない手巻きリールを買うとき。
安価な入門アイテムとして一番オススメなのがシマノの「ゲンプウ」シリーズということをORETSURIでは何度も伝えてきました。
安い、ちゃんと使える、堅牢、デザインもクール。
ところが、最近、ORETSURI経由の釣り具購入をみていて思うことがあるんです。
それは、Amazon経由でなぜか旧型ゲンプウが継続して売れているということです。
▼なぜ「どんな釣り具が売れているのかわかるか」については以下の記事をご一読ください。
ゲンプウは2020年モデルが出ていて、これまでのモデルより仕様上も使用感も優れているし値段もほぼ変わらないので買うなら新型がオススメという話をしたこともあります。
Amazonでは複数の「ゲンプウ」が販売されている
20ゲンプウ(左)と17ゲンプウ(右)
現在Amazonで販売されているゲンプウシリーズは以下の通り。
※XTのパワーハンドルモデルなど、さらに細分化できます
です。
Amazonの購入履歴をみていると、上位機種のゲンプウXTは旧型と新型の買い分けがきちんとされていて、新型のみが売れています。
Amazonでは新旧混ざってゲンプウが新品販売されている
ところがノーマルゲンプウについては新型・旧型の買い分けがうまくできていないように感じています。
本来性能面で全面的にアップデートされている2020年モデルではなく、2017年モデルが多く売れているのです。
さすがに2012年モデルは、やや割高価格(+2,000円程度)で販売されているということもあり、売れていません。
ではなぜ2017年モデルが継続的に売れているのかというと、Amazonのシステム以外には、ざっと以下の4要素がありそうです。
- 価格面:20ゲンプウより17ゲンプウが1500円ほど割安(右ハンドル)
- デザイン面:ビジュアルが2017年のほうが好みの人がいる
- 混同or認識不足:新旧の見分けがつきづらいので誤って購入している
- リンクの仕組み:ORETSURIの過去記事の商品リンクが「17ゲンプウ」だから
ゲンプウの旧型と新型の違いが分かっていて、あえてなんらかのメリットを感じて旧型を購入しているのであればよいのですが、新旧の見分けがついていないで購入している場合は、すこしもったいない気がします。
一番最後のリンクの仕組みもあると思います。
どうしても過去に発信した記事が検索されやすいというウェブの仕組み上、古い記事の商品リンクから「17ゲンプウ」に飛び、そこから、区別ができないで購入してしまうというわけです。
これについては随時リンクを書き換えていくものの、いきなり修正というのは難しいんですね。
なので、今回のような記事を書いているわけです。
新型の20ゲンプウが17ゲンプウより優れている点
旧型の17ゲンプウに対して、新型の20ゲンプウは以下の点で優れています。
20ゲンプウ(新型)
- 自重190g(-15g)
- PE2号が200m巻ける(PE2号+50m)
- 最大ドラグ力は5キロ(+0.5キロ)
- ハンドル1回転で59cmの巻き上げ(ギア比5.5)。PG(パワーギア)モデルのみでリリース
- 価格6,000円台(右巻きのAmazonでの価格)
- ハンドルがロング化(55mm。前作は51mm)
- EVA大型ハンドルノブを採用
まとめると以下の通り。
- 軽くなった
- 糸巻き量が増えた
- ドラク力もあがった
- 巻き上げ力が強くなり、巻き上げやすくなった
この通り、デザイン面や価格面を含まなければ、もちろん最新バージョンが優れているんです。
対応できる釣り物や釣り方の幅も増えています。
実勢価格は購入経路にもよりますが、1000~1500円程度UP。その時々の販売元によっても異なるんですが、Amazon以外に楽天やヤフーで購入したほうが安いこともあります。
デザイン面。
これは好みの問題ではあるんですが、全体的にマットブラックの新型ゲンプウのほうがシックに仕上がっている気がします。安いのに高級感すら感じたり。
よっぽど新型のデザインが嫌いであれば、旧型を購入ということもよいとは思うんですが、1000~1500円程度しか変わらないのであれば、新型を買うのがオススメです。
また、旧型を買うならば量販店で購入したほうが割安なことが多いです。
17ゲンプウは、いわゆる型落ちモデルなため、~50%程度値引き(3,000~4,000円台)で販売されていることも。
まとめ
今回は、シマノの人気リール「ゲンプウ」について17モデルを買っている人がけっこういるという点について、共有しました。
何が言いたいかというと、「あえて」ではなく、間違って買っている人がいるのであれば、新型の20ゲンプウのほうがいいよ。オススメだよということです。
また、「あえて」旧型を買うなら量販店や中古ショップにかなり安いのが出ています。なので、あえて新品を買う必要もないんじゃないかなと。
今後、みなさんが買っている釣り具についてもこのように思うことを発信していければなと思います。
ではでは。
平田(@tsuyoshi_hirata)
関連アイテム
▼新型ゲンプウは以下の通り。購入する際は間違いないように「20ゲンプウ」「20ゲンプウXT」というように表現されます。「17ゲンプウ」「12ゲンプウ」などは旧型です。