人には「審美眼」と呼ばれる、美しいものと醜いものを見定める力がありますね。
持って生まれた感性もあるとは思うんですが、幼少期にどう育ったかも大きく影響している気がします。
親がなんでもかんでも「キモ!「触っちゃダメ!」」で済ましている家庭では、やっぱり子供も「キモ!」「触りたくない」っていうようになるんじゃないでしょうか。
これは親もその親からそういった取り扱いを引き継いでいるのでしょう。
魚介類についてのまなざしも同じです。
長細い魚、顔つきが特殊な魚、ぬるぬるがすごい魚、平べったい魚、色がカラフルで派手な魚。
なかには、一見してなぜそのような造形をしているかわからない種類もいたり。
多くの人が憧れ、もてはやす魚もいます。
よく売れている魚ですし、よく釣りの対象として狙われている魚でもあります。
見た目もいいし、味もいい魚があてはまります。
たとえば、マダイ、ヒラメ、青物、シロギス、などなど。
SNSに投稿しても、映えるし、釣り物としても楽しいし、食べても旨い。
▼同じ魚でも、「いいね」の数が異なるのがフツー
【魚の魅力について】
シロギスとホシササノハベラだといいね数にこれだけの差があるんですよね。投稿時間もあるんですが。どちらの美しさや魅力も伝えていきたいなと。 pic.twitter.com/n8TFMlw926— 平田剛士|ORETSURI(俺釣) (@tsuyoshi_hirata) October 23, 2020
釣りをしていて、魚が釣れる。
すると、その種類によって対応を大きく変えて、「キモ!」といったり、魚を足蹴にしたりする人がいます。
食べもしないし、逃がしもしないアレです。
よく堤防の上で干からびているキタマクラ
フグの仲間とか「エサ取り」「雑魚」というカテゴリーに当てはまる魚はそうですね。
これはやっぱり、その人に「悪意」があるということだけではないんだと思います。
ではなにがあるのか。
多くの人が、息を吸って吐く、路上でタバコを吸って、なにも考えずにその辺にポイ捨てするレベルで行っているんじゃないでしょうか。
すっかり成人した人の感覚に対して、アレコレいっても仕方がないことなのかもしれません。
ただ、そばでみていてあまり気持ちがよいものではありません。
ORETSURIの情報発信は、「あしたの釣りをもっとワクワクさせる」を方針として行っています。
釣りで狙う先には魚などの魚介類がいるわけですが、よくターゲットにされている魚以外にも、世の中にはあんまり陽のあたっていない、いろんな生き物がいるわけです。
そういった魚の取り扱いに課題を感じている人もいるんだと思います。
ORETSURIでは、そうした課題をもっている人の子供や、まわりの人に、より多くの魚の魅力を知ってもらうための情報発信をしていきたいと思っています。
ハリ外しは本当に気を付けたいウツボ
はたして、海のギャング扱いされがちな「ウツボ」の魅力はどこにあるのか。
裏返すとユニークなアカエイ
堤防の重戦車「アカエイ」の歯は、なぜ洗濯板のような形状なのか。
よし、アタリ。カワハギ!?いや、俺、ホシササノハベラっていうもんです。
ちょい投げでよく釣れるベラって、よくみると模様がきれいだよな、とか。
いろんな魚の魅力を前のめりで伝えたい。
いろんな魚に注目するところで見えてくることがあるかも。
そんな想いでこれからも情報発信していきます!