こんにちは。上月です。
1ヶ月半前の釣行に引き続き、大原港のあままさ丸からLTヒラメに挑戦してきたんですよ。
今期3回目。
実のところ、昨シーズンまではシーズン中1、2回くらいしか足を向けてなかったんですよね。
ヒラメって、味は抜群だから釣りにいくけど、それ以外はどうだろうと。
泳がせなんて、ぶっちゃけほぼ運だろ。
そんなふうに考えていた時期が僕にもありました。ええ。
でもよく考えると、明らかに釣れている人と釣れていない人の差があるんですよね。
ヒラメは釣れる母数が少ないからあんま目立たないですが、差は明確にあると。
そんなわけで今期はハマりつつあるわけです。
まあ、それでも半分は「運かなー」と思う部分もありますけどね。
「乗船料」は前日に準備しておこうね
急になんの話だと。
まあ、落ち着いてください。
日曜日に行ったんですけどね、当日に財布をみたら現金が1万円しか入ってなかったんですよ。
今回は息子のポイントカード割引タイミングだったんですが、それでも二人合わせて1万9千円必要。
当然、お金を下ろさなきゃいけないわけです。
で、コンビニのATMでお金を下ろそうとしたら「ただ今の時間お取り扱いできません」とな。
確かに、普段使ってる某銀行は土曜深夜にシステムメンテナンスしてたなーと。
で、しゃあないから引き落とし用に使ってる、別の銀行のカードを挿入したんですね。
そしたら、「ただ今の時間お取り扱いできません」・・・
イ○ン銀行、おまえもか。
その時点で、「今日はもう詰んだな、恥を忍んで釣行後に下ろして持っていくしかないか」と思ったんですが、そういえば、あままさ丸はpaypayでも支払いできたなーと。
俺たちのpaypay。
というわけで、なんとか事なきを得ました。
まあ、結局paypayは残高0で、チャージするにも銀行のシステム止まってるんで、下船後にチャージして支払ったのはここだけの話なんで、周りの人には言っちゃだめですよ?
これ、知ってる船宿だからよかったんですけどね、初めての船宿でやらかしたら揉める可能性もありそうなので、自分への戒めを込めてここに記しておきます。
寝ても覚めてもヒラメを釣る息子
というわけで、当日の様子です。
仕掛けは、過去記事で紹介したものと同じものを6セット準備しました。
これまでの釣行で、一番釣果に差が出るのは状況に合わせた捨て糸の長さかなーと思ってるので、30cmと50cmを準備。
息子との二人釣行なので、30cmを僕が、50cmを息子にセットして、釣れ具合で調整していく作戦です。
自分のタックルを準備しーの。
息子のタックルを準備しーの。
僕はいつも通り235㎝のロッド、息子は190㎝のロッドにしました。
しましたというか、ヒラメに使えそうなロッドがこれだけって話なんですけどね。
でも、僕も前まで同じロッドでやっていたのでモーマンタイなはず・・・!
眠そうだな。
今回は左舷のトモから並びで2席、片舷6人でした。
5:30前後、いざ出船。
外房は朝早いので、暗いうちから海に出て、夜明け感を味わえるのがいいですよね。
まあ、画像は日の出に見せかけて、遠くの船が光ってるだけなんですが。
生簀にイワシが配られて、6:00釣り開始!
水深は終日15m~20m前後。
おーし。
内心テンション高くスタートしたんですが、開始早々ミヨシから2番目の方がシュモクザメを釣り上げたり。
ハンマーヘッド的なやつですね。
で、どうなるか。
歳末高切れ祭りですよ。
結果、息子を含めた3人がお祭りで高切れする事態になりました。
そんなことがありながら、開始40分ほどはうんともすんとも言わず、あたりの気配なく移動に・・・
いい空だなー。
この日は波も1m前後でかつ暖かく、12月にしてはいい釣り日和でした。
強すぎない風が終始ふいていて、横流しとしては悪くない日のはず。
さて、移動してから10分程度ですかね。
「うーん、こないなー。でも周りもほとんど当たってないみたいだし、今日はアレな日なのかなー」と思っていたところ、息子がおもむろにきき合わせを始めました。
お?
ほー、やるやん?サイズはあれだけど。
なるほどなるほど、道糸は長めがいいのかなー?
でも、まだ1匹だしなー。もうちょい様子みようと。
この時、僕にはまだそんな余裕があったんだな。
結局、この後1時間ほど沈黙が続くことに。
1回アタリはあったんですけどねー。乗せられず。
さて8時過ぎ、「さっぱりなんもこないなー、そろそろつらいなー、天気だけはいいなー」とぼんやり考えていた時、またロッドを立てて巻き始める息子。
ちょ。
ほほほ・・・
いやー、いいんじゃない?
やっぱり、子供には楽しい思い出になってほしいですしね。
まあ、サイズはちょっとあれだけど。
うん、僕は釣れてないけど、そんなこと気にしてないですよ?
というわけで、道糸は長めがよさそうなので、50cmに変更。
それ以降、アタリの頻度はあがったものの、乗らない。
途中から孫ばりを背がけ→腹掛けにチェンジしたものの、やっぱり乗らない・・・
ヒラメさんや、もっとガブといっていいんだよ?
息子はというと、またしっかり1枚追加。
え、画像?
そんなものありませんよ。
まあ、僕もちゃんと集中しなきゃなーと。うん。
で、9時半すぎた辺りから、かなり暖かくなり、息子は置き竿のまま就寝。
ポカポカしてる上に、もう3枚釣ってるからね、余裕だよね。
なんだこれは。
まあ、寝てる間に良型3枚釣って見返してやろうと内心意気込んでいたんですが、何気無しに息子のロッドをみてみると、
・・・あれ、なんか引いてる?
自分のロッドをホルダーに置き、息子のロッドをゆっくり合わせてみたところ・・・
釣れちゃった☆
ちなみに、さっきからヒラメの写真が全部in 生簀になっているのは、どのヒラメも孫ばりが口のさきっちょかスレがかりになっていて、プライヤーで掴んでぶらぶらするだけで、すぐ生簀に入っちゃってたんですね。
加えて、「このあと、いいサイズが釣れるはずだから、あえてちゃんと撮らなくてももいいかー」という根拠のない自信もありました。
ちなみに、ヒラメを針から外しているときに息子が起きてきて「あー、オラの竿が釣れたから、オラが釣ったやつだねー」と宣ってきたり。
うーん、釈然としない。
さて、また移動です。
このとき、息子が「あそこ、海の色が違ってるよ」と聞いてたきたんですよ。
ほー、いいところに気づいたなと思いながら「あれは潮目って言ってね、えーっと・・・流れが違う海水がぶつかるところにできるんだよ、多分。酸素やプランクトンが多くて、魚が集まりやすいらしいよ、メイビー」とふわふわした説明をしてしまいました。
ふわふわしてんなー。
あとで調べたところ、一口に潮目といっても色んな理由でできるらしいですね。
分かってるようで分かってないことって、意外と多いなーと少し反省しました。
父親の威厳はこの海のどこにいってしまったのか
さて、この時点での僕の心境はというと「1枚でもいい、小さくてもいい、わいにヒラメを・・・!」という悲痛なものに変わっていました。
どうしてもついばみが浅いようなので、次にアタリがあったらいつもより多めに糸を送り込んでやろうと。
で、きたんですよ。
何がって、アタリが。
「ヒラメ40なんて迷信だろ」と思ってたんですが、糸を送りこんで、本当に40秒くらい待って、ゆーっくりききあげたところ・・・
のった・・・!
「きたよきたよー!」と興奮しながら息子をみると、なんと息子もロッドを曲げて巻き時めてるじゃないですか。
息子よ、おまえもか。(本日2回目のブルータス)
「まあ、今回息子ばっか楽しんでるけど、親子でダブルヒットも悪くないじゃん?」と意気揚々とリールを巻いていたところ・・・
すぅっ・・・とな
ばれちゃった☆
え、息子はどうしたって?
ええ、しっかり釣り上げてましたよ。えらい。
もう満足したのか、また寝始めたり。
で、また寝てるところの置き竿にアタリがくるという・・・
しょうがないなー?
本当にしょうがないから代わりに釣り上げてあげようじゃないかー、と巻き巻きしたところ、水面近くでめっちゃ横に走りだす。
「これはイナダかな」と強引に引き寄せて、本日最初で最後のタモ入れをしてもらったところ・・・
THEドヤ顔。なんだ、その左手は
貴殿でしたか・・・・!(サゴシ)
たまにゲストで釣れているのは知っていたんですが、まさかこのタイミングで来るとは思わず。
これは嬉しいお土産。
そして11:30、悶絶の納竿・・・。
ずっと風に目があたって乾燥したのかな、お父さん涙が出てきちゃったよ・・・
結果、息子が自力で4枚、息子の置き竿で僕が釣ったのが1枚。
これ、中乗りさんに釣果報告するときにも、同じように伝えたんですよね。
中乗りさん「おとうさん、おこさんに全部もってかれてるじゃないですかー!」
僕「この子が4枚で、置き竿のときに僕が1枚釣り上げたんで、まあ僕が?1枚は釣った的な?あは、あはは・・・」
うーん、大人気ない。
まとめ
何故、息子ばかりが釣れたのか?
問題はそこです。どうなっているんだ。
まず、途中でステイトを50cmに変更してからは、僕にもアタリが出るようになったんで、前半はタナが違っていたんでしょう。
じゃあそれ以降、アタリを乗せられた息子と僕の違いはなんなのか?
今回、道糸/リーダーの太さ・仕掛けはまったく同じで、息子分のイワシも僕がつけていました。
なので、そこに原因はないと考えられます。
残りの違いはリールとロッドなんですが、乗るかどうかにリールは関わってこないので、原因はロッドなのかなと。
僕:極鋭 コンセプトゲームL MH-235AGS(錘負荷40-80号)
息子:アナリスター ライトゲーム73 MH-190(錘負荷30-80号)
どちらもダイワのロッドで、硬さは同じMH(ミディアムハード)表記です。
ただ、錘負荷が違うんですよね。
息子のアナリスターが30号からで、僕の極鋭は40号から。
最大負荷は80号で同じものの、同形状/号数のオモリをかついで比べてみると、アナリスターの方が曲がりやすく、やや持ち重りを感じます。
逆に、極鋭は100号を背負わせてアカムツ釣りに使ったこともあるんですが、普通に釣りができます。
長さの違いというのもあるんでしょうが、端的にいうと、同じ73調子MHでもアナリスターの方が少し柔らかいんでしょうね。
結果、食いの浅いアタリでも弾くことなく、うまいこと孫ばりがかかってくれたんじゃないかと。
確信はないですが。
というわけで、次回以降は一人釣行でもアナリスターを予備として持っていき、乗りが悪い日はそっちを使う作戦もありだなーと思いました。
最後に、この日の竿頭は息子だったようで、釣果報告ブログでも写真と共にしっかり掲載されていました。
こんな時、父親の気持ちは嬉しさ半分、悔しさ半分で構成されます。
うれしいんだ。
うれしいんだけどね。
ね。
まあ、これはまたヒラメ行かなくちゃいけないフラグが立ったってことで。
では!
当日のタックル
- ロッド:極鋭 コンセプトゲームL MH-235AGS、アナリスター ライトゲーム73 MH-190
- リール:シーボーグ200JL、レオブリッツ200JL
- ライン・リーダー:PE1.5号・フロロカーボン5号
- 仕掛け:ダイワ船ハリス6号+オーナー 鰯ヒラメ18号+カルティバ スティンガートリプル8号、ダイワ船ハリス3号(ステイト)
- その他:フィッシュグリップ、リチウムバッテリー