「アマダイ竿」の選び方とおすすめ13選!手感度と誘いの操作性が肝!

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アカアマダイ
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アマダイは「食」では関西で特に人気ですが、釣り物としては関東方面でも秋冬中心に人気が高い魚です。

今回はアマダイを効果的に釣ることができる船竿の選び方とおすすめを紹介します。

目次

ライトアマダイとノーマルアマダイについて

アマダイ釣りの誘い

近年はライトアマダイが人気。アタリも取りやすく、引き味もよい

アマダイといっても、地域・船宿によって釣り方が異なります。

関東エリアの場合、天秤吹き流し仕掛けが主要ですが、主にライトアマダイとノーマルアマダイに分かれます。

  • ライトアマダイ(LTアマダイ):オモリ負荷40号~60号程度にPE1.5~2号程度をつかい楽しむ釣り方
  • ノーマルアマダイ:オモリ負荷80号~100号程度にPE3号~をつかい楽しむ釣り方

ライトアマダイは旧来のタックルと比較してライトタックルを使うためそう呼ばれています。

軽めのタックル構成で手持ち竿で積極的に誘ってかける釣りがメイン。

竿もアタリをとりやすく、引き味も感じやすいのが特徴です。

ノーマルアマダイはノーマルタックルと呼ばれる、旧来のタックル構成で楽しむアマダイです。

比較的昔からアマダイを楽しんでいる釣り人が選ぶ他、潮が速い海域をメインに狙う船宿で用いられます。

アマダイ竿の選び方

アマダイ釣りの釣り座

長さ

2m前後の竿が扱いやすく人気です。

短すぎる竿はアマダイ釣りの標準仕掛け約2m(天秤)を扱いづらくなり、頻繁なタナの取り直しや聞き上げでの誘いがやりづらくなります。

うねりが強い海域や釣況の場合、置き竿用に3m程度の竿を用いる釣り人もいます。

自重

ライトアマダイの場合、1日中手持ちで誘いつづけるため、軽いほど扱いやすい竿です。

ライトなら100g前後の竿を選びましょう。

オモリ号数

ライトアマダイは40~60号程度、ノーマルアマダイは80~100号程度のオモリ負荷で楽しみます。

それぞれのオモリに対応している竿を選びましょう。

たとえば、オモリ負荷~40号の竿に40号オモリをつけるとオモリ負けしがちで、小型魚のアタリや底立ち(小突きの感覚)をとりづらくなります。

オモリ負荷については多少余裕がある竿を選ぶのがおすすめです。

40号オモリ指定の場合は~60号、もしくは~80号程度のオモリ負荷に対応した竿が適しています。

調子・硬さ

竿の調子は8:2もしくは7:3調子が適しています。

先調子のほうが、底取りのずれ(砂泥底に傾斜や穴がある)もなくなり、底上でオモリを小突いたり誘い上げる操作がやりやすくなります。

デメリットは、魚のアタリをはじきやすくなったり、かけた魚がバレやすくなる点です。

うねりが強く、船が上下する状況では6:4調子3m程度の長竿も用いる人もいます。

この場合、置き竿で3~3.5m程度の長仕掛けを底上で安定させるような意図があります。

手持ちで頻繁に誘い続けるなら~2m程度の先調子竿で、置き竿ならば3m程度の胴調子竿がよいと考えておきましょう。

地域にもよるのですが、たとえば相模湾のアマダイ船では、2m程度の先調子竿で誘い続けるのがトレンドで、大半の方がそうしています。

感度

釣り竿の感度は穂先の目感度と手元に伝わる手感度に分かれます。

アマダイ釣りでは、竿先に出づらい小型魚のついばみ(しばしばアマダイ以外の魚)を手感度で察知することが大切です。

針に餌がついていない「空針状態」を避けることができれば、結果的に釣果も上向くわけです。

<手感度につながる要素>

  • 穂先の素材
  • ブランク全体の素材(カーボン含有率が高いほど高感度)
  • ガイドリングやガイドフットの素材(カーボンフットなどはより高感度)
  • 竿の全長(短いほど高感度)

ブランク全体に加え、穂先の素材により感度は変わります。

穂先の場合、おおむね以下のような分け方ができます。

  • グラスソリッド:安価。低活性時のアタリを弾きづらい。手感度は普通。
  • カーボンソリッド:高価。低活性時にアタリを弾きやすい。手感度は高いが、アタリの振動が長続きしない
  • 金属系(チタン合金):より高価。低活性時にアタリを弾きづらい。手感度は高く、アタリの振動が長続きする

以上から、アマダイ釣りで感度を求める場合は、カーボンソリッドやチタン合金製の穂先を選ぶとよいでしょう。

おすすめのアマダイ専用竿12選

アマダイタックル

アマダイファンの竿をみると比較的ダイワが多い印象

各メーカーから販売されている船竿のうち、アマダイに適しているアイテムを紹介します。

ダイワがもっともアマダイに力を入れており、シマノはライトゲームロッド主体の展開です。

船上ではダイワの竿もしくは、各社のライトゲームロッドをメインに見かけるはずです。

ダイワ

ダイワの汎用竿ライトゲームXでは73もしくは82調子のMもしくはMHのモデルがアマダイに適しています。

オモリを小突いたり、仕掛けを誘い上げて落とすような操作は73より82調子、MよりはMHクラスのほうがやりやすいです。

人気のアナリスターシリーズはダイワの船竿では中堅クラスに位置しています。

アナリスターでアマダイに適している竿は主に3つです(実際には他にもありますが、後述)。

1つ目がアナリスターライトゲームの73か82調子のMかMHクラスです。

ライトアマダイであれば、おすすめは82 M-190・Yです。

カーボンソリッドの穂先が細かいアタリを拾え、操作性も高いです。

次にアナリスターアマダイとアナリスターライトアマダイが専用設計で人気です。

シーズン中にアマダイを頻繁にやる場合はアナリスターライトアマダイを選び、ノーマルタックルならアナリスターアマダイを選びましょう。

たまにやる程度であれば、アナリスターライトゲームの73もしくは82Mの汎用性に投資したほうが合理的です。

メタルトップと呼ばれるチタン合金穂先をつかった竿はメタリアアマダイと極鋭アマダイの2種類です。

前者はノーマルタックル系の仕様1モデル、後者は2モデルともにライトアマダイに専用設計されていて軽量・高感度。

シマノ

シマノのカタログにはライトアマダイに適したベイゲームXアマダイ180がありますが、現在は、ほぼ店頭にありません。

メーカーのマーケティング手法として、専用竿よりライトゲームロッドに重きがあり、アマダイ専用竿は重視していないことがラインナップから伺えます。

シマノのロッドでアマダイ狙いをしたい場合、ライトゲームロッドの82もしくは73調子のMH~Hクラスから選ぶのが最適です。

操作性なら82調子、食い込みもふくめてのバランスなら73調子が汎用的です。

尚、同社のライトゲームロッドはBB、SS、CI4+、エクスチューンの順にハイスペックになっていきます。

大まかな差は、グラスソリッドティップのライトゲームBBを基準にすると、以下の通りです。

  • ライトゲームBB:グラスソリッドティップ、従来のグリップ
  • ライトゲームSS:グラスソリッドティップ、Xシートエクストリームガングリップ→グリップの持ちやすさに優れる。オールSiCガイド
  • ライトゲームCI4+:カーボンソリッドティップ、Xシートエクストリームガングリップ→手感度が上がる
  • ライトゲームエクスチューン:カーボンソリッドティップ(短)、Xシートエクストリームガングリップ+カーボンモノコックグリップ→手感度がさらに向上

※アマダイは電動リールメインですが、手巻きでやる場合、特にXシートエクストリームガングリップが快適です。

手感度を向上したい場合、カーボンソリッドティップのライトゲームCI4+以上がおすすめです。

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アルファタックル

アルファタックルは各釣り物で専用竿を多く出しているメーカーです。

ライトアマダイ向けにフネタツシリーズが1種類あるのと、ライトゲームFTの73もしくは82調子のMHクラスがアマダイに適しています。

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アブ・ガルシア

アブからは黒船シリーズでアマダイロッドが販売されています。

60~80号程度のオモリ負荷に適していて、しなやかなグラスソリッドティップに強めのバットが特徴です。

どちらかというと、ノーマルタックルよりの設計です。

アマダイに代用できる竿

アマダイ

最後にアマダイ狙いに代用できる船竿を挙げておきます。

あえて専用竿を買わなくても十分釣果はあげられます。まずは手持ちの1本で挑戦してみるのも一つですね。

ライトゲームロッド

前述の通り、ライトゲームロッドの7:3~8:2調子でMからHクラス(オモリ負荷MAX80~100号前後)であればアマダイに適しています。

タチウオ竿

天秤もしくはテンヤタチウオ用の8:2調子のタチウオ竿もアマダイに適しています。

小突いて誘い上げて釣るような動作はライトゲームロッドより操作性高くできるため、玄人にも人気です。

その他

東北エリアの小突き用カレイ竿や、エギタコ竿(やや固め)もアマダイに適しています。

まとめ

カイワリ・アマダイ五目の釣果

今回はアマダイ釣りに適した船竿の選び方とおすすめを紹介しました。

これからアマダイをはじめる場合、まず手持ちにライトゲームロッドやタチウオ竿があれば、そこからチャレンジしてみましょう。

その後、より誘いやすくアタリがとりやすい竿などの必要性を感じた場合、アマダイ専用竿やハイスペック竿を選んでいくのがおすすめです。

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